「グレイズ改」の版間の差分

タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(4人の利用者による、間の8版が非表示)
1行目: 1行目:
== EB-06/tc グレイズ改 (Graze Custom) ==
+
{{登場メカ概要
 +
| 外国語表記 = Graze Custom
 +
| 登場作品 =[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
 +
| デザイナー = 海老川兼武
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
+
{{登場メカ概要
*デザイナー:海老川兼武
+
| タイトル = スペック
*分類:主力量産型[[モビルスーツ]]
+
| 分類 = 量産型[[モビルスーツ]]
*装甲:[[ナノラミネートアーマー]]
+
| 型式番号 = EB-06/tc
<!-- *頭頂高: -->
+
| 全高 = 17.9m
*全高:17.9m
+
| 本体重量 = 28.2t
*本体重量:28.2t
+
| 主動力 =[[エイハブ・リアクター]]
<!-- *全備重量: -->
+
| フレーム = [[グレイズ・フレーム]]
*主動力:[[エイハブ・リアクター]]
+
| 装甲材質 = [[ナノラミネートアーマー]]
<!-- *ジェネレーター出力: -->
+
| 開発組織 =[[ギャラルホルン]]
<!-- *スラスター総推力: -->
+
| 改修 = [[鉄華団]]
<!-- *センサー有効半径: -->
+
| 所属 = [[鉄華団]]
*開発組織:[[ギャラルホルン]](ベース機)、[[鉄華団]](改修)
+
| 主なパイロット = [[昭弘・アルトランド]]
*主なパイロット:[[明弘・アルトランド]]
+
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[鉄華団]]が保有する[[モビルスーツ]]。[[ギャラルホルン]]から鹵獲した[[グレイズ|グレ]][[グレイズ (指揮官機)|イズ]]2機を使い[[ナディ・雪之丞・カッサバ]]や[[ヤマギ・ギルマトン]]らが改修を行った機体である。<br />[[クランク・ゼント]]の一般機と[[オーリス・ステンジャ]]の指揮官機の流用可能なパーツを組み合わせる事で1機の[[MS]]として完成させている。動力の[[エイハブ・リアクター]]はクランク機の物が使用されている。背部にはブースターが1基追加され、これはベース機が装備していた物とは異なり大型バーニアが1発だけで腰部への移動も不可能。[[ガンダム・バルバトス]]との戦闘で損傷が激しかった頭部や両肩部、胸部の装甲は鉄華団が独自に用意した白い装甲へと変更された。この装甲は本来の装甲よりも強度が低い([[マン・ロディ]]との戦闘時に実弾で破損する描写が存在する事から[[ナノラミネートアーマー]]ではない可能性もある)が、結果的に重量が2t軽くなり、背部ブースターと相まって宇宙空間における機体の機動力や旋回性を高めている。<br />グレイズが元々汎用性や整備性に優れた機体という事もあり、MSの運用ノウハウを持たない鉄華団でも問題なく運用できている。武装もグレイズと同じ物を使用する。コクピットも通常型のままであり、[[阿頼耶識システム]]は搭載されていない。
+
== 概要 ==
 +
[[鉄華団]]が保有する[[モビルスーツ]]。[[ギャラルホルン]]から鹵獲した[[グレイズ|グレ]][[グレイズ (指揮官機)|イズ]]2機を使い[[ナディ・雪之丞・カッサパ]]や[[ヤマギ・ギルマトン]]らが改修を行った機体である。<br />[[クランク・ゼント]]の一般機と[[オーリス・ステンジャ]]の指揮官機の流用可能なパーツを組み合わせる事で1機の[[MS]]として完成させている。動力の[[エイハブ・リアクター]]はクランク機の物が使用されている。背部にはブースターが1基追加され、これはベース機が装備していた物とは異なり大型バーニアが1発だけで腰部への移動も不可能。[[ガンダム・バルバトス]]との戦闘で損傷が激しかった頭部や両肩部、胸部の装甲は鉄華団が独自に用意した装甲へと変更された。この装甲部は[[ナノラミネートアーマー]]加工は施されているものの、資金面の問題から特殊塗料は最も安価な白を使っている。また独自調達した粗悪な装甲材を使用している為、実弾射撃を受けて破損する事があるなど正規のMS用装甲よりも強度が低いが、重量が2t軽くなり、背部ブースターと相まって宇宙空間における機体の機動力や旋回性を高めている。<br />グレイズが元々汎用性や整備性に優れた機体という事もあり、MSの運用ノウハウを持たない鉄華団でも問題なく運用できている。武装もグレイズ規格の物やガンダムの物が使用可能。コクピットも通常型のままであり、[[阿頼耶識システム]]は搭載されていない。機体名的には「改」というよりは「鉄華団仕様」とでもいうべき物である。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
 
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]
:パイロットは[[明弘・アルトランド]]。<br />当初は転売される予定だったが、低軌道ステーションにおけるギャラルホルンとの戦闘で急遽実戦投入される事となり、[[三日月・オーガス]]の[[ガンダム・バルバトス]]を支援した。これ以降も鉄華団の戦力の一つとして運用され続けている。
+
:パイロットは[[昭弘・アルトランド]]。<br />当初は転売される予定だったが、低軌道ステーションにおけるギャラルホルンとの戦闘で急遽実戦投入される事となり、[[三日月・オーガス]]の[[ガンダム・バルバトス]]を支援した。これ以降も鉄華団の戦力の一つとして運用され続けている。<br />その後更なる[[流星号|改修]]が行われ、パイロットも昭弘が[[ガンダム・グシオンリベイク|乗り換えた]]事で[[ノルバ・シノ]]に変更された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
  
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
<!-- :機能名:説明 -->
 
 
;換装
 
;換装
 
:環境に合わせて装甲や武装、オプションを換装可能。
 
:環境に合わせて装甲や武装、オプションを換装可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
<!-- :武装名:説明 -->
+
基本的にはグレイズ規格の装備品を使用する。
;GR-W01 120mmライフル
+
;格闘
:携行式の速射砲。高い集弾性を持ち、メインウェポンとしてはもちろん支援武器としても有効である。精密射撃用のサブグリップも設置されている。両側面にはマガジンが取り付けられ、丸型と四角型の2種類が存在する。<br />銃身は着脱が可能で、外した状態でも発砲できる。
+
:素手での格闘戦を行う。<br />[[タービンズ]]との戦闘で[[百錬|百]][[百錬 (アミダ機)|錬]]2機を抑える為に奮戦した。
 +
;GR-W01 120mm25口径ライフル
 +
:携行式の速射砲。高い集弾性を持ち、メインウェポンとしてはもちろん支援武器としても有効である。精密射撃用のフォアグリップも設置されている。両側面にはマガジンが取り付けられ、円盤型と箱型の2種類が存在する。<br />銃身は着脱が可能で、外した基幹部のみの状態でも発砲できる。
 +
:;GR-Es01 ショートライフル
 +
::120mmライフルの銃身を外した状態。片腕でも保持し易くなる代わりに有効射程や集弾性が落ちる。バトルアックスと併用する際にこちらを使用する。
 
;GR-H01 9.8mバトルアックス
 
;GR-H01 9.8mバトルアックス
:対MS戦闘用の格闘兵装。直接打撃によってナノラミネートアーマーを破壊する。
+
:対MS戦闘用白兵武装の片手斧。直接打撃によってナノラミネートアーマーを破壊する。
;バズーカ砲
+
;GR-W02 320mmバズーカ砲
:標準武装として開発された大型火器。ロケット弾を発射する。<br />マウントラック付きの専用肩部装甲が用意されており、換装する事でマウントしたままの発射が可能となる。<br />低軌道ステーションでの戦闘の際にドサクサに紛れて鹵獲している。
+
:標準武装として開発された大型火器。ロケット弾を発射する大型火器。スライドレール式マウントラック付きの専用肩部装甲が用意されており、換装する事でマウントしたままの発射が可能となる。<br />低軌道ステーションでの戦闘の際にドサクサに紛れて鹵獲している。
 +
 
 +
以下は応急一時的に使用した装備であり、性能詳細は本来の装備機体の項目を参照。
 
;メイス
 
;メイス
:ガンダム・バルバトスの主兵装。MSのフレームにも使われている高硬度レアアロイ製で、巨大な槍のような質量破壊兵器となっている。ナノラミネートアーマーを一撃で粉砕できる程の威力を持つ。先端部にはパイルバンカーのような射出機能が存在し、こちらもナノラミネートアーマーを容易く貫通するだけの威力がある。<br />通常は手に持って振り回すが、投擲武器として使われる事もある。<br />初陣の際に装備し、バルバトスに投げ渡している。
+
:[[ガンダム・バルバトス]]の主白兵武装。初陣の際に装備し、バルバトスに投げ渡している。
;300mm滑空砲
+
;300mm滑腔砲
:バルバトスの背部に装着される実弾砲。無重力空間での使用を前提として造られ、命中精度よりも威力を重視している。ナノラミネートアーマーの前では無力だが、至近距離から撃った場合はその限りではない。<br />砲身は折り畳みが可能。<br />初陣の際にバルバトスから渡され、支援した。その際、明弘は阿頼耶識システム無しの機体にまだ慣れていないにもかかわらず敵機に命中させている。
+
:同じくバルバトスの射撃武装。初陣の際にバルバトスから渡され、支援砲撃に使用した。その際、昭弘は阿頼耶識システム無しの機体にまだ慣れていないにもかかわらず敵機に命中させている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
<!-- :内容:説明 -->
+
;兄弟の再会
 +
:地球、火星間のデブリ漂う航路で、[[鉄華団]]は宇宙海賊[[ブルワーズ]]からの攻撃に晒される。哨戒行動に出ていた昭弘と[[タカキ・ウノ|タカキ]]はブルワーズの差し向けた[[マン・ロディ]]部隊に襲撃され、昭弘はその中に[[昌弘・アルトランド|生き別れの弟]]がいる事を知ってしまった。<br />タカキのモビルワーカーを守りながらブルワーズと交戦する昭弘であったが、タカキが攻撃を受けてしまい、更には中破したモビルワーカーごと敵の手に奪われてしまう。<br />[[三日月・オーガス|三日月]]や[[ラフタ・フランクランド|ラフタ]]達が駆け付けた事で撃破は免れたが、昭弘は離脱する昌弘のマン・ロディからタカキを奪還して離脱する事が出来た。<br />一方、ブルワーズの狙いが[[クーデリア・藍那・バーンスタイン|クーデリア]]である事を知った鉄華団とタービンズは敵との本格的な交戦状態に突入。そして昭弘も弟が敵の中にいる事を打ち明け、再び相見える際には説得するべく戦場へと赴く。<br />この戦いが、兄弟の別れとなる事など知る由も無く……
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
<!-- :機体名:説明 -->
 
 
;[[流星号]]
 
;[[流星号]]
 
:更なる改修を受けたグレイズ改。
 
:更なる改修を受けたグレイズ改。
 
;[[グレイズ]]、[[グレイズ (指揮官機)]]
 
;[[グレイズ]]、[[グレイズ (指揮官機)]]
 
:ベース機。
 
:ベース機。
;[[シュヴァルべ・グレイズ]]
+
;[[シュヴァルベ・グレイズ]]
 
:グレイズの姉妹機。
 
:グレイズの姉妹機。
 
;[[ガンダム・バルバトス]]
 
;[[ガンダム・バルバトス]]

2019年12月8日 (日) 23:21時点における最新版

グレイズ改
外国語表記 Graze Custom
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
デザイナー 海老川兼武
テンプレートを表示
スペック
分類 量産型モビルスーツ
型式番号 EB-06/tc
全高 17.9m
本体重量 28.2t
主動力 エイハブ・リアクター
装甲材質 ナノラミネートアーマー
フレーム グレイズ・フレーム
開発組織 ギャラルホルン
改修 鉄華団
所属 鉄華団
主なパイロット 昭弘・アルトランド
テンプレートを表示

概要編集

鉄華団が保有するモビルスーツギャラルホルンから鹵獲したグレイズ2機を使いナディ・雪之丞・カッサパヤマギ・ギルマトンらが改修を行った機体である。
クランク・ゼントの一般機とオーリス・ステンジャの指揮官機の流用可能なパーツを組み合わせる事で1機のMSとして完成させている。動力のエイハブ・リアクターはクランク機の物が使用されている。背部にはブースターが1基追加され、これはベース機が装備していた物とは異なり大型バーニアが1発だけで腰部への移動も不可能。ガンダム・バルバトスとの戦闘で損傷が激しかった頭部や両肩部、胸部の装甲は鉄華団が独自に用意した装甲へと変更された。この装甲部はナノラミネートアーマー加工は施されているものの、資金面の問題から特殊塗料は最も安価な白を使っている。また独自調達した粗悪な装甲材を使用している為、実弾射撃を受けて破損する事があるなど正規のMS用装甲よりも強度が低いが、重量が2t軽くなり、背部ブースターと相まって宇宙空間における機体の機動力や旋回性を高めている。
グレイズが元々汎用性や整備性に優れた機体という事もあり、MSの運用ノウハウを持たない鉄華団でも問題なく運用できている。武装もグレイズ規格の物やガンダムの物が使用可能。コクピットも通常型のままであり、阿頼耶識システムは搭載されていない。機体名的には「改」というよりは「鉄華団仕様」とでもいうべき物である。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
パイロットは昭弘・アルトランド
当初は転売される予定だったが、低軌道ステーションにおけるギャラルホルンとの戦闘で急遽実戦投入される事となり、三日月・オーガスガンダム・バルバトスを支援した。これ以降も鉄華団の戦力の一つとして運用され続けている。
その後更なる改修が行われ、パイロットも昭弘が乗り換えた事でノルバ・シノに変更された。

装備・機能編集

特殊機能編集

換装
環境に合わせて装甲や武装、オプションを換装可能。

武装・必殺攻撃編集

基本的にはグレイズ規格の装備品を使用する。

格闘
素手での格闘戦を行う。
タービンズとの戦闘で2機を抑える為に奮戦した。
GR-W01 120mm25口径ライフル
携行式の速射砲。高い集弾性を持ち、メインウェポンとしてはもちろん支援武器としても有効である。精密射撃用のフォアグリップも設置されている。両側面にはマガジンが取り付けられ、円盤型と箱型の2種類が存在する。
銃身は着脱が可能で、外した基幹部のみの状態でも発砲できる。
GR-Es01 ショートライフル
120mmライフルの銃身を外した状態。片腕でも保持し易くなる代わりに有効射程や集弾性が落ちる。バトルアックスと併用する際にこちらを使用する。
GR-H01 9.8mバトルアックス
対MS戦闘用白兵武装の片手斧。直接打撃によってナノラミネートアーマーを破壊する。
GR-W02 320mmバズーカ砲
標準武装として開発された大型火器。ロケット弾を発射する大型火器。スライドレール式マウントラック付きの専用肩部装甲が用意されており、換装する事でマウントしたままの発射が可能となる。
低軌道ステーションでの戦闘の際にドサクサに紛れて鹵獲している。

以下は応急一時的に使用した装備であり、性能詳細は本来の装備機体の項目を参照。

メイス
ガンダム・バルバトスの主白兵武装。初陣の際に装備し、バルバトスに投げ渡している。
300mm滑腔砲
同じくバルバトスの射撃武装。初陣の際にバルバトスから渡され、支援砲撃に使用した。その際、昭弘は阿頼耶識システム無しの機体にまだ慣れていないにもかかわらず敵機に命中させている。

対決・名場面編集

兄弟の再会
地球、火星間のデブリ漂う航路で、鉄華団は宇宙海賊ブルワーズからの攻撃に晒される。哨戒行動に出ていた昭弘とタカキはブルワーズの差し向けたマン・ロディ部隊に襲撃され、昭弘はその中に生き別れの弟がいる事を知ってしまった。
タカキのモビルワーカーを守りながらブルワーズと交戦する昭弘であったが、タカキが攻撃を受けてしまい、更には中破したモビルワーカーごと敵の手に奪われてしまう。
三日月ラフタ達が駆け付けた事で撃破は免れたが、昭弘は離脱する昌弘のマン・ロディからタカキを奪還して離脱する事が出来た。
一方、ブルワーズの狙いがクーデリアである事を知った鉄華団とタービンズは敵との本格的な交戦状態に突入。そして昭弘も弟が敵の中にいる事を打ち明け、再び相見える際には説得するべく戦場へと赴く。
この戦いが、兄弟の別れとなる事など知る由も無く……

関連機体編集

流星号
更なる改修を受けたグレイズ改。
グレイズグレイズ (指揮官機)
ベース機。
シュヴァルベ・グレイズ
グレイズの姉妹機。
ガンダム・バルバトス
鉄華団で運用されている機体。

商品情報編集

話題まとめ編集

資料リンク編集

リンク編集