ガンダムAGE-2 ダークハウンド

2013年1月9日 (水) 16:46時点におけるAaa (トーク | 投稿記録)による版

AGE-2DH ガンダムAGE-2 ダークハウンド(Gundam AGE-2 Dark Hound)

宇宙海賊ビシディアンが所有する戦闘用モビルスーツ
戦闘で大破したガンダムAGE-2を回収し、マッドーナ工房に依頼して修復した(ただし、表向きはビシディアンの独力で改修された事になっている)。その際に独自改良が加えられ、白兵戦に特化した機体へと変貌している。これは相手に察知されないように接近しつつ最低限の攻撃をかけて敵機を鹵獲する為とされる。
カラーリングは敵からの視認性を下げるべく白一色からビシディアンの他の機体と同様の黒に変更され、頭部と胸部コクピットハッチには髑髏のレリーフが施された。これについては、既存の組織に対する反抗の意思表示でもあるとする見方もある。また、右のツインアイには海賊の眼帯を思わせる眼帯型照準用バイザーが設置している。肩にはバインダーを装着していて、マントのような形状になっている。
その外観や装備が海賊行為に適している奇襲や格闘戦に特化している為、まさに海賊ガンダムと言える。
ストライダー形態への変形も可能で、改良前よりも高い機動性を発揮する。一方、ウェアシステムの有無は不明。
なお、AGEシステム地球連邦軍が残骸から取り外して回収した為、搭載されていない。ちなみに本機は初めてAGEシステムからの提案ではなく人間からの提案のみで改修されたガンダムであり(システムがなかったので当然ではあるが)、その有用性が実証された事で後のMS開発やAGEシステムの進化に一役買う結果となったとされている。

改良されているとは言え、機体そのものは24年前に開発された機体の改修機だが、パイロットの技量もあってA.G.164年代の高性能機であるギラーガザムドラーグガンダムレギルスと対等に戦う事が可能となっている。

ちなみに「ダークハウンド」は猟犬=腐敗を喰らうと言う意味があり、ビシディアンにおける最高の称号である。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムAGE(第三部)
パイロットはキャプテン・アッシュ
キオ・アスノが搭乗するガンダムAGE-3 ノーマルを技量で圧倒し、途中で現れたヴェイガンMS部隊と交戦。一般機のダナジン1機とファントム3グラット・オットーが乗るダナジンを撃破し、危機に陥っていたキオを助けた。その後、密かに謎のカプセルを渡して撤退している。
キオがヴェイガンの捕虜になった際にはセカンドムーンへ侵攻して救出。撤退中にフェザール・イゼルカントガンダムレギルスザナルド・ベイハートザムドラーグと交戦し、物量差で苦戦するもダミーバルーンを使った戦術で相手側の動きを止めると大破したガンダムAGE-3を回収して帰艦し、後退した。
機動戦士ガンダムAGE(第四部)
連邦軍のルナベース奪還作戦に連邦軍側に加担する形で参戦している。その際にパイロット同士の因縁のあるギラーガと交戦するが、決着は付かなかった。
その後、再び現れたシドとゼハートの駆るガンダムレギルスの交戦する宙域に乱入。「見えざる傘」を展開したシドをゼハートと共闘して撃破した。
ラ・グラミス攻防戦にも投入され、多数のヴェイガンのMSを撃破する。その戦闘でディーヴァを狙ったラ・グラミスのディグマゼノン砲が放たれるまでの時間をガンダムAGE-1 グランサガンダムAGE-FXと共に稼ぎ、発射直前にハイパーブーストで二機のガンダムを連れて射線上より退避した。
その後、ガンダムを落とせなかった事で怒りのままに出撃して来たゼハートのガンダムレギルスと交戦し、戦闘不能に追い込む。
ラ・グラミスがヴェイガンギア・シドによって多大な損害を被り、セカンドムーンごと爆発しそうになった際にはキオと共に球体構造物の切り離しを行った。
機動戦士ガンダムAGE ~追憶のシド~
本作において、ダークハウンドとなった経緯が語られている。
本来は宇宙海賊ビシディアンのエースパイロットのウィービック・ランブロが搭乗する予定であったが、その前にウィ―ビックが戦死した為、ベース機のガンダムAGE-2の残骸に掴まってビシディアンに保護されたアセム・アスノが乗る事になった。

装備・機能

特殊機能

変形
ストライダー形態に変形する。
フラッシュアイ
胸部の髑髏の目に内蔵。閃光を放って相手を眩惑させる。
ハイパーブースト
本機に搭載された機能。ガンダムAGE-1 フルグランサガンダムAGE-FXを掴まらせた状態でも(この2機が補助ブースターの役割も果たしていたとはいえ)ラ・グラミスのディグマゼノン砲の射線上から急速に離脱可能な程の非常に高い推力を発揮する事が出来る(劇中のアセムの台詞から、更にジェノアスOカスタムを掴まらせても問題ないようである)。

武装・必殺攻撃

ドッズランサー
本機の主兵装。ハイパードッズライフルをベースにして造られた実体式の槍にドッズガンを内蔵したマルチウェポン。
不使用時はリアスカートにマウントできる。また、ストライダー形態時には機首となる。
ドッズガン
ドッズランサーに2門内蔵された速射式のビーム砲。あまり威力は高くないようである。
ビームサーベル
リアスカートの裏側に2本マウントされている。グリップの後端からもビームを発振可能。
アンカーショット
両肩のバインダーに1基ずつ、計2基を装備されたフック型有線射出兵器。これで敵機の拘束を始めとした様々な使い方が可能。また高圧電流を流して内装機器やパイロットに直接ダメージを与える事も出来、バインダーから外せば携行武装としても使える。
ワイヤーの強度は非常に高く、高速回転させればシールドとしても転用可能。シドに引っ掛けた際も本機が牽引されたにも関わらず千切れる事はなかった。
ビームバルカン
両肩に1門ずつ、計2門内蔵されている速射式のビーム兵器。ストライダー形態時のみ使用可能。
突撃
ストライダー形態時に高い推進力を活かして機首部のドッズランサーで突貫攻撃を行う。

対決・名場面

ガンダムAGE-3 ノーマル
サルガッソーにて息子キオの力を試すべく交戦。スーパーパイロットの技量を持ってAGE-3を本気を出さずに圧倒した。
ギラーガ
ルナベース奪還作戦時に交戦している。ライバル同士の24年の時を超えての再戦である。この時はティエルヴァのパイロットのジラードのXラウンダー能力の暴走によって決着がつく事はなかった。
シド
EXA-DBの隠されている小惑星帯で交戦。ゼハートのガンダムレギルスと共闘し、アセムの機転でシドの見えさる傘を破り勝利する。
ガンダムレギルス
ラ・グラミス攻防戦において怒りのままに出撃して来たゼハートが乗る機体と交戦。その時にはゼハートは正気を失っていた為、ダークハウンドの圧勝だったが、攻撃の一つ一つが確実にレギルスの武装を潰して戦闘不能にすると言う、パイロットのアセムの技量の高さを見せつけた。

関連機体

ガンダムAGE-2 ノーマル (特務隊仕様)
ベース機。
ガンダムAGE-2 ノーマル
ガンダムAGE-2 ダブルバレット
ガンダムAGE-2 アルティメス
ガンダムAGE-2 ダブルブレイド

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