シルエットシステム(Silhouette System)
ザフト軍が開発したモビルスーツ用の武器換装システム。ウィザードシステムを発展させたもので、専用無人機「シルエットフライヤー」によって母艦から戦場まで牽引され、帰投しなくとも換装が可能。開発に際してストライカーパックシステムやミーティアなどのモジュール構想も参考にされている。
シルエットシステムもウィザードシステムと同じくユニウス条約で定められた「MSの保有上限」に対応するための物であり、用途に応じた複数の装備を用意する事で単機で補完しきれない機能を分割するという意味合いがある。ウィザードシステムと同じくバッテリーは搭載されていないため行動時間は延長されないが、これはデュートリオンビーム送電システムを使用することを前提としているためであり、システム対応の母艦と行動する必要があるものの、継戦能力は向上している。
登場作品
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- インパルスガンダムに採用されている。
シルエット一覧
- フォースシルエット
- 高機動戦闘用シルエット。宇宙や大気圏内を問わずに高い機動性を発揮する。
- ソードシルエット
- 格闘戦用シルエット。近接戦闘用の装備が追加され、対艦戦闘や対MS戦闘に特化している。
- ブラストシルエット
- 砲撃戦用シルエット。遠距離攻撃用の武装が追加され、対艦戦闘や対要塞に特化している。接近された際の対策として近接武装も装備される。
- デスティニーシルエット
- 上記3つのシルエットの機能を1つに統合した万能型シルエット。機能を集約した結果エネルギー効率が低下しており、この換装システムの意義も薄れてしまっている。
- カオスシルエット(仮称)
- カオスガンダムの装備をシルエット化した物。MA形態になる際にレッグフライヤーを切り離す必要があるなど構造的に無理があり実現には至らなかった。
- アビスシルエット(仮称)
- アビスガンダムの装備をシルエット化した物。他の構想に比べると構造的な問題はなかったが、実現されていない。
- ガイアシルエット(仮称)
- ガイアガンダムの装備をシルエット化した物。分離機構と可変機構の両立は無理があり実現されなかった。
- デスティニーRシルエット
- デスティニーシルエットにシルエットフライヤーの機能を統合したもの。実はシルエットではなくストライカーであるが関係は深いため記載する。
対応機
- インパルスガンダム
- この機体で試験されていたため上記のシルエット全てを装備している。
- デスティニーインパルスガンダムR
- 機能的に他のシルエットも装備可能ではあるが、デスティニーRシルエットに特化した改良が施されているため装備は確認されていない。
- ガンダムアストレイ アウトフレーム
- マルチパックを装備した状態で装備可能で、ブラストシルエットとデスティニーシルエットの装備が確認されている。
関連用語
- ウィザードシステム
- このシステムの前身となった武器換装システム。
- ストライカーパックシステム
- 参考とした武器換装システム。支援機を用いる事で母艦でなくとも換装可能な点など多くの点で共通点がある。