ジム・キャノン

2018年7月12日 (木) 22:05時点におけるジェス中尉 (トーク | 投稿記録)による版

RGC-80 ジム・キャノン(GM Cannon)

概要

ジムをベースに開発された中距離支援機。ガンキャノンの量産を目的に開発された。

当初はガンキャノンそのものを量産する予定だったが、コスト面の問題から、ジムの生産ラインを流用しパーツの共有率を高める事で、ガンキャノンの簡易量産型として量産に至った。その為、本機はジムとパーツを60%共有している。

本機の1番の特徴は右肩にある240mmキャノン砲。プロトタイプ ジム・キャノンの問題点であった射撃時の安定性の悪さを踏まえて、プロトタイプでは2門あったキャノン砲を1門のロケット砲に変更し、脚部に姿勢安定用の増加装甲を取り付けることで、この問題を解決した。

生産後は北米戦線、アフリカ戦線、ジャブロー、オーストラリア、宇宙艦隊など多くの戦線に配備され活躍している。

また、連邦軍のモビルスーツの中では特にカラーバリエーションが多く、リド・ウォルフ専用機の黒、北米戦線仕様のグレー、アフリカ戦線仕様のサンドカラー、ホワイト・ディンゴ隊のグレー、不死身の第四小隊の赤など多岐にわたる。

登場作品と操縦者

MSV
『MSV』展開以前は量産されていない設定だった。連邦軍のMSVで初めてプラモデル化されている。
機動戦士Ζガンダム
第12話「ジャブローの風」に登場。MSVの物とは違うカラーリングの機体が数機登場した。MSV設定によると、元ジオン軍であるキラービー隊の所属機が含まれているとされている。
機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
ホワイト・ディンゴ隊の初期機体として登場。ジム・キャノンでは珍しくビーム・サーベルを装備している。
機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル
ユーグ・クーロの補給シーンで登場。補給中にビグロの襲撃を受け、他のジムや補給艦共々、撃墜された。
GUNDAM LEGACY
リド・ウォルフ専用機が登場。彼が戦闘機乗りから転向したばかりで操縦に不慣れだったこともあり、思うように戦果を上げることができなかった。

装備・機能

特殊機能

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部左右に1門ずつ内蔵。
肩部240mmロケット砲
ガンキャノンのキャノン砲と同じ口径のロケット砲。右肩に1門取り付けられている。予備マガジンを腰部リアアーマーに2つマウントできる。
ビーム・スプレーガン
ジムが装備している小型のビーム兵器。
シールド
ジムが装備している十字マーク付きのシールド。ホワイト・ディンゴ隊は十字マーク無しの物を装備している。
100mmマシンガン
地球連邦軍のモビルスーツの汎用装備。ホワイト・ディンゴ隊所属機が装備。
ビーム・ライフル
ジムIIの物と同型のビーム・ライフル。『Ζ』でジャブローに配備されていた機体が装備している。
ロケット・ランチャー
陸戦型ガンダムの物と同型のロケット・ランチャー。ホワイト・ディンゴ隊所属機が装備。
ビーム・サーベル
ホワイト・ディンゴ隊所属機が装備。

対決・名場面

関連機体

プロトタイプ ジム・キャノン
本機のプロトタイプ。評価試験で判明した問題点を洗い出すことで、本機が開発された。
ジム・キャノン (空間突撃仕様)
本機を宇宙戦用に改装した機体。
ジム・キャノン (サンダーボルト版)
サンダーボルト』における本機。ジムにキャノン砲や増加装甲を装備させた機体。カラーリングは本機の物を踏襲している。
ジム・キャノンII
後継機。本機と量産型ガンキャノンのデータを元に開発された。
ジム
生産ラインを流用している。本機のパーツの60%はこの機体の物。
ガンキャノン
量産元。本機は直接の量産機ではなく派生機にあたる。