テム・レイ

2020年2月1日 (土) 07:23時点における111.102.185.130 (トーク)による版 (→‎THE ORIGIN)

テム・レイ(Tem Ray)

  • 登場作品:宇宙世紀ガンダムシリーズ
  • 声優:清川元夢(TV) 坂口候一(THE ORIGIN)
  • 性別:男
  • 所属:地球連邦軍
  • 階級:大尉(技術士官)
  • 役職・称号など:
  • 主な搭乗機:
  • キャラクターデザイン:安彦良和
アムロ・レイの父親で、V作戦の中心人物。作中での「ガンダムの生みの親」(作品としてのガンダムの生みの親はもちろん富野由悠季氏)。物語開始直後に起きたジオン軍の襲撃に巻き込まれ、宇宙に投げ出され行方不明になる。後にサイド6で再会するが、酸素欠乏症にかかっており、かつての精悍な姿は見られなくなっていた。様々なメディアで取り上げられているが、劇場版、小説版、ORITIN版とも「ガンダムの活躍に興奮して転倒し、頭を強打する(場合によってはこれが原因で死亡)」という描写がなされている。

TV・劇場版

優れた技術者だが父親としてはやや問題があり、ジオン軍による襲撃時にはアムロの身を案じつつも「第一にガンダム」という姿勢を崩さず、アムロが訴えていた避難している市民には全く関心を示さなかった。また、妻であるカマリア・レイとの夫婦関係は完全に冷え切っており、地球とコロニーとで別居状態にある。このことから「研究熱心だがそれ以外のことには全く関心を持たない」という仕事人間であったことがわかる。後に再会した時もアムロから母親のことを聞かされたが、全く意に介さなかった。この時点ではすでに酸素欠乏症にかかっていたためやむを得ないのかもしれないが、ガンダムやアムロへの強い関心と比較するとあまりにも淡泊な反応である。
一方、アムロに関しては少年期に宇宙に連れ出し「宇宙を見せておきたい」と語り、また「親父にもぶたれたこともないのに!」というアムロの台詞からは手を挙げることもなかったほど大切にしていたことが伺える(もともと理知的な人物であるから手を挙げずに諭すような対応を心掛けていたのかもしれないが、いずれにせよ彼なりにアムロに対して気を使っていたことは間違いない)。

THE ORIGIN

アナハイムエレクトロニクス社からの出向で、大尉待遇で研究を行っている。ミノフスキー博士の一番弟子との触れ込みで、非常に優れた技術者として注目されていた。地球連邦軍がキャッチしたジオンの新兵器試作機を一目見てその本質を見抜き、「戦争が変わる」という未来を予測し、連邦軍の危機を訴えV作戦を考案する。彼の開発したガンダムがのちの連邦軍にとっての切り札になるわけだが、完成後の輸送中にシャア・アズナブルに追跡されサイド7でアムロと運命の出会いを果たした。これらのことを踏まえてTV版でのテム・レイの言動を考えると「目の前の避難民も助けたいが、ほれより切り札であるガンダムを奪われればその時点で連邦軍の敗北が決定的になってしまう」という優先順位からアムロの訴えに対して冷たい返答であったことが伺える。彼もそれほど必死だったのだ。
TV・劇場版に比べるとより人間味があり、内面に秘めた意思の強さが見られた。特にアムロに対してはまっとうに接している部分が強調されており、家がロクに掃除もされていない状態や、パンツ一丁で年頃の少女(フラウ・ボウ)を自宅に招き入れるなど常識に欠けるアムロの行動を(至極常識的なレベルで)厳しく叱るなど、どちらかというとTV版よりもかなりダメ人間として描かれているアムロに対し、しっかりとした父親として描写されていた。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム


機動戦士ガンダム

家族

アムロ・レイ
息子。第1話で離ればなれになり、後に酸素欠乏症にかかった彼の姿を見たときは衝撃を受けた。劇場版ファーストでは階段から落ちており、小説版では死亡した事が明記されていたが、アムロ自身がそれを知っていたかは定かではない(小説『ベルトーチカ・チルドレン』では知っている)。
カマリア・レイ
妻。アムロとテムとは別居して地上に残っている。
ミノフスキー博士
師に当たる人物。敬愛すると同時に強い対抗心も燃やしていた。

名台詞

機動戦士ガンダム

搭乗機体・関連機体

ガンキャノン
THE ORIGINではテム・レイによる開発機体とされている。しかし研究施設や環境が希望に沿ったものではなかったため、彼にとっては満足のいく機体ではなかったらしい。のちに改修され、ドッキングシステムによる「砲撃型ガンダム」のバリエーション機となった。
ガンダム
V作戦の根幹をなす機体。ミノフスキー博士の研究から生み出されたジオン軍の兵器に対してのガンダムは、いわば代理の師弟対決とも言える。

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話題まとめ

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