「ザンスパイン」の版間の差分
(→関連機体) |
|||
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |||
12行目: | 12行目: | ||
{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
− | | 分類 = | + | | 分類 = [[ミノフスキードライブ]]ユニット試作[[モビルスーツ]] |
| 生産形態 = 試作機 | | 生産形態 = 試作機 | ||
| 型式番号 = ZMT-S37S | | 型式番号 = ZMT-S37S | ||
19行目: | 19行目: | ||
| 本体重量 = 12.1t | | 本体重量 = 12.1t | ||
| 全備重量 = 15.9t | | 全備重量 = 15.9t | ||
− | | 主動力 = | + | | 主動力 = [[熱核融合炉]] |
| ジェネレーター出力 = 8,021kW | | ジェネレーター出力 = 8,021kW | ||
| スラスター総推力 = 不明 | | スラスター総推力 = 不明 | ||
28行目: | 28行目: | ||
*[[タシロ・ヴァゴ]] (開発主導) | *[[タシロ・ヴァゴ]] (開発主導) | ||
*元[[サナリィ]]のスタッフ | *元[[サナリィ]]のスタッフ | ||
− | | 所属 = [[ザンスカール帝国]] | + | | 所属 = [[ザンスカール帝国]] ([[ベスパ]]) |
| 所属組織 = | | 所属組織 = | ||
| 所属部隊 = | | 所属部隊 = | ||
38行目: | 38行目: | ||
ゲーム『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|SDガンダム GGENERATION]]』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。 | ゲーム『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|SDガンダム GGENERATION]]』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。 | ||
− | [[ザンスカール帝国]] | + | [[ザンスカール帝国]]([[ベスパ]])のタシロ系のスパイの裏工作によって、[[リガ・ミリティア]]から[[ミノフスキードライブ]]の理論と基礎データを奪取することに成功し、そのデータから開発された機体。 |
開発はタシロの勅命によって行われ、[[フォーミュラ計画|フォーミュラシリーズ]]の開発を行っていた元[[サナリィ]]のスタッフも携わり、リガ・ミリティアの最新鋭MSよりも完成度の高い機体を目指して開発された。 | 開発はタシロの勅命によって行われ、[[フォーミュラ計画|フォーミュラシリーズ]]の開発を行っていた元[[サナリィ]]のスタッフも携わり、リガ・ミリティアの最新鋭MSよりも完成度の高い機体を目指して開発された。 | ||
44行目: | 44行目: | ||
頭部センサーは複合複眼式マルチ・センサーが採用されているが、頭部アンテナは[[ガンダムタイプ]]を意識したようなV字型となっている。背部にはミノフスキードライブユニットが3基搭載されており、[[V2ガンダム]]では欠陥とされていた「光の翼」は機能として盛り込まれている。また、[[サイコミュシステム]]も投入されており、それに対応した[[ビット]]兵器によるオールレンジ攻撃が可能。 | 頭部センサーは複合複眼式マルチ・センサーが採用されているが、頭部アンテナは[[ガンダムタイプ]]を意識したようなV字型となっている。背部にはミノフスキードライブユニットが3基搭載されており、[[V2ガンダム]]では欠陥とされていた「光の翼」は機能として盛り込まれている。また、[[サイコミュシステム]]も投入されており、それに対応した[[ビット]]兵器によるオールレンジ攻撃が可能。 | ||
− | [[タシロ・ヴァゴ]]主導の下、[[ | + | [[ザンスカール戦争]]の最中、[[タシロ・ヴァゴ]]主導の下、[[カイラスギリー]]作戦の少し前から開発を開始。[[ファラ・グリフォン]]用に調整され、後に起こるであろう内部抗争で自ら率いる軍のフラグシップ機として運用し、帝国の実権を掌握した暁には国家の象徴とする事が予定されていたが、試作機の完成直後に両名とも戦死。[[カテジナ・ルース]]に操縦させる案もあったが、間もなく戦争が終結してしまったため、本機はザンスカール本国に残されたまま実戦投入される事はなかった。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | |||
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ||
− | : | + | :出典元。「F」で初実装された。「[[SDガンダム GGENERATION DS|DS]]」などシリーズによってはカテジナが搭乗する場合も。 |
;[[月刊ガンダムエース]] | ;[[月刊ガンダムエース]] | ||
:2009年1月号掲載の『GAME'S MSV』第74号で紹介されている。 | :2009年1月号掲載の『GAME'S MSV』第74号で紹介されている。 | ||
55行目: | 54行目: | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
− | |||
;[[ミノフスキードライブ]] | ;[[ミノフスキードライブ]] | ||
− | :背部に2基、腰部1基装着されている主推進器。[[V2ガンダム]] | + | :背部に2基、腰部1基装着されている主推進器。[[V2ガンダム]]の物とは異なり、背部のドライブユニットは左右に展開する機構となっている他、取り外してビーム・ファンとして用いる事が可能。 |
:;光の翼 | :;光の翼 | ||
− | :: | + | ::元々はミノフスキードライブの持つエネルギーの推進力変換ロスによる産物。本機の場合、機能として搭載されており、出力を調整することで自由に使用することができる。背部と腰部から放出される赤いビームは翼と尾羽を彷彿とさせる。 |
=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
− | |||
;[[ビーム・ライフル]] | ;[[ビーム・ライフル]] | ||
:本機用に最適化されたビーム・ライフル。 | :本機用に最適化されたビーム・ライフル。 | ||
;ビーム・ストリングス | ;ビーム・ストリングス | ||
− | : | + | :両肘に装備されている電磁ワイヤー射出機。使用時には発射管が前に展開する。 |
;ティンクル・ビット (ベル・ビット) | ;ティンクル・ビット (ベル・ビット) | ||
− | :両肩に各2基ずつ収容されている[[サイコミュ]] | + | :両肩に各2基ずつ収容されている[[サイコミュ]]兵器。精神波による幻惑効果を伴ったオールレンジ攻撃を行う。[[ビット]]2基が上下に重なった状態で収容されており、射出後に分かれる。ジェネレーターが搭載されており高い出力を持つ。 |
;[[ビーム・シールド]] | ;[[ビーム・シールド]] | ||
:両肩に装備されている防御兵装。ビームの発生方向を調節することで機体側面の他、機体のほぼ全体を覆うことも可能。 | :両肩に装備されている防御兵装。ビームの発生方向を調節することで機体側面の他、機体のほぼ全体を覆うことも可能。 | ||
;ビーム・ファン | ;ビーム・ファン | ||
− | : | + | :背部のミノフスキードライブを取り外し装備する。まず、肩部のドライブユニットが機体前方を向くように回転してから外れ、内蔵されていたグリップが展開、これを掴んで手持ち武器とする。ビーム・ファンの使用中は、腰部のドライブユニットをメインスラスターとして使用する。 |
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
78行目: | 75行目: | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
− | |||
;[[V2ガンダム]] | ;[[V2ガンダム]] | ||
− | :[[リガ・ミリティア]] | + | :[[リガ・ミリティア]]のミノフスキードライブ搭載機。本機の単体での戦闘能力はV2に勝るとも劣らない。なお『[[ガンダムビルドファイターズ]]』の第14話には本機と同様のカラーの機体が登場している。 |
− | ;[[ | + | ;[[ファントム]] |
− | : | + | :[[木星共和国]]のタカ派が中心となって開発した機体。こちらも敵勢力から奪取したミノフスキードライブのデータを活用した機体であるが、ドライブ自体の完成度は同時期のV2ガンダムの50%程度となっている。 |
− | |||
− | |||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *本機以外にも石垣純哉氏が「もしもザンスカールがガンダムを造ったとしたら…」という想定で描いたザンスカール製ガンダムのラフ画も存在しており、[[シャッコー]]と[[Vガンダム]]を組み合わせたようなデザインとなっている。『V』のDVD-BOXのアートワークスでそれが確認できる。 |
**[https://twitter.com/gakky1967/status/1467119755450798081?s=20 石垣純哉氏のツイート] | **[https://twitter.com/gakky1967/status/1467119755450798081?s=20 石垣純哉氏のツイート] | ||
+ | *本機は「V3ガンダム」としてデザインがスタートしたとの事。一応、[[V3ガンダム]]自体は別ゲームで存在している。 | ||
+ | **[https://x.com/R_AREA2019/status/1871690321748484369 ケイイチロウ氏のポスト] | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
100行目: | 96行目: | ||
<!-- <references /> --> | <!-- <references /> --> | ||
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
+ | |||
{{DEFAULTSORT:さんすはいん}} | {{DEFAULTSORT:さんすはいん}} | ||
[[Category:登場メカさ行]] | [[Category:登場メカさ行]] | ||
[[Category:SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | [[Category:SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] |
2025年1月6日 (月) 12:20時点における最新版
ザンスパイン | |
---|---|
外国語表記 | Zan Spine |
登場作品 | SDガンダム GGENERATIONシリーズ |
デザイナー |
|
スペック | |
---|---|
分類 | ミノフスキードライブユニット試作モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | ZMT-S37S |
頭頂高 | 17.3m |
本体重量 | 12.1t |
全備重量 | 15.9t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 8,021kW |
スラスター総推力 | 不明 |
装甲材質 | ハイチタン合金ネオセラミック複合材 |
開発組織 | ベスパ |
開発者 | |
所属 | ザンスカール帝国 (ベスパ) |
主なパイロット | ファラ・グリフォン (予定) |
概要編集
ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。
ザンスカール帝国(ベスパ)のタシロ系のスパイの裏工作によって、リガ・ミリティアからミノフスキードライブの理論と基礎データを奪取することに成功し、そのデータから開発された機体。
開発はタシロの勅命によって行われ、フォーミュラシリーズの開発を行っていた元サナリィのスタッフも携わり、リガ・ミリティアの最新鋭MSよりも完成度の高い機体を目指して開発された。
頭部センサーは複合複眼式マルチ・センサーが採用されているが、頭部アンテナはガンダムタイプを意識したようなV字型となっている。背部にはミノフスキードライブユニットが3基搭載されており、V2ガンダムでは欠陥とされていた「光の翼」は機能として盛り込まれている。また、サイコミュシステムも投入されており、それに対応したビット兵器によるオールレンジ攻撃が可能。
ザンスカール戦争の最中、タシロ・ヴァゴ主導の下、カイラスギリー作戦の少し前から開発を開始。ファラ・グリフォン用に調整され、後に起こるであろう内部抗争で自ら率いる軍のフラグシップ機として運用し、帝国の実権を掌握した暁には国家の象徴とする事が予定されていたが、試作機の完成直後に両名とも戦死。カテジナ・ルースに操縦させる案もあったが、間もなく戦争が終結してしまったため、本機はザンスカール本国に残されたまま実戦投入される事はなかった。
登場作品と操縦者編集
- SDガンダム GGENERATIONシリーズ
- 出典元。「F」で初実装された。「DS」などシリーズによってはカテジナが搭乗する場合も。
- 月刊ガンダムエース
- 2009年1月号掲載の『GAME'S MSV』第74号で紹介されている。
装備・機能編集
特殊機能編集
- ミノフスキードライブ
- 背部に2基、腰部1基装着されている主推進器。V2ガンダムの物とは異なり、背部のドライブユニットは左右に展開する機構となっている他、取り外してビーム・ファンとして用いる事が可能。
- 光の翼
- 元々はミノフスキードライブの持つエネルギーの推進力変換ロスによる産物。本機の場合、機能として搭載されており、出力を調整することで自由に使用することができる。背部と腰部から放出される赤いビームは翼と尾羽を彷彿とさせる。
武装・必殺攻撃編集
- ビーム・ライフル
- 本機用に最適化されたビーム・ライフル。
- ビーム・ストリングス
- 両肘に装備されている電磁ワイヤー射出機。使用時には発射管が前に展開する。
- ティンクル・ビット (ベル・ビット)
- 両肩に各2基ずつ収容されているサイコミュ兵器。精神波による幻惑効果を伴ったオールレンジ攻撃を行う。ビット2基が上下に重なった状態で収容されており、射出後に分かれる。ジェネレーターが搭載されており高い出力を持つ。
- ビーム・シールド
- 両肩に装備されている防御兵装。ビームの発生方向を調節することで機体側面の他、機体のほぼ全体を覆うことも可能。
- ビーム・ファン
- 背部のミノフスキードライブを取り外し装備する。まず、肩部のドライブユニットが機体前方を向くように回転してから外れ、内蔵されていたグリップが展開、これを掴んで手持ち武器とする。ビーム・ファンの使用中は、腰部のドライブユニットをメインスラスターとして使用する。
対決・名場面編集
関連機体編集
- V2ガンダム
- リガ・ミリティアのミノフスキードライブ搭載機。本機の単体での戦闘能力はV2に勝るとも劣らない。なお『ガンダムビルドファイターズ』の第14話には本機と同様のカラーの機体が登場している。
- ファントム
- 木星共和国のタカ派が中心となって開発した機体。こちらも敵勢力から奪取したミノフスキードライブのデータを活用した機体であるが、ドライブ自体の完成度は同時期のV2ガンダムの50%程度となっている。