ザクIIA型 | |
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外国語表記 | Zaku II Pole First Period Production Type |
登場作品 | MSV-R |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-06A |
全高 | 17.5m |
本体重量 | 56.2t |
全備重量 | 68.7t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオニック社 |
開発拠点 | |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
ルーベンス 他 |
概要
ジオニック社が開発した量産型モビルスーツ。ザクIの問題点を解消すべく開発された最初のザクIIであり「先行量産型ザクII」や「初期生産型ザクII」とも呼ばれる。
元々はザクIの改良機「MS-05C」として開発されていたが、大幅に改良されたため「MS-06」の番号が割り振られることとなっている。機体各部に動力パイプを露出することにより機体内部に余裕を持たせ、ジェネレーターを改良し冷却システムを強化することにより機体性能を向上させている。両肩のアーマーはザクIと同じ球形のアーマーで、コックピットの開閉方式もコックピット中央のハッチから出入りする方式であった。その為、乗降にはパイロットがコンソールを乗り越える必要があり、モニターが汚れやすいという欠点があった。
武装はザクIと同様の105mmマシンガンと初期型のバズーカが用意されていたが、後の06シリーズが装備するヒート・ホークは本機がロールアウトした時点で開発が完了していなかったため装備していない。
本機の試作機が完成するとすぐに対MS戦を意識し耐核装備を施されたザクIIC型が開発されることとなったため生産数は少なく、生産された機体の半数が教導機動大隊での実習訓練機に使用され、データ解析が行われた。その後、実戦部隊へ配備された機体のほとんどはC型やF型と同様、右肩にシールド、左肩にスパイクアーマーを装備した姿にレトロフィットされており、加えてFCS(射撃管制装置)などアビオニクスが改修されている事もあり、形状や運動性能からA型を識別する事は難しいとされている。
カラーバリエーション
- ザクIカラー
- ザクIと同様の緑と青のツートンカラー。模擬戦闘訓練時にデモンストレーション用に施されたカラーで、後に緑2色に再塗装されている。
- 青と白のツートンカラー
- 性能試験部隊および教導機動大隊に配備された機体に施されたカラー。機体の一部に「G.B」の文字が記載されている。
登場作品と操縦者
- ガンダムセンチュリー
- 機体設定の初出。
- MSV
- 詳細な機体設定が追加された。後にSDガンダムの玩具であるガシャポン戦士に「MS-06A 第一次量産型ザク」の名称で登場しており、「ザクIと同じ機体色・同じショルダーアーマー」といった外見の特徴が設定された。
- MSV-R
- 出典元。「月刊ガンダムエース」2010年3月号掲載のVol.11で解説された。
MSV設定をベースに設定がブラッシュアップされ、デザインもガシャポン戦士の物をベースにリアル等身の画稿が製作された。ガシャポン戦士と同様のザクIカラーに加え、青と白のツートンカラーも新たに設定されている。
上記のVol.11の挿絵は「月の裏側の宙域で実施されたデモンストレーションを兼ねた模擬戦闘訓練の様子を捉えた写真」という体裁で、隊長機を含めた3機のA型が写っており、撮影日時は宇宙世紀0077年12月から翌年の1月頃ではないかと推測されている。訓練では視察団の前でターゲットドローンの撃破、艦艇の拿捕訓練を行っている。 - 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- 宇宙世紀0090年に研究材料として回収された教導機動大隊の実習訓練機が登場する。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ザク・マシンガン(105mm)
- 初期型であるドラムマガジン式の105mmマシンガン。ドラムマガジンが銃身の横に装着されているのが特徴。
- H&L-SB21K/280mm A-N ザク・バズーカ
- 初期型である対艦用バズーカ。先込式で弾はサイドスカートに懸架されている。なお、「月刊ガンダムエース」2010年3月号に掲載された挿絵では後部にマガジンを搭載した物を隊長機が携行している。