ウィリアム・C・オーランド

ウィリアム・C・オーランド
登場作品 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド)
性別
生年月日 宇宙世紀0075年6月20日 (小説版SF91)
年齢 36歳 (小説版SF91)
没年月日
職業 テストパイロット
所属 アナハイム・エレクトロニクス社
階級 大尉
主な搭乗機
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概要編集

アナハイム・エレクトロニクス社専属のMSパイロット。後に同社に就職しMSエンジニアとなるアイリス・オーランドの父親である。

宇宙世紀0090年代末以来、AE社の上級テストパイロットを務めており、ジェガンのアップデート機(J型R型M型)を始め、ヘビーガンの実用試験でも大いに貢献している。

しかし、宇宙世紀0112年2月のジェガン (ファイアボール)(または宇宙世紀0111年6月20日のMSA-120)のテスト中に発生した事故により死亡。この事は当時9歳になったばかりの娘のアイリスに深い心の傷を負わせる事となってしまった。

登場作品と役柄編集

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (小説版)
初出作品。模型情報誌MJ(1992年7月号 Vol.156)掲載の第2話「陽動」にて彼の顛末が説明されている。
機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (漫画版)
第3話のアイリスの回想シーンと第4話冒頭のアイリスの夢の中に登場。事故時の搭乗機がジェガン (ファイアボール)に変更されており、事故の発生日も変更された事で事故当日がウィリアムの誕生日ではなくアイリスの誕生日となっている。
機動戦士ガンダムF90FF

人間関係編集

アイリス・オーランド
娘。運用試験のため出掛けた父の帰りを待っていたが果たされる事はなかった。父の死後、同じくAE社に入社したアイリスはある日、当時の事故記録を発見し、これを機にMS開発部への転属を志望。アルバートの手引きもあり、以降、MSエンジニアとして勤める事となる。
アルバート・エルゼナー
AE社のチーフエンジニア。過去にウィリアムと同じチームに所属していた事があり、父を失ったアイリスの父親代わりを務めた。
チャーリー
ジェガン (ファイアボール)の試験飛行の際に随伴機のジェガンに搭乗したパイロット。人物名ではなくフォネティックコードの「C」を意味している可能性も考えられる。
トキオ・ランドール
AE社に出向している連邦軍のテストパイロット。アイリスの20歳の誕生日パーティに使い古しかつ官給品の腕時計を(皆に無理強いされて)プレゼントしており、アイリスも「私の父も似たのを持っていたわ」と次の日からさっそく着用している。

名台詞編集

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 (漫画版) 編集

アイリス「早く帰ってきてね パパ…」
「分っているよ…… 今日は特別な日だものな」
第3話より、ダーク・タイガー隊との戦闘で苦戦を強いられるトキオを目の当たりにしたアイリスに過ぎった回想の中で。笑顔で見送るアイリスにガッツポーズを取りながら出かけるウィリアムだったが、娘の誕生日が悲劇の日にもなろうとは、この時誰もが知る由も無かった。
「まったく…… こう毎日同じ天気ではたとえ狭くてもコロニーの方がありがたく思うな」
第4話より、北アメリカで行われるジェガン (ファイアボール)の試験飛行を前に。スタッフも「しかしこれが地球ってもんです」と返答しているため、恐らくスペースノイドと思われる。
「ファイアボール了解 それじゃいっちょケツに火をつけるか」
「よーしチャーリー つかまえてみろ」
同話。「この分なら軽く飛ばせそうだな」と機体が上々のコンディションであると判断したウィリアムは随伴機を置き去りに上空高くへと機体を急上昇させる。しかし……
「ぼ…暴走…したの…か」
「な…何とかコントロールして…」
同話。上昇中に機体のブースターが突如として暴走し、急激な加速を開始。出力が安定せずコントロールを失った機体は墜落し爆散。幼い娘を残して死ぬ悲劇的な最期を迎えてしまった。そして何かの因果か、この時の記録映像は後にアイリスをMSエンジニアとしての道へ進ませる切欠となった。

搭乗機体・関連機体編集

ジェガン (ファイアボール)
漫画版『SF91』における搭乗機。「ファイアボール」が機体の愛称とウィリアム本人のコールサインのどちらを指しているかは不明。
MSA-120
小説版『SF91』における搭乗機。『F90FF』では数ある内の1号機として追加設定されている。
ジェガンJ型 / ジェガンR型 / ジェガンM型 / ヘビーガン
小説版『SF91』において過去に実用試験に携わった機体。

リンク編集