「アビスガンダム」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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ザフトでは水陸両用[[MS]]として[[グーン]]、[[ゾノ]]を開発し、水中戦において高い性能を発揮していたが、両機ともに宇宙空間での運用は考慮されておらず、陸上での機動性にも問題があった。
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アビスはそれぞれが特徴的なMA形態を持つセカンドステージシリーズにおいても極めて特質な機体と言え、過剰と思える程のビーム兵器と、海中戦闘用の魚雷を併せ持つ機体は、その主戦場を考えれば、明らかに地球上での活動を想定しており、少なくとも開発陣は明らかに「やる気」であった事が伺える。
  
本機では[[フリーダムガンダム|フリーダム]][[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]等の[[ファーストステージ]]機の開発で得られたノウハウによってこれらの欠点を解消し、陸上での機動性向上や宇宙空間での運用を可能とし、水陸両用MSとしての汎用性をさらに向上させた。陸上の戦闘では、火力支援用としての運用を想定しており、多数のビーム砲を備えている。また、水中での高速戦闘を行うため、高速巡航用の[[MA]]形態への変形機構も搭載されている。
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特に高性能の水中用MSの開発に関しては、[[第1次連合・プラント大戦]]後期の「第2次カサブランカ沖海戦」で[[グーン]][[ゾノ]]の部隊が少数の[[ディープフォビドゥン]][[フォビドゥンブルー]]の部隊により壊滅に陥れられ、これにより[[ジブラルタル基地]]を放棄せざるを得なかったという手痛い敗北に対するリベンジの意味合いが強かった。しかし、こうした想いは皮肉にも連合軍側の手に渡った事で、多くの海上兵力を犠牲に実証される事になった。
 
 
他のセカンドステージシリーズのMSと同じく、[[デュートリオンビーム送電システム]][[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]といった新機軸も多数導入されている。
 
 
 
本来の型式番号は「'''ZGMF-X31S'''」だったが、奪取後に地球連合軍で運用される際「'''RGX-02'''」に改番された。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:水中戦のエキスパートである[[マーレ・ストロード]]がテストパイロットを経て正式にパイロットに任命されていたが、[[アーモリーワン]]の戦闘で[[ファントムペイン]]に強奪される。以後は[[アウル・ニーダ]]が搭乗し、[[ミネルバ]]への攻撃に投入された。<br />宇宙では主に火力支援を行っていたが、地上では特に水中戦で真価を発揮しており、インド洋での戦闘において、[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]の[[ルナマリア専用ザクウォーリア|ザク]]を損傷させたり、ミネルバに随伴していた[[ボズゴロフ級|ボズゴロフ級潜水空母]]ニーラゴンゴを撃沈した。ダーダネルス海峡での戦闘では、ミネルバに水中から攻撃を仕掛けるも、介入してきた[[フリーダムガンダム]]により、クスィフィアスレール砲で推進部を損傷。戦線を離脱した。<br />その後のクレタ沖での戦闘では[[ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]と交戦。水上からの砲撃でブラストシルエットを破壊したが、その爆発に気をとられた隙にインパルスから投擲されたビームジャベリンがコクピットを直撃。海中で爆散し、アウルも戦死した。
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:初登場作品。水中戦のエキスパートである[[マーレ・ストロード]]がテストパイロットを経て正式にパイロットに任命されていたが、[[アーモリーワン]]の戦闘で[[ファントムペイン]]に強奪される。以後は[[アウル・ニーダ]]が搭乗し、[[ミネルバ]]への攻撃に投入された。<br />宇宙では主に火力支援を行っていたが、地上では特に水中戦で真価を発揮しており、インド洋での戦闘において、[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]の[[ルナマリア専用ザクウォーリア|ザク]]を損傷させたり、ミネルバに随伴していた[[ボズゴロフ級|ボズゴロフ級潜水空母]]ニーラゴンゴを撃沈した。ダーダネルス海峡での戦闘では、ミネルバに水中から攻撃を仕掛けるも、介入してきた[[フリーダムガンダム]]により、クスィフィアスレール砲で推進部を損傷。戦線を離脱した。<br />その後のクレタ沖での戦闘では[[ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]と交戦。水上からの砲撃でブラストシルエットを破壊したが、その爆発に気をとられた隙にインパルスから投擲されたビームジャベリンがコクピットを直撃。海中で爆散し、アウルも戦死した。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY]]
 
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:マーレ・ストロードによる運用テストの様子が描かれた。
 
:マーレ・ストロードによる運用テストの様子が描かれた。
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;[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
 
;[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]
 
:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。装甲の色は電圧に応じて変化するようになった。
 
:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。装甲の色は電圧に応じて変化するようになった。
;デュートリオンビーム送電システム
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;[[デュートリオンビーム送電システム]]
:MSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより、(母艦が存在する限り)帰艦する事なく戦い続ける事が可能となった。
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:母艦からMSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより(母艦が存在する限り)、帰艦する事なく戦い続ける事が可能となった。
 
;変形
 
;変形
:[[MA]]形態に変形する。
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:甲殻類を思わせる[[モビルアーマー]]形態に変形する。左右シールドで上半身を覆う変形システムが特徴的。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
 
;MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
:頭部に装備されたバルカン砲。
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:頭部に搭載された近接防御火器システム。防御用であるが高い連射性能を誇る。ベーシックな装備として多くのMSに採用されており、また12.5ミリ口径の弾丸はザフトではポピュラーなものらしく、他の兵装にも多く見受けられた。<br/>アビスは額中央部に1門搭載する。
 
;MMI-GAU25A 20mmCIWS
 
;MMI-GAU25A 20mmCIWS
:肩部に装備されたバルカン砲。全てのセカンドステージシリーズに同型の物が装備されている。
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:胸部に搭載されたクローズ・イン・ウェポン・システム。頭部のそれより口径が大きいため、それなりの威力を持つ。インパルス、カオス、ガイアにも同様のものが採用されている。
 
;MX-RQB516 ビームランス
 
;MX-RQB516 ビームランス
:実体刃とビーム刃を複合装備させた槍状武装。<br />アビスの全高に匹敵するリーチがあり、柄の部分は対ビームコーティングが施されているため、敵機のビームサーベルを受け止める事も可能。MA形態時は機体下部にマウントされる。<br />ビームランスではあるが実体刃も装着されている為、水中での使用も可能。
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:アビスが常に携えている長槍。実刃とビームの矛先を併せ持ち、石突までもが鋭い打突器となっている。地上、宇宙はおろかビームの使用が制限されてしまう水中でのその力はいかんなく発揮され、格闘戦において驚異的なまでの勝率に貢献している(性格からアウルは好んでこの武器を使用していたとされる)。<br/>MA形態時には機体下面にバインドされ、衝角として敵を貫く事も出来る。
 
;両肩部シールド
 
;両肩部シールド
:3連装ビーム砲や連装砲と共に、外装にヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾。<br />MA形態時は頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗を減免させるためのフェアリングとしての機能を果たす。<br />なお、あくまでも『アビスのパーツの一部』という位置づけなので、装備としての固有の名称は存在しない。
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:3連装ビーム砲や連装砲と共に、外装にヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾。<br />MA形態時は頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗を減免させるためのフェアリングとしての機能を果たす。
;MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
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:;MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
:両肩のシールドに内蔵されている。<br />MA時の主兵装で、発射口は左右合わせて4門ある。
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::両肩のシールドに内蔵されている2門ずつ設けられている魚雷発射管。水中活動時のメイン兵装であり、そこから発射される高速誘導魚雷も、グーン、ゾノを経る事によって格段に性能が向上している。
;MA-X223E 3連装ビーム砲
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:;MA-X223E 3連装ビーム砲
:両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲。<br />一斉発射する事で広域に展開する敵機を同時攻撃する事ができる。カリドゥスと同時使用可能。
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::左右シールド内部に並ぶビーム砲群。MS形態時にシールドを展開し発射する。口径こそやや小ぶりだが、左右合計6門という数と連射性能でそれをカバーする。カリドゥス、バラエーナ改、M68と同時に斉射可能。
;M68 連装砲
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:;M68 連装砲
:両肩シールドに内蔵されている武装で、砲門数は左右に2門つづの計4門。<br />実弾兵器として炸裂式の砲弾を装填している。水中でも使用可能。MA形態では後ろを向いている為、後方の敵に対してや敵を追い越しての攻撃が可能となっている。
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::両肩シールドに計4門取り付けられている実体弾兵器。強力な炸薬が装填されており、「面」で目標を破壊する。そのため、MS戦はもとより対艦戦闘にも真価を発揮する。
 
;M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
 
;M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
:背部の可動式ビーム砲塔。フリーダムのバラエーナの省電力化モデル。<br />ビーム兵器の為、水中戦では使用不可能だが、浅水域からの対空攻撃に威力を発揮する。
+
:背部に2門搭載されているビーム砲。[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のメインウェポンであり、絶大な威力を誇ったM100プラズマ収束ビーム砲をデュートリオンシステム仕様に改良したもの。<br/>MA形態時の主力兵器だが、射角にやや難があるもののMS形態でも使用可能。
 
;MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
 
;MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
:胸部に内蔵された大出力ビーム砲。<br />エネルギー変換効率の改善により、フリーダムなどの核動力機にも劣らぬ出力がある。後に[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]にも搭載された。
+
:胸部に内蔵された大出力ビーム砲。アビスの主力兵器で、その猛火の名に違わぬ高火力を誇る。<br/>後に[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]にも同型の物が搭載されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[グーン]][[ゾノ]]
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;[[グーン]] / [[ゾノ]]
 
:従来のザフト軍の水中用MS。これらのデータを踏襲して開発されている。
 
:従来のザフト軍の水中用MS。これらのデータを踏襲して開発されている。
 
;[[アビスインパルスガンダム]]
 
;[[アビスインパルスガンダム]]
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[[Category:登場メカあ行]]
 
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[[Category:機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
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2024年2月5日 (月) 07:35時点における最新版

アビスガンダム
外国語表記 Abyss Gundam
登場作品
デザイン 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
正式名称 アビス
分類 水陸両用試作型可変モビルスーツ
型式番号
  • ZGMF-X31S (ザフト側)
  • RGX-02 (連合軍側)
全高 17.84m
重量 92.39t
動力 バッテリー
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
開発組織 ザフト軍
所属組織 ザフト軍地球連合軍
所属部隊 ファントムペイン
パイロット
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概要編集

ザフト軍インパルスカオスガイアセイバーと共に開発した「セカンドステージシリーズ」に属する試作型モビルスーツ。L4プラントアーモリーワン」で地球連合軍特殊部隊「ファントムペイン」に強奪され、以後はアウル・ニーダの搭乗機となる。

アビスはそれぞれが特徴的なMA形態を持つセカンドステージシリーズにおいても極めて特質な機体と言え、過剰と思える程のビーム兵器と、海中戦闘用の魚雷を併せ持つ機体は、その主戦場を考えれば、明らかに地球上での活動を想定しており、少なくとも開発陣は明らかに「やる気」であった事が伺える。

特に高性能の水中用MSの開発に関しては、第1次連合・プラント大戦後期の「第2次カサブランカ沖海戦」でグーンゾノの部隊が少数のディープフォビドゥンフォビドゥンブルーの部隊により壊滅に陥れられ、これによりジブラルタル基地を放棄せざるを得なかったという手痛い敗北に対するリベンジの意味合いが強かった。しかし、こうした想いは皮肉にも連合軍側の手に渡った事で、多くの海上兵力を犠牲に実証される事になった。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムSEED DESTINY
初登場作品。水中戦のエキスパートであるマーレ・ストロードがテストパイロットを経て正式にパイロットに任命されていたが、アーモリーワンの戦闘でファントムペインに強奪される。以後はアウル・ニーダが搭乗し、ミネルバへの攻撃に投入された。
宇宙では主に火力支援を行っていたが、地上では特に水中戦で真価を発揮しており、インド洋での戦闘において、ルナマリアザクを損傷させたり、ミネルバに随伴していたボズゴロフ級潜水空母ニーラゴンゴを撃沈した。ダーダネルス海峡での戦闘では、ミネルバに水中から攻撃を仕掛けるも、介入してきたフリーダムガンダムにより、クスィフィアスレール砲で推進部を損傷。戦線を離脱した。
その後のクレタ沖での戦闘ではブラストインパルスと交戦。水上からの砲撃でブラストシルエットを破壊したが、その爆発に気をとられた隙にインパルスから投擲されたビームジャベリンがコクピットを直撃。海中で爆散し、アウルも戦死した。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
マーレ・ストロードによる運用テストの様子が描かれた。

装備・機能編集

特殊機能編集

ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。装甲の色は電圧に応じて変化するようになった。
デュートリオンビーム送電システム
母艦からMSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより(母艦が存在する限り)、帰艦する事なく戦い続ける事が可能となった。
変形
甲殻類を思わせるモビルアーマー形態に変形する。左右シールドで上半身を覆う変形システムが特徴的。

武装・必殺攻撃編集

MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
頭部に搭載された近接防御火器システム。防御用であるが高い連射性能を誇る。ベーシックな装備として多くのMSに採用されており、また12.5ミリ口径の弾丸はザフトではポピュラーなものらしく、他の兵装にも多く見受けられた。
アビスは額中央部に1門搭載する。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に搭載されたクローズ・イン・ウェポン・システム。頭部のそれより口径が大きいため、それなりの威力を持つ。インパルス、カオス、ガイアにも同様のものが採用されている。
MX-RQB516 ビームランス
アビスが常に携えている長槍。実刃とビームの矛先を併せ持ち、石突までもが鋭い打突器となっている。地上、宇宙はおろかビームの使用が制限されてしまう水中でのその力はいかんなく発揮され、格闘戦において驚異的なまでの勝率に貢献している(性格からアウルは好んでこの武器を使用していたとされる)。
MA形態時には機体下面にバインドされ、衝角として敵を貫く事も出来る。
両肩部シールド
3連装ビーム砲や連装砲と共に、外装にヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾。
MA形態時は頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗を減免させるためのフェアリングとしての機能を果たす。
MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
両肩のシールドに内蔵されている2門ずつ設けられている魚雷発射管。水中活動時のメイン兵装であり、そこから発射される高速誘導魚雷も、グーン、ゾノを経る事によって格段に性能が向上している。
MA-X223E 3連装ビーム砲
左右シールド内部に並ぶビーム砲群。MS形態時にシールドを展開し発射する。口径こそやや小ぶりだが、左右合計6門という数と連射性能でそれをカバーする。カリドゥス、バラエーナ改、M68と同時に斉射可能。
M68 連装砲
両肩シールドに計4門取り付けられている実体弾兵器。強力な炸薬が装填されており、「面」で目標を破壊する。そのため、MS戦はもとより対艦戦闘にも真価を発揮する。
M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
背部に2門搭載されているビーム砲。フリーダムのメインウェポンであり、絶大な威力を誇ったM100プラズマ収束ビーム砲をデュートリオンシステム仕様に改良したもの。
MA形態時の主力兵器だが、射角にやや難があるもののMS形態でも使用可能。
MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
胸部に内蔵された大出力ビーム砲。アビスの主力兵器で、その猛火の名に違わぬ高火力を誇る。
後にストライクフリーダムにも同型の物が搭載されている。

対決・名場面編集

スラッシュザクファントム
ユニウスセブン破砕用メテオブレイカーの設置作業を妨害するが、ビームランスと左脚を両断される。
フリーダムガンダム
MA形態で潜航中、上空からレールガンの狙撃を受け推進器を破壊されている。
ブラストインパルスガンダム
ビーム砲を命中させるも、ブラストシルエットをパージされ取り逃がす。反撃に投擲されたビームジャベリンがコクピットに直撃。パイロットのアウル共々、海中で爆散した…。

関連機体編集

グーン / ゾノ
従来のザフト軍の水中用MS。これらのデータを踏襲して開発されている。
アビスインパルスガンダム
インパルスガンダムのシルエットの中で考案されていた形態の1つ。ペーパープランのままで終わったものの、本機の装備を受け継いだ水陸戦用機という形で開発される予定だった。

商品情報編集

ガンプラ編集

フィギュア 編集

資料リンク編集

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