ヴァリアブルフェイズシフト装甲(Variable Phase Shift Armor)
フェイズシフト装甲を改良した装甲。通称は「VPS装甲」。
通常のフェイズシフト装甲と異なり、装甲を展開した際に流される電流の量を任意に変更する事ができる。これにより、装備や状況に応じてエネルギー配分を調節・最適化し、エネルギーの消費量を抑えられるようになった上、より長い稼働時間を得る事となった。その影響で装備を変更するごとに装甲の色が変化するという特徴が目立っている。これを利用して機体のカラーリング等を自分の好みなるように調整するパイロットもいる。
作中では色の変化が目立っており、性能自体は通常のフェイズシフト装甲と同様に扱われている。
登場作品
- 機動戦士ガンダムSEED
- 直接登場はしないが、ストライクルージュに採用されている改良型フェイズシフト装甲はヴァリアブルフェイズシフト装甲の雛形であるとされている。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- インパルスガンダムを始めとするセカンドステージシリーズやデスティニーガンダム、レジェンドガンダム、ストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダムで採用されている。
特にインパルスは白と青をベースとした標準的なフォースインパルスガンダム、近接戦闘での防御力を重視するために消費電力を上げた白と赤ベースのソードインパルスガンダム、武装にエネルギーを集中したため消費電力を下げた白・黒・緑ベースのブラストインパルスガンダムと、消費電力によって3パターンのカラーリングを持つ。
また、ガイアガンダムはステラ搭乗時は黒だったが、バルトフェルド搭乗時は朱ベースのカラーに変更されている。これは電力消費よりも本人の好みの部分が大きいと思われる。
ちなみにストライクルージュもキラ・ヤマトが搭乗した際にOSの設定等を調整した為、ストライクガンダムと同様のトリコロールカラーに変化している。 - 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- テスタメントガンダムが地球連合軍に強奪された際、フェイズシフト装甲から交換されている。通常時は白だが、装甲の防御力が上昇させると赤くなってゆく。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV
- デスティニーインパルスが搭載している。1号機は赤、2号機は赤紫、3号機は青紫のカラーリング。
- 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY - ストライクEで採用された。基本色はストライクガンダムと同様であるが、ノワールストライカーを装備したストライクノワールは黒いカラーリングである。
- 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS
- ライゴウガンダムが採用。インパルスと同様、装備したアナザートライアルストライカーによって装甲色が変わる。
採用機体
ザフト軍
- インパルスガンダム (及び各形態)
- カオスガンダム
- アビスガンダム
- ガイアガンダム
- セイバーガンダム
- デスティニーガンダム
- レジェンドガンダム
- ストライクフリーダムガンダム
- インフィニットジャスティスガンダム
地球連合軍
- テスタメントガンダム (改修後)
- プロトセイバー+11
- デストロイガンダム (TPS装甲とする資料あり)
アクタイオン・インダストリー社
- ストライクE
- ブルデュエル
- ヴェルデバスター
- ガンダムアストレイノワール (ストライカー部分)
ライブラリアン
フジヤマ社
関連用語
- フェイズシフト装甲
- 改良元である技術。
- トランスフェイズ装甲
- 連合軍側でPS装甲の改良型