G-アルケイン | |
---|---|
外国語表記 | G-Arcane |
登場作品 | ガンダム Gのレコンギスタ |
デザイナー | 形部一平 |
スペック | |
---|---|
分類 | 試作型可変モビルスーツ |
型式番号 | MSAM-033 |
全高 | 18.3m |
重量 | 38.7t |
主動力 | フォトン・バッテリー |
開発組織 | アメリア軍 |
所属 | アメリア軍 |
主なパイロット | アイーダ・スルガン |
概要
アメリア軍が開発したモビルスーツ。ヘルメスの薔薇の設計図から造りだした純地球産の機体であり、G-セルフと同じ「G系統」に属している。それ故、本機も外見が宇宙世紀のガンダムタイプMSに酷似しているが、カラーリングはトリコロールカラーではなくオレンジとグレーのツートンである。
アメリア軍が今までのMS開発で培った技術を使って製造されているが、要求される技術力がかなり高いせいで各種部品の精度が本来のそれよりも低くなってしまい、結果としてポテンシャルも設計図通りに実現する事が出来なかった。機体各部には本来ならばフォトンフレームも採用されているが、こちらも技術力の問題で成形ができず、フォトン装甲も再現できなかったので装甲の色を変更する事は出来ない。しかし一定の研究成果は挙げられており、頭部に表示される起動マークにそれが使用されている。後頭部の小さい翼状のパーツはフォトンラジエータで、機体出力の上昇率が過剰になった時にここから熱エネルギーを放出する。腰部には背面翼とブースターが設置され、これによって単独飛行を可能としている。だが操作性が下がる為、乗りこなすにはパイロットにも相応の技量が要求される。本機は飛行形態への可変機構を有しており、高い機動性を発揮できる。
本機と同時にG系統用と思われるバックパックもいくつか製造されたが、大半が装着不可能であったとされる。
初期案ではアイーダの搭乗機は赤いモンテーロとする予定だったが、後にガンダムに変更された為に本機がデザインされる事になった。また名称も当初は「G-アーレント」だったが、富野由悠季監督によって現在の名称に改められている。
登場作品と操縦者
- ガンダム Gのレコンギスタ
- 初出作品。第4話からアイーダ・スルガンの搭乗機として登場する。
テストも兼ねて海賊部隊で運用されており、主にメガファウナの援護等を行っている。後に装備を強化したフルドレスとなる。 - ガンダム Gのレコンギスタ FROM THE PAST TO THE FUTURE
- 飛行形態の初映像化作品。背部にアサルトパックの一部を装備しており、G-セルフの整備中に「もう一度トワサンガを見ておきたい」とコア・ファイターで出たベルリに同伴した。そこでマスク部隊と会敵し、ベルリがG-セルフを取ってくるまでの間、単身戦闘を継続するが、直後にG-フェネクスに強襲される。当初は相手の機体が不調だったため、アサルトパックを破壊されつつも変形を駆使してなんとか渡り合うが、途中で相手がデストロイモードへと変身。右腕を引き千切られた上、建造物に叩きつけられ戦闘不能に陥った。幸い、駆けつけたG-セルフによって窮地を救われ、戦闘後、共にトワサンガを後にした。
装備・機能
特殊機能
- 変形
- 飛行形態に変形可能。劇中では一度も変形する事は無かったが、漫画版やイベント映像では変形している。
尚、AnimeJapan2015内の「富野総監督とキャラクターに聞く67のQ&A」においてアイーダが「(変形は)美意識に合わない」と答えている(とはいえ前述の作品で変形してはいるが。一方、監督は変形できる事を忘れていたらしい)。 - 換装
- バックパックを換装可能。前述の通りほとんどのバックパックを装備することはできないが、アサルトパックの上部分の装備が確認されている。
武装・必殺攻撃
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵された機関砲。炸薬弾を使用している。
- 対艦ビーム・ライフル
- 本機の主兵装。銃身が長く、機体の全高を超えるサイズとなっている。発射されるビームの出力はかなり高く、遠距離からの砲狙撃戦や艦艇等の大型目標への攻撃に有効である。
- 大型ビーム・ソード
- 対艦ビーム・ライフルのグリップを移動させる事で大型の格闘兵装となる。使用時は両手で保持する。
エネルギー効率があまりにも悪すぎる為、数十秒間しか使えない。
- ビーム・ライフル (アメリア製)
- 汎用型として設計されたビーム兵器。第8話において装備した。
- ビーム・サーベル
- 両肩に1基ずつ、計2基をマウントしている。宇宙世紀の物と同様、メガ粒子を磁場で剣状に収束している。刀身は細身だが、切断力はかなり高い。
- ビーム・ワイヤー
- 両腕部に1基ずつ、計2基を内蔵。
鏃状の小型ビーム発振器をチェーンのように多数繋げ、各発振器の後端にある2基の噴射口からビームを纏わせて使用する。鞭のようにしなる為、様々な使い方が出来る。使用された発振器は切り離され、その次の発振器が新たな先端部となる。
不使用時はリール状のユニットに巻き取られて収納されている。 - シールド
- 実体式の防御用装備。攻撃兵装や緊急時用のスラスターとしても転用可能である。
- センサー・バーナー
- シールドに6基内蔵されている。拡散レーザーを発射でき、敵機のセンサー等の攻撃やビーム攻撃の無効化を可能としている。
対決・名場面
関連機体
商品情報
ガンプラ