アプサラス計画(Apsalus Project)
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』で実施された、ジオン公国軍のジャブロー侵攻用モビルアーマーの開発計画。
本計画はMAに高出力のメガ粒子砲とミノフスキークラフトを搭載し、地上から成層圏まで上昇し弾道軌道でジャブロー上空まで侵攻後に降下、メガ粒子砲でジャブローの岩盤ごとその地下施設にダメージを与える事をコンセプトとしていた。
ギニアス・サハリンの立案した計画案はデギン・ソド・ザビの後ろ盾によって承認され、実機の建造はラサの秘密工場基地で行われた。しかし、計画はサハリン家再興の妄執に取り憑かれたギニアスによって軍の意図した戦略から離れた形で遂行されるようになり[1]、計画の中止を訴えるユーリ・ケラーネを謀殺する等その妄執はエスカレートしていく事となり、最終的にギニアスがアプサラスIIIと運命を共にした事で計画は頓挫した。
なお、理論上は地球上のあらゆる場所からジャブローへの直接侵攻が可能であったとされており、連邦軍のシミュレーションではアプサラスが本来の用途に使用された場合、宇宙・地上双方からこれを止める事が出来ずにジャブローへのダメージは免れないとの試算を出している。