第07MS小隊
第07MS小隊 (THE 07th MS TEAM)編集
地球連邦軍 極東方面軍第1機械化混成大隊(コジマ大隊)のMS第2中隊に配属されているMS小隊。運用機体は陸戦型ジム3機とホバートラック1輛で、部隊員は小隊指揮官のロブ少尉、索敵担当のサリー伍長、隊員のマイクの3名で構成されている。通常、MS小隊は4名で構成されるのだが、07小隊については常に1名欠員した状態となっている。
同じくコジマ大隊に所属する第08MS小隊に対してはライバル意識からか目の敵にしており、事あるごとに嫌味をぶつけるなど部隊員の人格面や素行には問題があり、時には殴り合いの喧嘩沙汰に発展した事もあった。一方、部隊員で連れだって行動する場面が多い事から、部隊内での仲間意識は非常に強い事が窺える。
オデッサ作戦後、連邦軍がアプサラスシリーズの開発拠点であるラサ基地に対し大規模攻撃を仕掛けた際には07小隊も作戦に参加。本来索敵担当であるサリーも陸戦型ジムに搭乗し、4度目の突入部隊として3機で基地内部に繋がる坑道へと侵入。それと同時に坑道内に爆発物が設置されているのを処理班が発見し、並行して解体作業が開始された。
しかし大隊の連隊長イーサン・ライヤー大佐は作戦成功による発言力の向上を目論んでおり、兵士達を捨て駒として利用。坑道内の爆発物はモビルスーツの熱核融合炉の誘爆を狙って意図的に設置されたものであり、07小隊の突入から程なくして爆発物は起爆。小隊は味方の策謀によって全滅に追い込まれた。
登場作品 編集
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 初登場作品。第4話から登場し、08小隊のテリー・サンダースJr.を「死神」「疫病神」呼ばわりして喧嘩沙汰に発展させ、シロー・アマダに対しては「新米の隊長さん」呼ばわりし、彼にスパイ容疑がかけられた時は他の隊員を挑発するなど、事あるごとに問題を起こす嫌味なキャラクター達として描かれた。しかしそのツケが回ったのか、第10話冒頭でライヤーの手によって全滅。身勝手な味方によって理不尽に命を奪われるという悲惨な末路を迎えてしまった。結局、熱核融合炉の誘爆には至らず、ライヤーの目論見通りにはならなかったものの、この一件でコジマのライヤーに対する不信感が決定的なものとなり、彼がライヤーからの離反を決意する要因となった。
- アナハイム・ジャーナル
- AE機動機器のビル・ホーガン事業部長のインタビュー記事において、50ページで「以前、一年戦争のアジア戦線を舞台にしたロマンス映画で、MSが「歩く核爆弾」のように描かれていた」と語っている。発言からしてライヤーが陸戦型ジムを核爆弾代わりに利用した件について言及しているものと思われる。