ブルーディスティニー2号機
(B.D.2号機から転送)
| ブルーディスティニー2号機 | |
|---|---|
| 外国語表記 | BLUE DESTINY UNIT2 |
| 登場作品 | |
| デザイン | 大河原 邦男 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | モビルスーツ |
| 生産形態 | EXAMシステム搭載機 |
| 型式番号 | RX-79BD-2 |
| 全高 | 18.5m |
| 本体重量 | 52.8t |
| 全備重量 | 73.0t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| 装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
| 原型機 | 陸戦型ガンダム |
| 開発組織 | 地球連邦軍 |
| 開発拠点 | EXAM研究所 |
| 所属 | EXAM研究所 ⇒ ジオン公国軍 |
| 主なパイロット |
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概要 編集
ジオン公国のフラナガン機関からEXAMシステムを携えて地球連邦へ亡命したクルスト・モーゼス博士が開発を主導した2番目の機体。
1号機から仕様変更を受けた改良型であり、ボディのみ陸戦型ガンダムを素体とした1号機と異なり、当初よりヘッドユニットごと陸戦型ガンダムのものがベースとして使用されている。また、改修にあたって重力下用と空間用ランドセルが開発され、換装によって地上・宇宙の双方での運用が可能となった。
1号機に続きモルモット隊こと第11独立機械化混成部隊に再配備される予定であったが、ジオン公国軍が奪取。以降ニムバス・シュターゼンの乗機となり、その際に両肩も赤く塗り替えられた。
2号機はBDシリーズ共通の武装のほか、ビーム・ライフルの運用も可能となっており、シールド、ビーム・サーベルなどの装備と共にニムバスの乗機となった後も使用され続けている。
登場作品と操縦者 編集
- 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
- 初出作品。2作目『蒼を受け継ぐ者』のエピローグでニムバスの部隊にEXAM研究所共々発見され、3作目にて強奪された。以後、ニムバスの新たな搭乗機となり、最終ステージにおいてラストボスとして立ちはだかる。
- 機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー
- NAOKI氏による新規デザイン版が登場。設定も大幅に変更されている。一方で従来の大河原版デザインは連邦軍への宣伝映像用デザインとして登場。実機は3号機と共にRX-80をベースとした物になっている。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- EXAMシステム
- 頭部に搭載されているMS用オペレーティングシステム。ソフトウェアとハードウェアの双方にクルスト・モーゼス独自のノウハウによって構築、調整が行われているため、余人がコピーや複製を作るのは不可能だと言われている。2号機のものはリミッターが設定されておらず、暴走の危険性が特に高かった。
- マグネットコーティング
- モノポールを安定固着させる磁気塗膜。機体の各関節部に施され、運動性の向上に用いられている。
武装・必殺攻撃 編集
- 頭部バルカン
- 頭部に2門搭載された機関砲。
- 胸部バルカン
- RX-78では頭部に内蔵されている60mm口径の実体弾を発射する機関砲。
- 腹部有線式ミサイル
- 腹部の両サイドに2門搭載されている有線コントロール式ミサイル。ミノフスキー粒子濃度の高い領域でも中距離の標的を確実に撃破できる。
- ビーム・ライフル
- 陸戦型ガンダム用と同タイプのビーム・ライフル。実体弾を凌駕する威力を持つが、実用化直後であるため実戦部隊への配備は遅れており、定数を満たせず貴重な装備となっていた。
- ビーム・サーベル
- 連邦製MSの一般的な兵装。ビーム・ライフルよりもエネルギー消費が少なく、近接戦闘及び白兵戦時に威力を発揮する。元々、収納箇所は明確に設定されておらず、ガンプラ「HGUC 1/144 ブルーディスティニー2号機」で脚部にサーベルラックが設けられてからは、こちらが収納箇所として設定されている。
- シールド
- 腕部のシールドラッチに装備されているジム・コマンド系の防御用装備。可動ジョイントでポジションを変えて近接戦闘用にも使用できる。
その他 編集
- 小型シールド
- 陸戦型ガンダムなどが装備しているシールド。『ギレンの野望』ではこちらを装備している。
- 100mmマシンガン
- ヤシマ重工製のMS用マシンガン。一部媒体ではこちらを携行している。
対決・名場面 編集
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY 編集
- VSブルーディスティニー3号機
- EXAM研究所のあるコロニーの外で、ユウの乗る3号機を待ち構えていた。
- かつての戦いと違い、機体の性能は互角、かつリミッターによるEXAMシステムの時間制限が無いことによる優位すら得ていたニムバスだったが、力及ばず敗北。爆発寸前の機体で3号機に組み付き、相打ちとなった。
関連機体 編集
別デザイン・改修機 編集
- ブルーディスティニー2号機 (ザ・ブルー版)
- 『ザ・ブルー』における本機。クルストが慣れ親しんだジオン系の技術を多く取り入れたオールラウンダー。こちらはRX-80をベースとしており[1]、よりディテールの多いデザインとなっている。
- ブルーディスティニーΩ
- デラーズ紛争後、シン・フェデラルが独自開発した機体。外見は酷似しているが、EXAMを参考にした新たなシステム「NEO EXAMシステム」を搭載する。
系列機・派生機 編集
- ブルーディスティニー0号機 / 1号機 / 3号機
- 兄弟機。
- 陸戦型ガンダム
- 原型機。
- イフリート改
- 最初のEXAM搭載機であり、本機以前のニムバスの搭乗機。強奪後の本機も同様に両肩が赤く塗装された。
商品情報 編集
ガンプラ 編集
※旧HGUC
※新HGUC
リンク 編集
脚注 編集
- ↑ 同じくRX-80シリーズに属する機体としてペイルライダーなどが挙げられるが、シナリオ担当の千葉智宏氏によると、ペイルライダー側のRX-80はジム・スナイパーIIベース、本機側のRX-80はガンダム・タイプであるとの事。千葉智宏氏のツイート