陸戦型ゲルググ | |
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外国語表記 |
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登場作品 |
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スペック | |
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分類 | 地上用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-14G |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 42.12t(45.1tとも) |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 61,500kg(79,900kgとも) |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
概要
ゲルググを地上用に改修した機体。G型とも呼ばれる機体である。
スラスターが地上用に調整されており、機体各部には防塵処理が行われている。背部には地上用の高機動パックが装備されており、両腕部にはジェットエンジン補助推進システムではなく予備ジェネレーターが搭載されている。その他の部分としては各種機体制御システムが改修されているため、パイロットの生存率が上昇している。本機の生産数は少なく活躍の機会もあまりなかったため、下記の2機のみしか確認されていない。
ケン・ビーダーシュタットの機体は基本的には通常の陸戦型ゲルググと同じだが、両腕部の予備ジェネレーターは取り外されており、代わりにグレネード・ランチャーを装備している。ブレードアンテナは媒体によって装備していたりしていなかったりする。機体カラーはサンドカラー。
ヴィッシュ・ドナヒューの機体は予備ジェネレーターが外されており、右腕部にはガトリング砲、左腕部にはグレネード・ランチャーを内蔵している。背部の高機動パックは装備されておらず、頭部にはブレードアンテナが装備されている。バックパックを装備していないのは、格闘時の機動力と格闘兵装の出力を重視しているためとされる。機体カラーは濃い緑色の単色迷彩で、左肩部とシールドにドナヒューのパーソナルマークである骸骨のマークが描かれている。この機体は初期試作機もしくはパーツ取り用の予備機ではないかと言われている。
現在姿が確認されている陸戦型ゲルググはこの2機のみで、ケンの機体が通常機と同じように扱われることが多い。また、媒体によってはそれぞれの機体が各パイロットの専用機として設定されている場合がある。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
- 初登場作品。パイロットはヴィッシュ・ドナヒュー。オーストラリア脱出作戦「月の階段」を成功させるため出撃し、地球連邦軍の航空基地を壊滅させている。最後はヒューエンデンHLV発射基地でホワイト・ディンゴ隊(WD隊)と交戦。その際にマッチモニードのアスタロス発射を阻止している。その後、WD隊のマスター・P・レイヤーとの死闘の末、戦死。その直後に終戦を伝える放送が流れた。
- 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles
- ゲーム内で一定条件を満たす事で入手可能。
- 漫画版でのパイロットはケン・ビーダーシュタット。メイ・カーウィンから好意として手配された。地球連邦軍の追撃により降伏勧告を受けるが、それを無視し戦闘する。最後はマット・ヒーリィの陸戦型ガンダムと交戦し、刺し違える寸前で終戦を伝える放送が流れたため戦闘を中止し、連邦軍に降伏した。
- また、小説版ではケン以外にもクロードが搭乗している(サイドストーリーズ版ではドムに変更)。
装備・機能
武装・必殺攻撃
共通武装
- ビーム・ナギナタ
- 量産機としてはジオン初の携行ビーム兵器。柄の両端からS字にビーム刃が発生。ただし取り回しに難があり、振り回すと自身を斬ってしまいかねないので、ビーム刃を片側のみ発生させて使用するパイロットもいる。
ヴィッシュ機
- ビーム・ライフル
- 通常のゲルググと同様のライフル。
- シールド
- これもゲルググと同様のシールド。骸骨のマークが描かれている。非使用時は背中にマウント可能。
- アームガトリング
- 右腕部に内蔵されているガトリング砲。
- アームランチャー
- 左腕部に内蔵されているグレネード・ランチャー。
- 大型ビーム・マシンガン
- 小説版のイラストで装備している武装。ゲルググJの物と同じ武装。
ガンダム戦記版(ケン機)
対決・名場面
関連機体
商品情報
ガンプラ