EZMA-S01 カオスレル (Chaosrel)
- 登場作品:機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- デザイナー:めいくう(カオズレール原案)、宮脇信貴(マリオネット型無人MS原案)、長谷川裕一(再構成・デザイン)、宮崎真一(再構成・デザイン)
- 分類:マリア・エル・トモエ専用モビルアーマー
- 装甲材質:不明
- 全高:不明
- 全長:200m
- 重量:不明
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:不明
- スラスター総推力:不明
- センサー有効半径:不明
- 開発組織:エル・ザンスカール軍
- 主なパイロット:マリア・エル・トモエ、サイキッカー×12
エル・ザンスカール軍のモビルアーマー。マリア・エル・トモエの専用機として極秘裏に開発されていた機体である。厳密に言えば、MAというよりもかつて木星帝国が開発・運用したモビルシップに近い存在となっている。
エル・ザンスカール軍の旗艦及びミダスの母艦としての役割が与えられているが、主な役割は「死者の軍団」を作り出し操る事にある。ミダスがミダス・タッチ・フラッシュシステムで敵機の動きを止めた後、機体に搭載された多数のギムレット・ビットを打ち込んで宇宙細菌「エンジェル・コール」でパイロットを溶かし、制御を行う。敵機の制御にはトモエの強力なサイキック能力を用いているが、同乗している12人のサイキッカーを使って能力を増幅・分担する事でより多くの数を制御可能となっている。なお本機は200mという巨体を持つが、その総質量の4割はこのシステムの為のコンピューター等が占めている。
巡航形態からMA形態への変形も可能で、多数のビーム砲と大型のフレキシブルアームによる攻撃力、金色の耐ビームコーティングによる防御力を兼ね備えている事から通常戦闘も問題なくこなせる。
本機は『サーカス部隊MS募集』企画でアイデア賞を受賞した「カオズレール」と「マリオネット型無人MS」の持つギミックを再構成してデザインされた機体である。ただしサイズの大型化等によってイメージのみを残し、デザインはかなり改変されている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- パイロットはマリア・エル・トモエと12人のサイキッカー。
ザンスカール正規軍のMS部隊やサーカス、海賊軍と交戦し、ザンスカール機やバンゾ、バイラリナをキゾのミダスが停止させた後、ギムレット・ビットで手駒へと変えていった。リガ・ミリティアの部隊とも戦ったが、この時はミダスがセンサーの片方を破損していたせいでミダス・タッチ・フラッシュシステムが使えなかった為に手駒にはせず、そのまま全滅させている。
海賊軍がソーラ・システムを使用した際には細菌で汚染されたアマルテア級をエンジェル・ハイロゥにぶつけようとしたが、マンサーナ・フロールの突撃によってダメージを負う。しかしビットでクルーの一部を細菌に変えると共に艦の制圧に成功。最後はコーシャのディビニダドと交戦して致命傷を負わせるも、自身もマンサーナ・フロールの艦首部に叩きつけられて大破し、行動不能となった。
装備・機能
特殊機能
- 対ビームコーティング
- 全身に金色のコーティングを施してビームへの耐性を高めているが、どちらかというと趣味の傾向が強いとされる。
- 変形
- 巡航形態からMA形態に変形可能。
武装・必殺攻撃
- 大型ビーム砲
- 左右のフレキシブルアームの体節に4門ずつ、頭部に2門の計10門を内蔵している。
- 格闘
- フレキシブルアームによる格闘戦を行う。その巨体故に艦艇を一撃で破壊できる程の威力がある。
- ギムレット・ビット
- 機体の内部に大量に搭載されている無線式の誘導兵器。通常のビットやファンネルとは異なりビーム砲は搭載されておらず、本体からの感応波を受信する装置が組み込まれている。これを敵機のコクピットに打ち込んだ後にトリモチで固定し、トモエが12人のサイキッカーを通して感応波で操る事で自身の戦力として利用する。理論上は120機までコントロール可能であり、近づいてきた敵機を次々と戦力に変えられる上、多少撃破されても全く問題にはならない。更に敵パイロットはビット内部のエンジェル・コールを打ち込んで溶かす事ができ、これによってMSを動く細菌弾として使う事も可能である。
なお、このビットは推進方向への非常に高い貫通力を有しているが横からの衝撃にはほぼ無力であり、軸線が僅かにずれただけで分解してしまう程に脆い。故にミダスが停止させた機体にのみ使用する事が前提となっている。