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宇宙世紀0068年にダイクンが没すると、次期首相に指名された[[デギン・ソド・ザビ]]が国家を掌握。[[ザビ家]]による独裁政権の下、国号を[[ジオン公国]]に変更し、武力による連邦からの独立を訴え宇宙世紀0079年に宣戦布告。後に[[一年戦争]]と呼ばれる戦争を引き起こした。
 
宇宙世紀0068年にダイクンが没すると、次期首相に指名された[[デギン・ソド・ザビ]]が国家を掌握。[[ザビ家]]による独裁政権の下、国号を[[ジオン公国]]に変更し、武力による連邦からの独立を訴え宇宙世紀0079年に宣戦布告。後に[[一年戦争]]と呼ばれる戦争を引き起こした。
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一年戦争敗戦後はジオン本国がほぼ無傷のままであり、[[グラナダ]]の戦力も温存されていた事を考慮し、連邦はそれらとの衝突を避けるべく、宇宙世紀0100年までの期限付きでジオン共和国の自治権を認める事になった<ref>これは、多額の戦時債務を抱えたサイド3の併合を行えば、自身も財政的危機にある連邦にサイド3の債務を肩代わりする事になり、連邦はその負担に耐えられないと判断された為でもある。</ref>。
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一年戦争敗戦後はジオン本国がほぼ無傷のままであり、[[グラナダ]]の戦力も温存されていた事を考慮し、連邦はそれらとの衝突を避けるべく、宇宙世紀0100年までの期限付きでジオン共和国の自治権を認める事になった。この連邦政府によるジオン共和国の承認は、何処かへ脱出した[[ジオン残党]]勢力を牽制するという独自の思惑も孕んでいた。
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同時に、連邦政府の要望により旧公国軍の技術や資料、人員を[[ジオニック社]]の株式売却という形で提供。この際、連邦と[[アナハイム・エレクトロニクス社]]との株式取得競争により、共和国は多額の資金を手に入れ、債務を返済した。また、一年戦争で唯一戦火を免れたサイドであった事もあり、結果として各サイドの中で最も早く復興を遂げ、0083年には[[コロニー再生計画]]の中心地として各地のコロニーがサイド3に集められ、コロニーの修復が行われた。
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連邦政府は一年戦争の戦争責任をザビ家にあるとする事で経済的な償還を求めない代わり、復興援助も行わない事とし、共和国首脳は「国として承認される」事に加え、戦争責任が免除された事で権力基盤が保証された事で、この裁定に従った。これには、損傷を免れたサイド3の経済力や労働力(および税収)を削ぐ事は得策ではないという経済界からの圧力が存在し、連邦政府も「莫大な戦費償還を負担させる事で連邦政府に対する無用の反発を抱かせる事もないだろう」という公式見解を出している<ref>また、多額の戦時債務を抱えたサイド3の併合を行えば、自身も財政的危機にある連邦にサイド3の債務を肩代わりする事になり、連邦はその負担に耐えられないと判断されていた。</ref>。
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とは言え、連邦政府の公式見解とは裏腹に、あらゆる面で不平等な関税や施設・人員の供出などによる搾取は公然と行われていた。それでも共和国は連邦政府の要望により旧公国軍の技術や資料、人員を[[ジオニック社]]の株式売却という形で提供。この際、連邦と[[アナハイム・エレクトロニクス社]]との株式取得競争により、共和国は多額の資金を手に入れ、債務を返済した。また、一年戦争で唯一戦火を免れたサイドであった事もあり、結果として各サイドの中で最も早く復興を遂げ、0083年には[[コロニー再生計画]]の中心地として各地のコロニーがサイド3に集められ、コロニーの修復が行われた。
    
一方で、ジオン共和国は[[ジオン残党]]からは連邦の傀儡国家と見做され、攻撃対象に数えられる事も多い。また、[[グリプス戦役]]では[[ティターンズ]]から戦力供出を要求され、[[第一次ネオ・ジオン抗争]]では[[ネオ・ジオン]]によってサイド3が制圧された挙げ句、連邦によってネオ・ジオンに国土を譲渡される事になる。その結果、0090年代には反連邦気運が高まり、[[ラプラス事変]]では[[モナハン・ハバロ]]の支援する[[袖付き]]や[[風の会]]が暗躍する結果となった。
 
一方で、ジオン共和国は[[ジオン残党]]からは連邦の傀儡国家と見做され、攻撃対象に数えられる事も多い。また、[[グリプス戦役]]では[[ティターンズ]]から戦力供出を要求され、[[第一次ネオ・ジオン抗争]]では[[ネオ・ジオン]]によってサイド3が制圧された挙げ句、連邦によってネオ・ジオンに国土を譲渡される事になる。その結果、0090年代には反連邦気運が高まり、[[ラプラス事変]]では[[モナハン・ハバロ]]の支援する[[袖付き]]や[[風の会]]が暗躍する結果となった。
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