MCA構造
MCA構造（MCA Construction）
MCA（Multiple Construction Armor＝多機能装甲）構造とは、ガンダムF91に実装されているモビルスーツの装甲や構造材そのものに電装機器や電子回路としての機能を盛り込んだ機体構造。
これまでのムーバブルフレームやモノコック構造とは異なり、構成部品にセンサーなど複合的な機能を持たせており、機体強度を維持したまま機体の実装密度を高め、MSの飛躍的な軽量化[1]を実現した。製造にはサイコフレーム技術が応用されており、電子機器を金属粒子レベルで構造材に組み込むコンセプトが共通している。
製造には一定水準以上の技術力と工業力が必要であり、技術衰退が発生した場合は製造・修理が困難となる。そのため、宇宙世紀160年代には小型MSの生産は消極化していき、旧式MSのレストアが主流となっていった。
登場作品
- 機動戦士ガンダムF91
- ガンダムF91に採用。これによって伝導回路の取り回しと機体強度を両立したままバックパックにジェネレーターを搭載する事が可能となった。また、MCA構造を利用し、バイオコンピューターとリンクさせる事で機体そのものをセンサーにするといった使い方も示されている。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- MS用ビーム兵器の新規開発すら困難になる程の技術衰退により、地球圏ではMCA構造材の生産が困難になる。そのため、小型MSは高性能だが壊れやすく故障したら元の性能に戻す事が難しい機体として扱われている[2]。
関連技術
リンク
脚注
- ↑ ヘビーガンの本体重量は9.5t。ジェガンは21.3t。対してF91は7.8t。
- ↑ ただし木星ではクロスボーン・ガンダムのコピー機が生産されている。