ゾロ

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ゾロ
外国語表記 ZOLO
登場作品 機動戦士Vガンダム
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 地上用量産型可変モビルスーツ
型式番号 ZM-S08G
頭頂高 14.8m
本体重量 8.9t
全備重量 21.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 5,120kW
スラスター総推力 39,040kg
装甲材質 チタン合金ネオセラミック複合材
開発組織 ベスパ
所属 ザンスカール帝国
ベスパ
主なパイロット ワタリー・ギラ
クロノクル・アシャー
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概要編集

ザンスカール帝国ベスパゾロアットをベースに開発した地球侵攻用可変モビルスーツ

ビーム・ローターを装備し、大気圏内で優れた飛行能力を発揮する。トップ・ヘリ(上半身)とボトム・ターミナル(下半身)への分離・変形機能を有しており、コクピットのあるトップ・ヘリからミノフスキー・コントロールを介して無人機のボトム・ターミナルを操作する。ボトム・ターミナルはバウのように質量爆弾として使う事も可能であるとされる。

分離形態による対地攻撃を重視しており、ザンスカール戦争緒戦における地球侵攻作戦を成功に導いた。しかし、分離・合体機構の採用は整備性の低下を招き、対MS戦で十分な能力を発揮出来なかった事から、後継機であるトムリアットゾリディアが登場した事で徐々に姿を消していった。

登場作品と操縦者編集

機動戦士Vガンダム
初登場作品。ベスパの地上での主力であったが、後継機のトムリアットが登場すると徐々に姿を消していった。シリーズ後半で再登場した際にはウッソ・エヴィンから「ゾロってこんなに弱かったのか」と言われる事もあった[1]

装備・機能編集

特殊機能編集

分離・変形
上半身と下半身が分離し、それぞれトップ・ヘリとボトム・ターミナルに変形する。ただし、この分離・合体機構は機体構造の脆弱化を招いており、後継機では廃止された。
ミノフスキー・コントロール
ビーム・ローターと連動した無線誘導技術。ビーム・ローターの基部付近のみではあるが、ミノフスキー粒子の格子振動を用いた通信が可能となる。ボトム・ターミナルの遠隔操作に用いられる。

武装・必殺攻撃編集

バルカン砲
トップ・ヘリ形態時のみで使用可能な機関砲。機首に装備されている。
ビーム・サーベル
背部に2基装備されている近接格闘兵装。
ビーム・ガン
トップ・ヘリ形態時ではビーム・ガンとなる。
ビーム・ライフル
Eパックを機関部の後ろに備えたビーム・ライフル。大気圏内での運用に特化したタイプと見られ、空冷バレルを備える。分離時にはボトム・ターミナルのハードポイントにマウントされる。
ビーム・バズーカ
折りたたみ式バレルを備える大型ビーム火器。大火力を期待されていたが、想定された性能は発揮出来なかったとされる。
ガトリングガン
大型の実体弾式多砲身機関砲。そのサイズと発射反動により扱いにくいものの、制圧力は突出している。分離時にはボトム・ターミナルの股間部に搭載されるが、翼部パイロンにも搭載が可能。
マルチ・バズーカ
ビームと実弾を併用できる多目的バズーカ。ゾロでは主に実体弾を使用している。
ミサイル・ポッド
トップ・ヘリの翼部パイロンに装備されている武装。MS形態でも手持ちで使用可能。
対地爆雷ポッド
爆撃を目的とした対地攻撃装備。ボトム・ターミナルの股間部に装備される。
ビーム・ローター
重力下での飛行用フライトユニット。ビーム・シールドとしても使用可能だが、飛行時には装備している腕が使用出来ないという問題もあった。

対決・名場面編集

機動戦士Vガンダム 編集

初のボトムアタック
第9話より。ボトムパーツを質量弾としてぶつけるボトムアタックの代名詞はVガンダムではあるが、ウッソが初めてそれを実行したのは、Vガンダムを奪われ行きがかり上乗り込んだゾロのボトムターミナルであった。生身のオデロにビーム・ライフルを突きつけるクロノクルのゾロに対し、ボトムアタックを実行。行動不能に至らせ、その間にクロノクルに奪取されかけていたVガンダムの奪還に成功した。

関連機体編集

ゾロ (クロノクル・アシャー専用機)
クロノクル専用の赤い機体。チューンが施され、若干だが性能が上がっている。
ゾロ改
頭部センサーに改良を施した改修機。マチス・ワーカーが搭乗。
ゾロアット
ベスパ初の量産型MS。その拡張性からゾロなどの原型機となった。
トムリアット
分離・合体機構を廃止し、運用性を高めた後継機。
バウ
第一次ネオ・ジオン抗争ネオ・ジオンが開発した機体。上下半身を分離する方式を取る点で共通点が見られる。

商品情報編集

資料リンク 編集

リンク編集

脚注編集

  1. ただしこの時点でウッソがパイロットとして大きく成長していた事と、乗っていたのがV2ガンダムであったという事も憂慮されるべき点である。