ラプターブルー隊
ラプターブルー隊 編集
地球連邦軍所属の輸送船フレフォッセを母艦とするモビルスーツ部隊。部隊名は一年戦争時にホワイトベース隊(第13独立部隊)の一員として活躍したスレッガー・ロウのパーソナルマークである「青地に描かれた鷲」に肖っている。部隊には胸部を青く塗装したジムIIが配備されている。
宇宙世紀0095年にインダストリアル7近郊のアナハイム工専実習場にて実習の警護を担当し、途中、アナハイム社からの圧力もあってエンデのジムIIが実習生の整備用に貸し出され、エンデがその指導にあたった。
しかしその最中、実習場を標的としたジオン共和国軍の風の会による襲撃が発生。警備を続けていたユーディンが乗機ごと拘束されてしまう。一方のエンデは出撃しようとするも、乗機が整備中だった事が災いし頭部が外された上にサブカメラすらほとんど機能していない状態での出撃を余儀なくされそうになる。しかし、実習生の1人、フィナル・カウントレスのアイデアにより施設内に設置されていた実習用のレプリカガンダムヘッドを急ごしらえで装着。実戦経験の無い共和国軍に対し、実戦経験の差とガンダムを想起させる姿による心理効果も相まってユーディンの救出と共和国軍の撃退に成功する。
その後、事件は公的にはジオン共和国や風の会の関与も一切ない単なる宙賊のテロとして扱われ、エンデ達の活躍も表沙汰になる事は無かった。しかし、一部実習生達の噂により「第二次ネオ・ジオン戦争で行方不明となった英雄アムロ・レイはかつての愛機に搭乗し人知れず市民を守っている」という伝説が生まれ、ドキュメンタリー番組「E.F.F. 星月の欠片」最終回でも取り上げられている。
部隊は事件後に解散し、部隊員はロンド・ベル隊のネェル・アーガマに配属される事となった。その時期のロンド・ベル隊は独立部隊という側面から体の良い厄介払いという側面があったともされるが、その後ネェル・アーガマは宇宙世紀0096年に発生したラプラス事変に巻き込まれ、結果としてエンデは軍の思惑が一番深く淀んだ事件に最後まで関わる事となった。
登場作品 編集
- 機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
- 初登場作品。第6話に登場した。
部隊員 編集
- エンデ・アベニール
- ラプターブルー隊の一員。
- ユーディン・トーパナム
- 同上。エンデの同僚。
- 上官
- エンデの上官。エンデに実習生の整備用に乗機を貸し出すよう伝えた。
保有戦力 編集
- ジムII (ラプターブルー隊カラー) ×2
- 輸送船フレフォッセ