パーメット (Permet)
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する物質。月開発時代に太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素「パーメットニウム」の有機錯体から生成される金属化合物。主に水星や月などで採掘される。
個々のパーメット粒子間でポゾンによる情報共有を行うという性質を持つ。パーメットの出現であらゆる制御技術の革新が飛躍的に進み、素材や推進剤などに混合させ制御する事で様々な技術が開発された。モビルスーツなどの軍事技術に与えた影響も大きく、これを使用した電子対抗装備は、無人機によるドローン戦争に終止符を打ったとされている。
パーメットを人体に流入させる身体機能拡張技術は宇宙に進出する基盤と考えられており、ヴァナディース機関はこれを用いて人体と機械を有機的にリンクさせる「GUND」を開発。同技術は軍事転用によってGUNDフォーマットへと発展する事になった。一方で、過剰なパーメットの人体への流入は「データストーム」と呼ばれる現象を引き起こし、人体にダメージが及ぶ危険性も孕んでいる。
登場作品
関連用語
- GUNDフォーマット
- パーメットを基幹技術として使用するモビルスーツ用制御システム。
- データストーム
- 機体とパイロット間で情報の交信を行う際、情報量が増大し続けることで人体に悪影響を与える侵害的情報逆流現象。GUNDフォーマット使用時のリスクとして挙げられるが、同時に空間そのものに作用して膨大な情報をやりとりする情報ネットワークとしての側面を持つ。