トリントン基地
トリントン基地(Torrington Base)
オーストラリア東部に位置する地球連邦軍の基地。元々はシドニー北部の内陸部に位置していたが、一年戦争序盤のコロニー落としによりシドニー周辺が壊滅した為、海岸部に近い立地となった。
表向きは戦略的価値の低い後方基地とされているが、施設内には核弾頭の貯蔵施設を有している。また、一年戦争後はコロニー落としの影響で周辺人口が極端に減少した為、廃墟と荒野が広がっていることを活かし、新型機のテストも行われた。
近隣には本基地の防衛を担っているチャールビル基地があり、宇宙世紀0096年にはシドニー湾に湾岸基地が設立されており、両基地との間には市街地が広がっている等、復興が進んでいる様子が見て取れる。
登場作品
- 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
- 時系列的には最初に当基地が登場した作品となる。チャールビル基地がジオン軍部隊の襲撃を受けている最中に核貯蔵施設の存在を嗅ぎつけた局地戦戦技研究特別小隊「マッチモニード」によって占拠されたが、そこに(ヴィッシュ・ドナヒューの工作によって手引きされた)ホワイトディンゴが駆けつけ、アニタ・ジュリアンのハッキングによってコンピュータロックの解除に手間取っている隙に基地を制圧したドム部隊は無力化され、核奪取の危機は免れた。
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初登場作品。ガンダム試作2号機の運用テストを行う為に貯蔵されていた核弾頭が2号機に搭載されるが、核弾頭搭載直後にアナベル・ガトーによって2号機は強奪され、デラーズフリートの強襲を受けて多大な被害を受け、基地司令官のホーキンズ・マーネリーも戦死した。
- 機動戦士ガンダムUC
- この時代のトリントン基地の重要度は低く、配備戦力も一年戦争グリプス戦役で使用された旧式機もしくはそれ以前の兵器が主体。元ティターンズ将兵や左遷組や軍のはみ出しものらが勤務する中でジオンによる3度目の襲撃を受けた。OVA版ではラプラス・プログラムの指定座標の1つとなり、湾岸基地からトリントン基地に向けて進軍したシャンブロの暴走によって市街地にも被害が及んでいる。
関連人物
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
- ニアーライト
- マッチモニード隊長。核貯蔵施設の存在を嗅ぎつけ、隊を率いて当基地を襲撃した。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- ホーキンズ・マーネリー
- 基地司令官。デラーズフリート襲撃の際に司令室ごとザメルの砲撃を受け、戦死した。
- コウ・ウラキ/チャック・キース/ラバン・カークス/ディック・アレン
- 基地所属のテストパイロット。ラバン、ディックはデラーズフリート襲撃時に戦死。コウ、キースの二人はガトー追撃の為にアルビオンに転属した。
- サウス・バニング
- 元不死身の第4小隊所属の戦闘教官。2号機追撃戦で負傷するが、その後MS部隊長としてアルビオンに乗艦。
機動戦士ガンダムUC (小説版)
- ホズミ
- ガンキャノン・ディテクターのパイロット。名前のみ登場。ドワッジにディテクターのコックピットごと貫かれ戦死。
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
- ディエス・ロビン (ドナ・スター)
- MS整備士。その正体は元ティターンズ所属のドナ・スター。技術試験計画の立案者であり、バイアラン・カスタムの改修計画の中心人物。
- ビア・キャトリエム
- MSパイロット。バイアラン・カスタムのテストパイロット。
- ゼフテラ・ベルク (セラテラ・ベルク)
- MS技術試験計画の計画責任者。
保有戦力
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
- ジェットコアブースター
- ニアーライトが基地から脱出する際に使用。