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{{登場人物概要
{{登場人物概要
| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Quattro Vageena<ref>初期の資料では「Vagina」となっている。ただ、そちらは英語の場合、卑猥な意味になってしまうため検索の際は注意。</ref>
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| 外国語表記 = Quattro Vageena<ref>初期の資料では「Vagina」となっているが、そちらは英語の場合、女性器を意味するため検索の際は注意。</ref>
| 登場作品 = [[機動戦士Ζガンダム]]
| 登場作品 = [[機動戦士Ζガンダム]]
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 生年月日 = [[宇宙世紀]]0059年11月17日
| 生年月日 = [[宇宙世紀]]0059年11月17日
| 年齢 = 27歳
| 年齢 = 27歳
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| 没年月日 =
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| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0088年2月22日 (行方不明。実際は生存しており、以後、シャアとして潜伏)
| 出身 =
| 出身 =
| 身長 = 180cm
| 身長 = 180cm
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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[シャア・アズナブル]]の偽名。『[[機動戦士ガンダム]]』でザビ家への復讐を終え、ただの人として「クワトロ・バジーナ」の籍を入手。一説には『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Zガンダム』へ移行する7年の間、一時[[アクシズ]]へと身を寄せ、[[ハマーン・カーン]]と再会していたが、政治的な見解の不一致から離脱し地球へと降下したという。
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[[エゥーゴ]]の[[アーガマ]]に所属するMSパイロット。[[一年戦争]]を生き延びたベテランパイロットであり、サングラス姿にノースリーブの赤い軍服がトレードマーク。
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[[一年戦争]]の脅威から解放された地球連邦はその反動から内部までも腐敗しきっており、ジオン狩りなどの非人道的な行動も公然と行われているなど地球の惨状を目の当たりにしたため[[エゥーゴ]]の設立に協力。しかし中心人物の一人でありながらそうした政治的なポジションを嫌い「一人の男」としてなるべく目立たないように振舞っていた。
+
その正体は[[赤い彗星]]こと[[シャア・アズナブル]]その人であり、『[[機動戦士ガンダム]]』でザビ家への復讐を終えた後、「クワトロ・バジーナ」の籍を入手して。一説には『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Ζガンダム』へ移行する7年の間、一時[[アクシズ]]へと身を寄せ、[[ハマーン・カーン]]と再会していたが、政治的な見解の不一致から離脱し地球へと降下したという。
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+
[[一年戦争]]の脅威から解放された地球連邦はその反動から内部までも腐敗しきっており、ジオン狩りなどの非人道的な行動も公然と行われているなど地球の惨状を目の当たりにしたためエゥーゴの設立に協力。しかし中心人物の一人でありながらそうした政治的なポジションを嫌い「一人の男」としてなるべく目立たないように振舞っていた。
後にシャア・アズナブルとして表舞台に立つことになってしまうが、あくまでも望んでそうしているというよりは「ほかに人がいないから」というスタンスで、エゥーゴの指導者として先導していくという意識はなかったようだ。このころの彼は一年戦争時の野心的なシャア・アズナブルはなりを潜め、あくまでも地球のため、人類のためという姿勢を崩さず、ガンダムシリーズの「導いていく大人」としてのポジションを貫いていた。そのためか[[アムロ・レイ]]とも「よき理解者」としてそこそこ良好な関係を築いていた。
後にシャア・アズナブルとして表舞台に立つことになってしまうが、あくまでも望んでそうしているというよりは「ほかに人がいないから」というスタンスで、エゥーゴの指導者として先導していくという意識はなかったようだ。このころの彼は一年戦争時の野心的なシャア・アズナブルはなりを潜め、あくまでも地球のため、人類のためという姿勢を崩さず、ガンダムシリーズの「導いていく大人」としてのポジションを貫いていた。そのためか[[アムロ・レイ]]とも「よき理解者」としてそこそこ良好な関係を築いていた。
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しかし、『Z』での最終決戦を経て(一説には最高の[[ニュータイプ]]と称された[[カミーユ・ビダン]]という可能性を潰えさせたことが主な原因と言われている)人類が自ら変わっていくことができないと結論してしまい、真の意味で人類の革新を遂げるべく[[ネオ・ジオン]]総帥「シャア・アズナブル」となり『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』へとつながっていく。「新説」によってカミーユが帰るべき場所を見出し帰還したことから「カミーユが原因説」の根拠がなくなってしまうという説もある。
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しかし、『Ζ』での最終決戦を経て(一説には最高の[[ニュータイプ]]と称された[[カミーユ・ビダン]]という可能性を潰えさせたことが主な原因と言われている)人類が自ら変わっていくことができないと結論づけてしてしまい、真の意味で人類の革新を遂げるべく[[ネオ・ジオン]]総帥「シャア・アズナブル」となり『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』へと繋がっていく。一方『新訳Ζ』においてはカミーユが帰るべき場所を見出し帰還したことから「カミーユが原因説」の根拠がなくなってしまう可能性も考えられる。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
<!-- :[[作品名]]:解説 -->
<!-- :[[作品名]]:解説 -->
;[[機動戦士Ζガンダム]]
;[[機動戦士Ζガンダム]]
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:
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:初出作品。
;[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]]
;[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]]
:
:
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== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
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<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。代表的な台詞のみにしてください。 -->
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=== 機動戦士Ζガンダム ===
−
<!-- :セリフ:説明 -->
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<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
;「アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」
;「アムロ・レイ…?ララァ・スンか?」
−
:グリブスの偵察中、ニュータイプとしての力でカミーユを察知した時の台詞。
+
:第1話より、グリブスの偵察中、ニュータイプとしての力でカミーユを察知した時の台詞。
;「ほかに食べる方法を知らんからさ。だからいまだに嫁さんも貰えん」
;「ほかに食べる方法を知らんからさ。だからいまだに嫁さんも貰えん」
:カミーユになぜ軍人をやっているのかを聞かれ。この言い回しがクワトロ節とでも言おうか。
:カミーユになぜ軍人をやっているのかを聞かれ。この言い回しがクワトロ節とでも言おうか。
;「…今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」
;「…今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」
−
:正体を隠すクワトロに真偽を問うハヤトに対しての答え。
+
:第13話より、正体を隠すクワトロに真偽を問うハヤトに対しての答え。
;「これが若さか…」
;「これが若さか…」
:上記の台詞を口にした直後、シャアである事をはっきりさせない態度に苛立ったカミーユから修正された際に呟いている。大きな影響力を持っているのにも関わらず、それを使おうとしないクワトロの、ある意味では逃避とも取れる態度への行動であるが、一方クワトロ(シャア)にもそうしないだけの事情があることを汲もうとしないカミーユの真っ直ぐな「若さ」の対比が面白いところ。
:上記の台詞を口にした直後、シャアである事をはっきりさせない態度に苛立ったカミーユから修正された際に呟いている。大きな影響力を持っているのにも関わらず、それを使おうとしないクワトロの、ある意味では逃避とも取れる態度への行動であるが、一方クワトロ(シャア)にもそうしないだけの事情があることを汲もうとしないカミーユの真っ直ぐな「若さ」の対比が面白いところ。
;「サボテンが、花をつけている…」
;「サボテンが、花をつけている…」
−
:[[レコア・ロンド]]がMIA(Missing In Action = 作戦行動中の行方不明のこと。戦時に置いては遺体の確認できない死亡例もあるため、概ね戦死とほぼ同意)になった際、カミーユに殴られた時に放ったセリフ。サバサバしたドライなレコアだったが、何もない部屋にたった一つ、観葉植物のサボテンが置いてあったことに「一人の女性」としての彼女を見たから、とも、彼女が生きていることを直感的に悟ったクワトロが、レコアが本当の自分を見出した餞のようにサボテン(花言葉は情熱の愛)が花をつけていることを口に出したとも言われている。放映時はそうした表現が伝わりきらず、単に話をはぐらかしただけ、と解釈されていた。
+
:第34話より、レコアが未帰還となった戦闘後、レコアの自室にいた所へやって来たカミーユに殴られた際に放ったセリフ。サバサバしたドライなレコアだったが、何もない部屋にたった一つ、観葉植物のサボテンが置いてあったことに「一人の女性」としての彼女を見たから、とも、彼女が生きていることを直感的に悟ったクワトロが、レコアが本当の自分を見出した餞のようにサボテン(花言葉は情熱の愛)が花をつけていることを口に出したとも言われている。放映時はそうした表現が伝わりきらず、単に話をはぐらかしただけ、と解釈されていた。
−
;[[ダカール演説]]
+
;「私はかつて、シャア・アズナブルと呼ばれた事もある男だ!」
−
:ダカールで[[ティターンズ]]の暴虐さを世論に訴えた。これがきっかけで形勢は徐々にエゥーゴへと傾いていく。
+
:第37話より、[[ダカール演説]]の冒頭部分から。[[ティターンズ]]の暴虐さを世論に訴えるべく「シャア・アズナブル」として、ジオン・ズム・ダイクンの遺児として表舞台に出る事を決意したクワトロは、壇上でティターンズの実態を赤裸々に訴える。これがきっかけに形勢は徐々にエゥーゴへと傾いていく。
;「まだだ!まだ終わらんよ!」
;「まだだ!まだ終わらんよ!」
:第50話(最終回)より、シロッコとハマーンを同時に相手せざるを得なくなり、追い詰められた際の台詞。
:第50話(最終回)より、シロッコとハマーンを同時に相手せざるを得なくなり、追い詰められた際の台詞。
;「君のような若者が命を落として、それで世界が救われると思っているのか!?」<br/>「新しい時代を創るのは、老人ではない!」
;「君のような若者が命を落として、それで世界が救われると思っているのか!?」<br/>「新しい時代を創るのは、老人ではない!」
:同上。発射間近のコロニーレーザーから脱出する際、ハマーンとシロッコを倒すべく自ら犠牲になろうとするカミーユを諭す。ここでいう老人とは「積み上げられた過去の上に座す人々」、つまるところ地球連邦と既得権の確保に汲々とし、変革しようとする世界を拒絶する者達のことを指している。
:同上。発射間近のコロニーレーザーから脱出する際、ハマーンとシロッコを倒すべく自ら犠牲になろうとするカミーユを諭す。ここでいう老人とは「積み上げられた過去の上に座す人々」、つまるところ地球連邦と既得権の確保に汲々とし、変革しようとする世界を拒絶する者達のことを指している。
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;「これであの武器は使えまい!ハマーン!」
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:同上。廃艦に誘い込んだ[[キュベレイ]]を背後から抑え込んだ際に。かつてアムロが[[ジオング]]のオールレンジ攻撃を懐に飛び込む事で封じてきたのを、そのまま実践したのだが、悲しいかな、ファンネルの制御はジオングのそれ以上。瞬く間に百式は残りの四肢を失ってしまう。
== 迷台詞 ==
== 迷台詞 ==
+
;「これであの武器は使えまい!ハマーン!」
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:『Ζ』第50話より、廃艦に誘い込んだ[[キュベレイ]]を背後から抑え込んだ際に。かつてアムロが[[ジオング]]のオールレンジ攻撃を懐に飛び込む事で封じてきたのをそのまま実践したのだが、悲しいかな、ファンネルの制御はジオングのそれ以上。百式は残りの四肢をピンポイントで破壊され、瞬く間に戦闘不能になるという結果に。兵器の進化は日進月歩である。
+
;「私の分は?」
+
:『星の鼓動は愛』より、ティータイム中のアーガマ・ラーディッシュの面々に混ざろうとしてケーキを要求するクワトロ。普段、シリアスなキャラクターとして描かれているが故に中々ギャップのあるシーンである。こういったほのぼのとした光景は何とも微笑ましい。
== 搭乗機体・関連機体 ==
== 搭乗機体・関連機体 ==
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<!-- :[[機体名]]:説明 -->
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=== 搭乗機体 ===
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
;[[リック・ディアス]]
;[[リック・ディアス]]
:初期の搭乗機。一年戦争時の搭乗機と同様、赤く塗装された機体に搭乗している。百式受領後はそちらに乗り換えた。
:初期の搭乗機。一年戦争時の搭乗機と同様、赤く塗装された機体に搭乗している。百式受領後はそちらに乗り換えた。
88行目:
89行目:
;[[ガンダムMk-II]]
;[[ガンダムMk-II]]
:百式を受領する前に数回搭乗している。
:百式を受領する前に数回搭乗している。
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;[[零式]]
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;[[零式]] / [[零式弐型]]
:『Define』で搭乗。同作での百式に相当する機体。
:『Define』で搭乗。同作での百式に相当する機体。
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=== 関連機体 ===
;[[デルタガンダム]]
;[[デルタガンダム]]
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:本人は搭乗していないが、シミュレーションデータにおいてパイロットに設定されていた。
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:シミュレーションデータにおいてクワトロがパイロットとして設定されていた。
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;[[ガンダムMk-III|ガンダムMk-III 8号機]]
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;[[ガンダムMk-III 8号機]]
:百式に代わる搭乗機として受領が予定されていた。
:百式に代わる搭乗機として受領が予定されていた。
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=== フィギュア ===
=== フィギュア ===
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== 脚注 ==
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<references />
== リンク ==
== リンク ==
*[[登場人物]]
*[[登場人物]]
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<!-- == 脚注 == -->
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== 脚注 ==
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<references />
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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