「富野由悠季」の版間の差分
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== 富野由悠季(Tomino Yoshiyuki) == | == 富野由悠季(Tomino Yoshiyuki) == | ||
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アニメーション監督。小説家、演出家、脚本家、作詞家など肩書きは山ほど。誰でも知ってる「ガンダムの産みの親」。機動戦士ガンダムシリーズの原作者である。 | アニメーション監督。小説家、演出家、脚本家、作詞家など肩書きは山ほど。誰でも知ってる「ガンダムの産みの親」。機動戦士ガンダムシリーズの原作者である。 | ||
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日本初のテレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」の製作に携わり、日本アニメ界の黎明期を駆け抜けた名実ともにアニメ界の巨匠。 | 日本初のテレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」の製作に携わり、日本アニメ界の黎明期を駆け抜けた名実ともにアニメ界の巨匠。 | ||
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代表作にはもちろん「機動戦士ガンダム」をはじめ「無敵鋼人ダイターン3」「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」「重戦機エルガイム」「OVERMANキングゲイナー」…枚挙に暇がない。 | 代表作にはもちろん「機動戦士ガンダム」をはじめ「無敵鋼人ダイターン3」「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」「重戦機エルガイム」「OVERMANキングゲイナー」…枚挙に暇がない。 | ||
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多くの作品で戦争・戦闘を扱い、凄惨な戦いによる悲惨な結末や膨大な喪失を経て人のありようを描く作風で知られている。1990年代まではとにかく重要な登場人物がどんどん死んで行き、最終的には主要人物が全員死亡という展開を好んだことから「皆殺しの富野」とあだ名された。 | 多くの作品で戦争・戦闘を扱い、凄惨な戦いによる悲惨な結末や膨大な喪失を経て人のありようを描く作風で知られている。1990年代まではとにかく重要な登場人物がどんどん死んで行き、最終的には主要人物が全員死亡という展開を好んだことから「皆殺しの富野」とあだ名された。 | ||
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− | + | これは、いわく「視聴者に未練を残させない完璧な幕引き」という意図があったとされる。しかし「機動戦士Vガンダム」ですら「やさしい富野」と呼ばれるほどで、「イデオン」では両勢力が全滅、「ダンバイン」でもほぼ全滅、辛うじて「エルガイム」では主人公・ライバル・ヒロインに死者が出なかったものの、幼馴染で義妹の婚約者が精神崩壊して隠遁、というあまりにも悲惨な死と結末を描写し続けることは未成年の視聴者層に対して適切かどうか、という意見も多く聞かれ、後年は「やっぱりやりすぎた」と反省したという。「キングゲイナー」では死者が出ないと明言され、実際にそうした描写を完全に排して製作された。 | |
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+ | 現在では「ガンダム Gのレコンギスタ」の総監督・脚本として「∀ガンダム」以来15年ぶりに指揮を執っている。 | ||
+ | 時折新作に対して意見をすることがあり、たいていは厳しい意見ではあるが、それも「ガンダム」という枷に囚われて、本当に作るべきものを見失ってはならない、という意図でなされているという。 | ||
21世紀を迎えた今日に至ってもなお「機動戦士ガンダム」という日本アニメ界に燦然と輝く金字塔を打ち立てた人物として名を知られている。 | 21世紀を迎えた今日に至ってもなお「機動戦士ガンダム」という日本アニメ界に燦然と輝く金字塔を打ち立てた人物として名を知られている。 | ||
愛称は「御大」「監督」。 | 愛称は「御大」「監督」。 | ||
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:原作・総監督・脚本・演出 | :原作・総監督・脚本・演出 | ||
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:原作・総監督 | :原作・総監督 | ||
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+ | ;機動戦士ガンダム (小説版) | ||
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+ | ;機動戦士Ζガンダム(小説版) | ||
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+ | :原作・執筆 | ||
+ | ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]] | ||
+ | :原作・執筆 | ||
+ | ;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] | ||
+ | :原作・執筆 | ||
+ | ;機動戦士ガンダムF91 (小説版) | ||
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+ | ;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] | ||
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+ | ;機動戦士Vガンダム(小説版) | ||
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== 著作リスト == | == 著作リスト == | ||
*[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] | *[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] | ||
− | * | + | == 余談 == |
+ | *誰もが認めるその作品群には様々なテーマが込められているが、富野監督は自身の才能に関しては「自分には才能がないから現実をもとに物語を作ってしまっている」と雑誌インタビューで答えている。これほどの巨匠をもってしても才能がないとは、と誰もが驚くところではあるが、曰く「本当に才能がある人は白紙の状態から物語を作ることができる」。つまり、作品で現実に起きうる分断や対立を描いているというのは、『現実を創作で後追いしているようなもの』であり、創作力がないからこのような手法を取ってしまうのだという。では、富野監督でさえ認める真の天才とは……。 | ||
+ | == 商品情報 == | ||
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*[http://www.koubou.com/browsenode/3202051 BrowseNode - 本 > ジャンル別 > コミック・アニメ・BL > クリエイター別 > た行 > 富野由悠季(富野喜幸)] | *[http://www.koubou.com/browsenode/3202051 BrowseNode - 本 > ジャンル別 > コミック・アニメ・BL > クリエイター別 > た行 > 富野由悠季(富野喜幸)] | ||
<!-- *[http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110000686950000&partnerid=p-sf0023 bk1 - 著者インデックス - 富野 由悠季 (トミノ ヨシユキ)] --> | <!-- *[http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110000686950000&partnerid=p-sf0023 bk1 - 著者インデックス - 富野 由悠季 (トミノ ヨシユキ)] --> | ||
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2022年8月4日 (木) 19:46時点における最新版
富野由悠季(Tomino Yoshiyuki)編集
アニメーション監督。小説家、演出家、脚本家、作詞家など肩書きは山ほど。誰でも知ってる「ガンダムの産みの親」。機動戦士ガンダムシリーズの原作者である。 日本初のテレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」の製作に携わり、日本アニメ界の黎明期を駆け抜けた名実ともにアニメ界の巨匠。
代表作にはもちろん「機動戦士ガンダム」をはじめ「無敵鋼人ダイターン3」「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」「重戦機エルガイム」「OVERMANキングゲイナー」…枚挙に暇がない。
多くの作品で戦争・戦闘を扱い、凄惨な戦いによる悲惨な結末や膨大な喪失を経て人のありようを描く作風で知られている。1990年代まではとにかく重要な登場人物がどんどん死んで行き、最終的には主要人物が全員死亡という展開を好んだことから「皆殺しの富野」とあだ名された。
これは、いわく「視聴者に未練を残させない完璧な幕引き」という意図があったとされる。しかし「機動戦士Vガンダム」ですら「やさしい富野」と呼ばれるほどで、「イデオン」では両勢力が全滅、「ダンバイン」でもほぼ全滅、辛うじて「エルガイム」では主人公・ライバル・ヒロインに死者が出なかったものの、幼馴染で義妹の婚約者が精神崩壊して隠遁、というあまりにも悲惨な死と結末を描写し続けることは未成年の視聴者層に対して適切かどうか、という意見も多く聞かれ、後年は「やっぱりやりすぎた」と反省したという。「キングゲイナー」では死者が出ないと明言され、実際にそうした描写を完全に排して製作された。
現在では「ガンダム Gのレコンギスタ」の総監督・脚本として「∀ガンダム」以来15年ぶりに指揮を執っている。 時折新作に対して意見をすることがあり、たいていは厳しい意見ではあるが、それも「ガンダム」という枷に囚われて、本当に作るべきものを見失ってはならない、という意図でなされているという。 21世紀を迎えた今日に至ってもなお「機動戦士ガンダム」という日本アニメ界に燦然と輝く金字塔を打ち立てた人物として名を知られている。 愛称は「御大」「監督」。
作品編集
映像作品編集
- 機動戦士ガンダム
- 原作・総監督・脚本・演出
- 機動戦士Ζガンダム
- 原作・総監督・脚本
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 原作・総監督・脚本
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 原作・監督・脚本
- 機動戦士ガンダムF91
- 原作・総監督・脚本
- 機動戦士Vガンダム
- 原作・総監督
- ∀ガンダム
- 原作・総監督
- ガンダム Gのレコンギスタ
- 原作・総監督・脚本・声優(農家のお父さん役)
小説・漫画作品編集
- 機動戦士ガンダム (小説版)
- 原作・執筆
- 機動戦士Ζガンダム(小説版)
- 原作・執筆
- 機動戦士ガンダム ハイストリーマー
- 原作・執筆
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
- 原作・執筆
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 原作・執筆
- 機動戦士ガンダムF91 (小説版)
- 原作・執筆
- ガイア・ギア
- 原作・執筆
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 原作
- 機動戦士Vガンダム(小説版)
- 原作・執筆
- はじめたいキャピタルGの物語
- 原作・執筆
著作リスト編集
余談 編集
- 誰もが認めるその作品群には様々なテーマが込められているが、富野監督は自身の才能に関しては「自分には才能がないから現実をもとに物語を作ってしまっている」と雑誌インタビューで答えている。これほどの巨匠をもってしても才能がないとは、と誰もが驚くところではあるが、曰く「本当に才能がある人は白紙の状態から物語を作ることができる」。つまり、作品で現実に起きうる分断や対立を描いているというのは、『現実を創作で後追いしているようなもの』であり、創作力がないからこのような手法を取ってしまうのだという。では、富野監督でさえ認める真の天才とは……。
商品情報編集
書籍 編集