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== 概要 ==
 
== 概要 ==
第13回[[ガンダムファイト]]の[[ネオチャイナ]]代表[[モビルファイター]]。名称の通り両腕に龍を模したドラゴンクローが装備されているのが特徴で、ネオチャイナ歴代のモビルファイターのデータがフィードバックされている。
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第13回[[ガンダムファイト]]の[[ネオチャイナ]]代表[[モビルファイター]]。戦う場所を選ばない適応能力の高さと高速無音で活動する事が可能な運動性能が大きな特徴で、かつて地上最強と称された少林寺拳法の動きを忠実にトレースする事が可能となっている。
  
[[サイ・サイシー]]の拳法の動きに対応させるために運動性能を重視しており、特に各関節部はかなり柔軟性に富んだ機構となっている。戦う場所を選ばない適応能力の高い機体であり、高速無音で活動が可能で、地盤や地形の悪い場所でも逆にそれを利用し攻めることが可能。また、優れた機動性による俊敏な動きでの撹乱や奇襲攻撃も得意とする。
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地盤や地形の悪さなどは逆に利用した攻めを得意とし、敵の動きを封じるフェイロンフラッグや伸縮自在の両腕から繰り出されるドラゴンクローなど変幻自在な攻撃で対戦相手を翻弄する他、[[ガンダムファイター]]である[[サイ・サイシー]]の拳法を活かした俊敏かつ多彩な攻撃も特徴の一つである。
  
武装は多彩かつ多様であり、幅広い攻撃レンジを持つ物が複数装備されている。両腕のドラゴンクローは伸縮自在な武装で、先端のクローによる格闘攻撃の他、火炎放射による格闘レンジ外への攻撃が可能。背部と肩部に装備されているフェイロンフラッグは旗状のビームを放出する武装で、これを周囲に展開することで敵の動きや攻撃を防ぐバリアとして利用したり、2基を繋げて棒術に利用したりと、様々な用途に使用可能。さらにフェイロンフラッグを用いた技として「宝華教典(ほうかきょうてん)」があり、この技も様々なバリエーションが存在している。サイ・サイシーはこれらの武装を抜群の格闘センスによって使いこなした。
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ドラゴンクローや頭部の弁髪刀など多重関節構造を備えているのも特徴で、独特の挙動を実現しているが、対して脚部はシンプルな構造を有している。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動武闘伝Gガンダム]]
 
;[[機動武闘伝Gガンダム]]
:初出作品。[[サイ・サイシー]]の搭乗機として第9話から登場する。当初、地球降下時の事故で誤ってサイ・サイシーとは別の所へ降下してしまい、盗賊「黒龍団」の首領、[[飛竜]]の手に渡ってしまうものの、サイ・サイシーは偶然会った[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を利用する事で奪還に成功。直後のドモンとのファイトは接戦の末、引き分けに終わった。その後もドモンら他のガンダムファイターと共に修行を重ねていき、新宿での戦いでは[[シャッフル同盟]]からクラブ・エースの称号を継承。[[ギアナ高地]]での戦いも経て、ガンダムファイト決勝大会に勝ち進む。ドモンとの対決では互角の死闘を繰り広げる中で、最終奥義の真・流星胡蝶剣で勝負を決めようとするも左手のゴッドフィンガーを受け敗北。[[ランタオ島]]での最終バトルロイヤルでは[[ガンダムヘブンズソード]]との死闘の末、[[ボルトガンダム]]と協力して相討ちに持ち込んだ。そしてガンダムファイト終了後に出現した[[デビルガンダム]]による世界の危機を救うべくドモン達と共にデビルコロニーへと突入。協力して[[グランドマスターガンダム]]を打ち破り、デビルガンダム事件の収拾に大きく貢献した。
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:初登場作品。[[サイ・サイシー]]の搭乗機として第3話から登場する。当初、地球降下時の事故で誤ってサイ・サイシーとは別の所へ降下してしまい、盗賊「黒龍団」の首領、[[飛竜]]の手に渡ってしまうものの、サイ・サイシーは偶然会った[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を利用する事で奪還に成功。直後のドモンとのファイトは接戦の末、引き分けに終わった。その後もドモンら他のガンダムファイターと共に修行を重ねていき、新宿での戦いでは[[シャッフル同盟]]からクラブ・エースの称号を継承。[[ギアナ高地]]での戦いも経て、ガンダムファイト決勝大会に勝ち進む。ドモンとの対決では互角の死闘を繰り広げる中で、最終奥義の真・流星胡蝶剣で勝負を決めようとするも左手のゴッドフィンガーを受け敗北。[[ランタオ島]]での最終バトルロイヤルでは[[ガンダムヘブンズソード]]との死闘の末、[[ボルトガンダム]]と協力して相討ちに持ち込んだ。そしてガンダムファイト終了後に出現した[[デビルガンダム]]による世界の危機を救うべくドモン達と共にデビルコロニーへと突入。協力して[[グランドマスターガンダム]]を打ち破り、デビルガンダム事件の収拾に大きく貢献した。
 
;[[新香港的武闘戯曲]]
 
;[[新香港的武闘戯曲]]
 
:作中劇である「世界高達骨牌拳」ではオリジナル設定によりネオチャイナ代表となった[[レイン・ミカムラ]]がガンダムファイターを務めている。なお呼び出す時の掛け声は「来来(ライライ)!ドラゴンガンダァーーーム!!」。
 
:作中劇である「世界高達骨牌拳」ではオリジナル設定によりネオチャイナ代表となった[[レイン・ミカムラ]]がガンダムファイターを務めている。なお呼び出す時の掛け声は「来来(ライライ)!ドラゴンガンダァーーーム!!」。
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;[[超級!機動武闘伝Gガンダム]]
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;[[機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕]]
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:『Gガン』第25話直後の[[ダーク・シャッフル]]との戦いが描かれた。決勝大会開会式に突如として現れたダーク・シャッフルの一員である[[創始]]の[[ガンダムリアルカンフー]]と一騎打ちするも相手にモビルトレースシステムを介して人体の点穴を突かれ体の自由を奪われてしまい、一方的な戦いになってしまう。しかし、[[シュバルツ・ブルーダー|シュバルツ]]達の活躍により決勝大会用の切り札である真・流星胡蝶剣が使用可能になる。ただ、命と引き換えに技を繰り出そうとするサイ・サイシーを前に敗北を悟った創始が負けを認め消滅したため、新必殺技はゴッドガンダム戦までお預けとなった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;分離
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;[[モビルトレースシステム]]
:コアランダーを分離可能。
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:モビルファイターの標準装備としてバーチャルコクピットシステムと共に搭載が義務付けられている操縦システム。ガンダムファイトの理念である「人機一体」を体現するシステムであり、搭乗者の挙動を正確に反映し、逆に機体が受けるダメージを搭乗者に伝える機能が存在する。
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;コアランダー
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:バックパックとコクピットシステムが一体化した搭乗/脱出兼用のホバー型車両で、ガンダムファイターの移動手段としても使用される。搭載が義務付けられている訳ではないが、各国の工業力やセンスが発揮されるユニットでもある。
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;ハイパーモード
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:サイ・サイシーの精神状態が極限まで高まった際に発動するパワーアップ形態。サイ・サイシーの気迫に呼応するように機体が黄金に輝き、機体性能が格段に上昇する。
 
;フェニックスモード
 
;フェニックスモード
:『超級!』にて新宿で大破し修復された際に、[[シャイニングガンダム]]の[[スーパーモード]]を参考に追加された機能。
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:『超級!』にて新宿で大破し修復された際に、[[シャイニングガンダム]]のスーパーモードを参考に追加された機能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:腹部に左右一対2門内蔵されている機関砲。牽制用の武装だが、フェイロンフラッグが牽制にも使用可能な武装だったため使用頻度は少なかったとされる。
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:腹部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
;フェイロンフラッグ
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;フェイロン・フラッグ
:バックパックに4基、両肩部に4基ずつの計12基装備されている格闘武器。旗状のビームを発振可能で、敵の攻撃を防ぐバリアや敵の動きを封じる結界などの展開が可能。また、先端からは[[ビームサーベル]]の発振が可能であり、槍として扱うことも可能。さらに2基を繋げることで棍棒としても使用可能で、あらゆる用途に使用可能な万能武器と言える。なお周囲に展開したフェイロンフラッグは搭乗者の意思で自由に機体に戻すことが可能。
+
:バックパックに4基、両肩部に4基ずつの計12基装備されている格闘武器。旗状のビームを発生させる事ができ、ビームによる結界を展開したり、撹乱用のホログラムで敵を幻惑させるといった運用も可能。先端部から[[ビーム・サーベル]]を形成して武器とする事もでき、デバイスは連結・伸縮が可能で、棒術にも使用された。
;ドラゴンクロー
+
;ドラゴン・クロー
:両腕部に装備されている伸縮自在の龍頭型格闘用クロー。腕部全体が蛇腹状のアームとなっており、単純に長いリーチの格闘攻撃の他、背後に回り込ませたり巻きつけて攻撃することも可能。また、内蔵された火炎放射器によるドラゴンファイヤーも使用可能。
+
:両腕部に装備されている伸縮自在の龍頭型格闘用クロー。伸長状態の腕部自体が殴打したMFを吹き飛ばすほどのパワーを有しており、それに加えて鋭い爪で敵を砕く他、高温の炎を吐き出すといった攻撃も可能。
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:;ドラゴン・ファイヤー
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::ドラゴン・クローに内装された火炎放射器。放射される超高温の炎はMFの装甲にダメージを与える事も可能で、ドラゴン・クローを伸長した状態でも使用できる。
 
;弁髪刀
 
;弁髪刀
:後頭部に装備されている弁髪型の超硬度カッター。多関節のフレキシブルアームで接続されており、敵機の死角からピンポイントで頭部を狙う隠し武器となっている。
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:後頭部に装備されている弁髪型パーツの先端部に仕込まれている超硬度カッター。多関節のフレキシブルアームで接続されており、鞭のように柔軟に可動するため、敵機の死角からピンポイントで頭部を狙う隠し武器となっている。
  
 
=== 技・必殺技 ===
 
=== 技・必殺技 ===
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:少林寺拳法による高速蹴撃。生身のサイ・サイシーも用いる技で、相手に無数の蹴撃を浴びせる。
 
:少林寺拳法による高速蹴撃。生身のサイ・サイシーも用いる技で、相手に無数の蹴撃を浴びせる。
 
;宝華教典・十絶陣 (ほうかきょうてん・じゅうぜつじん)
 
;宝華教典・十絶陣 (ほうかきょうてん・じゅうぜつじん)
:フェイロンフラッグを用いた技。数本のフェイロンフラッグを敵機の周りに張り巡らせビームバリアを形成。動きを止めた後にドラゴンファイヤーで巨大な火柱を発生させ焼き尽くす。なお、技を放つ時にサイ・サイシーが叫ぶ「走れ!宝貝(パオペイ)!」の「宝貝」は、中国の小説『封神演義』に登場する敵を包み込んで炎で焼き尽くす武具に由来する。
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:フェイロン・フラッグを用いた技。数本のフェイロンフラッグを相手の周りに張り巡らせビームバリアを形成。動きを止めた後にドラゴンファイヤーで巨大な火柱を発生させ焼き尽くす。<br/>なお、ドラゴンファイヤーを放つ時にサイ・サイシーが叫ぶ「走れ!パオペイ!」の「パオペイ(宝貝)」は、中国の小説『封神演義』に登場する敵を包み込んで炎で焼き尽くす武具に由来する。<br/>ちなみに「宝華教典」の元ネタは香港映画『スウォーズマン・シリーズ』に登場する強大なパワーを会得出来る秘術が記された巻物「葵花宝典(きかほうてん)」に由来する(厳密にはその大元のネタである武俠小説『秘曲 笑傲江湖』に登場する技)。本来であればこの「葵花宝典」を技名に用いる予定だったが今川監督が名称を忘れたため代用として「宝華教典」が用いられた<ref>『Gガン』レーザーディスク Vol.2付属の今川監督のロングインタビュー(第2回)より。</ref>。
;宝華教典・五火七"令羽"旗 (ほうかきょうてん・ごかしちれいき)
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;宝華教典・五火七令羽旗 (ほうかきょうてん・ごかしちれいき)
:フェイロンフラッグを用いた技。同じくフェイロンフラッグで囲み、残ったフラッグを突き落とす技。
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:フェイロン・フラッグを用いた技。数本のフェイロンフラッグを相手の周りに張り巡らせて動きを封じ、手持ちのフラッグで頭上から止めの一撃を撃ち込む技。ギアナ高地でのボルトガンダム戦で使用した。
 
;真・流星胡蝶剣
 
;真・流星胡蝶剣
:少林寺再興のための覚悟を決めたサイ・サイシーが修行の末に体得した少林寺最終奥義。気を高め、背中に蝶の羽を形成し、相手へと突貫する。その威力は[[ゴッドガンダム]]の「爆熱ゴッドフィンガー」をも打ち砕くほど。
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:少林寺再興のための覚悟を決めたサイ・サイシーが修行の末に体得した少林寺最高奥義。今や失われた技と伝えられている技であり、気を高め、背中に蝶の羽を形成して相手へと突貫する。その威力は[[ゴッドガンダム]]の必殺技「爆熱ゴッドフィンガー」を真正面から打ち砕くほど。『G』第49話の[[グランドマスターガンダム]]との戦闘では突撃技ではなく無数のエネルギー弾を飛ばす技として用いている他、『天地天愕』では両肩が外れて機体正面で輪を作り回転、太極図を浮かび上がらせて技の発動の準備を行う工程が描かれており、ガンプラ「HG 1/144 ドラゴンガンダム」に今川監督考案のオリジナルギミックとして盛り込まれている。伝承では「命と引き換えに打たれる」捨て身の技として伝えられているが、作中終盤では割と使用する場面が多くかつ特に体調を崩す描写も無いため、その辺は曖昧となっている。伝承を上回る程サイ・サイシーの技量が高まったと見るべきだろうか。
  
 
=== 合体技 ===
 
=== 合体技 ===
;トリプルガイアクラッシャー
 
:[[ボルトガンダム]]、ゴッドガンダムと3機でガイアクラッシャーを放つ合体技。『G』第42話でガンダムヘブンズソードから執拗に攻撃を受けるゴッドガンダムを[[ランタオ島]]の山頂付近へと向かわせるべく、この技でトンネルを形成した。
 
;グラビトン胡蝶剣ハンマー
 
:ボルトガンダムとの合体技。『G』第42話でガンダムヘブンズソードを葬った技で、真・流星胡蝶剣で相手を落下させ、グラビトンハンマーで拘束し地面に叩きつけた後、フェイロンフラッグの一突きでトドメを刺す。
 
 
;シャッフル同盟拳
 
;シャッフル同盟拳
 
:[[シャッフル同盟]]5人の力を合わせて放つ合体技。各[[ガンダムファイター]]の気を最大限に高め、エネルギーの弾を撃ち込む。『G』第48話で[[グランドマスターガンダム]]に一度トドメを刺した。
 
:[[シャッフル同盟]]5人の力を合わせて放つ合体技。各[[ガンダムファイター]]の気を最大限に高め、エネルギーの弾を撃ち込む。『G』第48話で[[グランドマスターガンダム]]に一度トドメを刺した。
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
*[http://www.g-gundam.net/mf/05.html 『機動武闘伝Gガンダム』公式サイト:ドラゴンガンダム]
+
*[https://g-gundam.net/mf/detail.php?id=5 ドラゴンガンダム|モビルファイター]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
  
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== 脚注 ==
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2024年8月20日 (火) 19:53時点における最新版

ドラゴンガンダム
外国語表記 Dragon Gundam
登場作品 機動武闘伝Gガンダム
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 第13回ガンダムファイト大会用モビルファイター
生産形態 ワンオフ機
登録番号 GF13-011NC
頭頂高 16.4m
本体重量 7.4t
全備重量 17.0t
装甲材質
開発組織 ネオチャイナ
所属 ネオチャイナ
シャッフル同盟
ガンダムファイター サイ・サイシー
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概要編集

第13回ガンダムファイトネオチャイナ代表モビルファイター。戦う場所を選ばない適応能力の高さと高速無音で活動する事が可能な運動性能が大きな特徴で、かつて地上最強と称された少林寺拳法の動きを忠実にトレースする事が可能となっている。

地盤や地形の悪さなどは逆に利用した攻めを得意とし、敵の動きを封じるフェイロンフラッグや伸縮自在の両腕から繰り出されるドラゴンクローなど変幻自在な攻撃で対戦相手を翻弄する他、ガンダムファイターであるサイ・サイシーの拳法を活かした俊敏かつ多彩な攻撃も特徴の一つである。

ドラゴンクローや頭部の弁髪刀など多重関節構造を備えているのも特徴で、独特の挙動を実現しているが、対して脚部はシンプルな構造を有している。

登場作品と操縦者編集

機動武闘伝Gガンダム
初登場作品。サイ・サイシーの搭乗機として第3話から登場する。当初、地球降下時の事故で誤ってサイ・サイシーとは別の所へ降下してしまい、盗賊「黒龍団」の首領、飛竜の手に渡ってしまうものの、サイ・サイシーは偶然会ったドモンを利用する事で奪還に成功。直後のドモンとのファイトは接戦の末、引き分けに終わった。その後もドモンら他のガンダムファイターと共に修行を重ねていき、新宿での戦いではシャッフル同盟からクラブ・エースの称号を継承。ギアナ高地での戦いも経て、ガンダムファイト決勝大会に勝ち進む。ドモンとの対決では互角の死闘を繰り広げる中で、最終奥義の真・流星胡蝶剣で勝負を決めようとするも左手のゴッドフィンガーを受け敗北。ランタオ島での最終バトルロイヤルではガンダムヘブンズソードとの死闘の末、ボルトガンダムと協力して相討ちに持ち込んだ。そしてガンダムファイト終了後に出現したデビルガンダムによる世界の危機を救うべくドモン達と共にデビルコロニーへと突入。協力してグランドマスターガンダムを打ち破り、デビルガンダム事件の収拾に大きく貢献した。
新香港的武闘戯曲
作中劇である「世界高達骨牌拳」ではオリジナル設定によりネオチャイナ代表となったレイン・ミカムラがガンダムファイターを務めている。なお呼び出す時の掛け声は「来来(ライライ)!ドラゴンガンダァーーーム!!」。
超級!機動武闘伝Gガンダム
機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕
『Gガン』第25話直後のダーク・シャッフルとの戦いが描かれた。決勝大会開会式に突如として現れたダーク・シャッフルの一員である創始ガンダムリアルカンフーと一騎打ちするも相手にモビルトレースシステムを介して人体の点穴を突かれ体の自由を奪われてしまい、一方的な戦いになってしまう。しかし、シュバルツ達の活躍により決勝大会用の切り札である真・流星胡蝶剣が使用可能になる。ただ、命と引き換えに技を繰り出そうとするサイ・サイシーを前に敗北を悟った創始が負けを認め消滅したため、新必殺技はゴッドガンダム戦までお預けとなった。

装備・機能編集

特殊機能編集

モビルトレースシステム
モビルファイターの標準装備としてバーチャルコクピットシステムと共に搭載が義務付けられている操縦システム。ガンダムファイトの理念である「人機一体」を体現するシステムであり、搭乗者の挙動を正確に反映し、逆に機体が受けるダメージを搭乗者に伝える機能が存在する。
コアランダー
バックパックとコクピットシステムが一体化した搭乗/脱出兼用のホバー型車両で、ガンダムファイターの移動手段としても使用される。搭載が義務付けられている訳ではないが、各国の工業力やセンスが発揮されるユニットでもある。
ハイパーモード
サイ・サイシーの精神状態が極限まで高まった際に発動するパワーアップ形態。サイ・サイシーの気迫に呼応するように機体が黄金に輝き、機体性能が格段に上昇する。
フェニックスモード
『超級!』にて新宿で大破し修復された際に、シャイニングガンダムのスーパーモードを参考に追加された機能。

武装・必殺攻撃編集

バルカン砲
腹部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
フェイロン・フラッグ
バックパックに4基、両肩部に4基ずつの計12基装備されている格闘武器。旗状のビームを発生させる事ができ、ビームによる結界を展開したり、撹乱用のホログラムで敵を幻惑させるといった運用も可能。先端部からビーム・サーベルを形成して武器とする事もでき、デバイスは連結・伸縮が可能で、棒術にも使用された。
ドラゴン・クロー
両腕部に装備されている伸縮自在の龍頭型格闘用クロー。伸長状態の腕部自体が殴打したMFを吹き飛ばすほどのパワーを有しており、それに加えて鋭い爪で敵を砕く他、高温の炎を吐き出すといった攻撃も可能。
ドラゴン・ファイヤー
ドラゴン・クローに内装された火炎放射器。放射される超高温の炎はMFの装甲にダメージを与える事も可能で、ドラゴン・クローを伸長した状態でも使用できる。
弁髪刀
後頭部に装備されている弁髪型パーツの先端部に仕込まれている超硬度カッター。多関節のフレキシブルアームで接続されており、鞭のように柔軟に可動するため、敵機の死角からピンポイントで頭部を狙う隠し武器となっている。

技・必殺技編集

無影脚
少林寺拳法による高速蹴撃。生身のサイ・サイシーも用いる技で、相手に無数の蹴撃を浴びせる。
宝華教典・十絶陣 (ほうかきょうてん・じゅうぜつじん)
フェイロン・フラッグを用いた技。数本のフェイロンフラッグを相手の周りに張り巡らせビームバリアを形成。動きを止めた後にドラゴンファイヤーで巨大な火柱を発生させ焼き尽くす。
なお、ドラゴンファイヤーを放つ時にサイ・サイシーが叫ぶ「走れ!パオペイ!」の「パオペイ(宝貝)」は、中国の小説『封神演義』に登場する敵を包み込んで炎で焼き尽くす武具に由来する。
ちなみに「宝華教典」の元ネタは香港映画『スウォーズマン・シリーズ』に登場する強大なパワーを会得出来る秘術が記された巻物「葵花宝典(きかほうてん)」に由来する(厳密にはその大元のネタである武俠小説『秘曲 笑傲江湖』に登場する技)。本来であればこの「葵花宝典」を技名に用いる予定だったが今川監督が名称を忘れたため代用として「宝華教典」が用いられた[1]
宝華教典・五火七令羽旗 (ほうかきょうてん・ごかしちれいき)
フェイロン・フラッグを用いた技。数本のフェイロンフラッグを相手の周りに張り巡らせて動きを封じ、手持ちのフラッグで頭上から止めの一撃を撃ち込む技。ギアナ高地でのボルトガンダム戦で使用した。
真・流星胡蝶剣
少林寺再興のための覚悟を決めたサイ・サイシーが修行の末に体得した少林寺最高奥義。今や失われた技と伝えられている技であり、気を高め、背中に蝶の羽を形成して相手へと突貫する。その威力はゴッドガンダムの必殺技「爆熱ゴッドフィンガー」を真正面から打ち砕くほど。『G』第49話のグランドマスターガンダムとの戦闘では突撃技ではなく無数のエネルギー弾を飛ばす技として用いている他、『天地天愕』では両肩が外れて機体正面で輪を作り回転、太極図を浮かび上がらせて技の発動の準備を行う工程が描かれており、ガンプラ「HG 1/144 ドラゴンガンダム」に今川監督考案のオリジナルギミックとして盛り込まれている。伝承では「命と引き換えに打たれる」捨て身の技として伝えられているが、作中終盤では割と使用する場面が多くかつ特に体調を崩す描写も無いため、その辺は曖昧となっている。伝承を上回る程サイ・サイシーの技量が高まったと見るべきだろうか。

合体技編集

シャッフル同盟拳
シャッフル同盟5人の力を合わせて放つ合体技。各ガンダムファイターの気を最大限に高め、エネルギーの弾を撃ち込む。『G』第48話でグランドマスターガンダムに一度トドメを刺した。

対決・名場面編集

関連機体編集

ドラゴンガンダム (夜間戦仕様)
ドラゴンガンダムのカラーバリエーション。黒を基調としたカラーリングに変更されており、闇夜に紛れて敵を討つことを得意とする。
ガンダムダブルドラゴン
『超級!』で用意された決勝大会用の後継機。
ドラゴンガンダム (DG細胞侵食)
『超級!』で登場。本機がDG細胞に侵食され変貌した姿。
フェイロンガンダム
第4回ガンダムファイト大会用のネオチャイナモビルファイター
コウガガンダム
第7回ガンダムファイト大会用のネオチャイナのモビルファイター。
デスドラゴン
本機に擬態したデスアーミー
アストレイ レッドフレーム焔
アプリゲーム『ガンダムブレイカーモバイル』のオリジナル機体。本機とガンダムアストレイ レッドフレームのミキシングガンプラであり、両腕に本機の腕部が用いられている。

商品情報編集

ガンプラ編集

資料リンク編集

リンク編集

脚注編集

  1. 『Gガン』レーザーディスク Vol.2付属の今川監督のロングインタビュー(第2回)より。