シャルドール スカウト
シャルドール スカウト | |
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外国語表記 | Shaldoll Scout |
登場作品 | |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
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分類 | 威力偵察用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 偵察機 |
型式番号 | RGM-C350S |
全高 | 18.4m |
本体重量 | 60.2t |
開発組織 | 地球連邦軍 TARAC研 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット | 連邦兵 |
概要 編集
地球連邦軍の主力量産機シャルドール改を威力偵察用として改造した機体。
連邦軍がヴェイガンの総合的低探知技術「見えざる傘」を用いた奇襲攻撃にあらゆる探知技術を以ってしても多大な被害を受け続けている状況に際して、当時軍を掌握していたフリット・アスノと彼に協力的な軍幹部により設立された「ヴェイガン探知技術開発委員会(TARAC研)」による主導の下、奇襲の被害を軽減させるプロジェクトの一環として開発された。
本機の開発経緯については「レーダーやセンサーによる補足が難しいならば、ヴェイガン部隊がいそうな座標に、偵察用モビルスーツを搭載させた高速艦艇を直行させる」という極めてシンプルな発想が源となっており、そのため本機は対ヴェイガン戦闘に対応した威力偵察機として開発されている。
外見上は偵察用というよりも火力強化型のように見えるが、これは「少数で敵勢力圏内に入って情報を収集し、撤退する」というコンセプトの為であり、撤退中に敵の攻撃を受けても逃げ延びる確率を高めるべく、機体と同時に開発が行われた装備を施した事で重装備に見える姿となった。運動性能等が損なわれない程度に原型機よりも装甲を付加しつつ、両脚部スラスターも増強、機体各部には敵の攻撃・捕捉を回避するための装備が多く搭載されている。
本機は対ヴェイガン戦に投入され、少数の機体による強行偵察という任務の性質上、多くの機体が撃破・破壊されているものの、相手の補足に何度も成功している。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムAGE EXA-LOG
- 出典元。第4回にて、グラハム・フールド「見えないヴェイガンと連邦軍TARAC研」からの抜粋、という体裁で解説されている。文中ではベース機について「シャルドール」と記載されているものの、型式番号を見るにシャルドール改が正しいものと思われる。
- 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
- ラ・グラミス攻防戦の追加シーンの内、ダークハウンドがビームサーベルでレギルス (ゼハート機)の左腕を破壊したシーンに一瞬だけ本機の残骸が映り込んでいる。
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- コンバットライフル
- 実弾を発射する大型ライフル。任務の性質上、敵の勢力圏で使用する事を考慮し、赤外線センサーによる熱放出の捕捉をされにくくする改造が施されている。
- ビームサーベル
- 背部に1本マウントしている。マウントラックはかなり珍しい構造になっており、普段はグリップごと折り畳まれている。また、ラックの基部は回転する仕組みになっていて、使用する際には左右どちらの手でも引き抜けるようになっている。
- 多目的ランチャー
- 右肩に装備されているリボルバー式の実弾砲。特殊な弾頭を使用する事を前提としており、ビーム拡散弾や対センサー用の導電性高分子剤を拡散する高分子放出弾の発射が可能。
主に「敵から逃げる」為の装備ではあるが、通常弾も発射可能な為、攻撃にも使用可能。 - ミサイルランチャー
- 4連装の物を左肩に装備。長距離誘導ミサイルを搭載しており、内蔵されたAIで敵を割り出して捕捉・追尾する。
これも逃げる為の物であり、敵がミサイルの対応に追われている間に少しでも距離を引き離す為の時間稼ぎに用いられる。 - シールド
- 防御用の実体盾。通常より小型の物を装備している。
対決・名場面編集
関連機体編集
- シャルドール改
- ベース機。