量産型百式改

量産型百式改
外国語表記 M.P.T.Hyakushiki-Kai
登場作品
デザイナー 藤田一巳
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スペック
分類 攻撃用量産型モビルスーツ
型式番号 MSR-00100S
頭頂高 19.2m
本体重量 39.2t
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
所属部隊 フレスベルク隊
主なパイロット マーティン・マータフ
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概要 編集

エゥーゴのエースパイロット向けに百式改の量産を目指してアナハイム・エレクトロニクス社が開発したモビルスーツ

一部にベース機の機能を残しつつコストダウンを図っており、頭部と肩部アーマーは百式改のユニットを用いているが[1]、それ以外の部位は百式のものに差し戻されている。バックパックも高機動デバイスから百式と同型のバックパックをバインダーをオミットした上で採用していた。

開発ベースとなった百式改と比較するとかなりシンプルな構造で、余剰装備を徹底的に廃した合理化が施されている設計思想が百式に差し戻された事が如実に現れている。

試作された機体は当初の予定を満たし、生産性と機体性能の折り合いがついたと言われているが、最終的に計画自体が凍結され、生産ラインに乗ることのないまま幻の機体に終わったとされる。

登場作品と操縦者編集

Ζ-MSV
出典元。『Ζ-MSV』で非常に人気が高かった百式改を商品化するにあたり、当時発売されていたハイコンプリートモデルの百式とB-CLUBから発売された改造パーツを使ってその雰囲気が楽しめるよう設定された機体である。
解説では、量産型Ζガンダムと次期主力機の座を争って勝利したが、実際に配備されたかどうかは不明で、一説にはグリプス戦役時は可変モビルスーツの全盛期であったが故に結局量産される事はなかったとされている。
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
パイロットはマーティン・マータフ
ガンダムデルタカイとの技術比較検証用としてマリアナ基地に1機が配備されており、デルタカイがレイヴン隊に渡ってからはフレスベルク隊の戦力として運用されている。ティターンズ残党等の武装勢力と戦ったが、デビルズ・ネストでの戦闘で恐怖から動けなくなってしまったペスコ・リンガ量産型Ζガンダムを庇って大破した。ダメージはコクピットにまで達していたものの、マーティンは右目を負傷しただけで済んでいる。
機動戦士ガンダムUC テスタメント
『デルタの鼓動』にて百式の系譜の一つとして登場している。

装備・機能編集

特殊機能編集

換装
両肩に搭載されたハードポイントを介して武装を換装可能。

武装・必殺攻撃編集

パルス・レーザー砲
頭部に2門内蔵されているレーザー砲。
ビーム・ライフル
百式用に開発された携行武装。一年戦争時に一部の部隊で使用された物を基にして出力を向上させる等の改良を加えた結果、数倍にまで性能が跳ね上がっている。銃口からはビームサーベルも形成可能。
ビーム・サーベル
リアスカートに2本マウントされている接近戦用の武装。リック・ディアス用に開発された物を流用しており、本体部と同じエマルジョンの塗装剤を使用している為に金色となっている。デバイスは新規に開発され、性能自体は従来の物と大差ないがビーム発振ユニットの歩留まりが安定しているとされる。
クレイ・バズーカ
エゥーゴの汎用バズーカ。敵機そのものの破壊ではなく内部メカの破損等を目的としており、様々な弾頭を発射できる。通常弾も発射可能。非使用時にはフックを用いてバックパックに懸架される。

オプション装備 編集

ビーム・ガトリングガン
ハードポイントに装着されるオプション武装。2基まで装備可能。
元々は模型誌『B-CLUB』第3号に掲載された百式改の表紙イラストとそのラフ画に「ガトリングガンポッド」として描かれていたもの。『B-CLUB』第22号に本機のイラストが掲載された際に右肩に装備しており、現在では百式改のビーム・ガトリングガンと同じ兵装として扱われている。

その他 編集

ハイパー・ビームサーベル
量産型ΖΖガンダムのオプション・ウェポン・ポッドに搭載されているビーム・キャノンを取り外し、接近戦用の武器と使用したもの。
マーティン機がデビルズ・ネストでの戦いでハンブラビに全ての武装を破壊されたため近くにいたブレイア機から強引に借り受け使用したが、直後にシステムがエラーを起こし、再起動のため一時的に動作不能状態に陥った。

対決・名場面編集

関連機体編集

百式改
原型機。量産型百式改は、この機体の一部構造を百式に差し戻す形で再設計された機体である。
百式
百式改の原型機。量産型はこの機体のローコストモデルをベース機としているとされる。
量産型Ζガンダム
同時期に開発されていた競合機。

商品情報編集

ガンプラ編集

フィギュア編集

資料リンク編集

リンク編集

脚注編集

  1. ただし、百式改の頭部にあったロッドアンテナは量産型ではオミットされている。