モラシム隊 (Morashim's team)
『機動戦士ガンダムSEED』に登場するマルコ・モラシムを隊長とするザフト軍の潜水母艦隊。
概要
カーペンタリア基地に所属する潜水母艦クストーを母艦とする部隊。C.E.70年時は水中用MSジンフェムウスとジンワスプ、C.E.71年時は水中用MSグーンと空戦用MSディンを主戦力としている。
C.E.70年4月10日に発生した地球連合海軍との海戦「珊瑚海海戦」同海戦でモラシムはジンフェムウスを駆り、ジンワスプと共にジェーン・ヒューストの所属する第21ASW艦隊と交戦。旧式駆逐艦を全艦撃沈する目覚ましい戦果を挙げた。
その後、C.E.71年3月3日にクルーゼ隊のクルーゼから挑発を受けたモラシムは、インド洋を航行中のアークエンジェルに攻撃を仕掛け、初めて海戦を経験するアークエンジェルを空中と海面双方からの攻撃で苦戦させた。しかしアークエンジェルの対空砲火によりディン1機、迎撃に出たストライクによりグーン2機を失い、さらにモラシムの乗るディンもスカイグラスパー (ランチャーストライカー)の攻撃により片翼を失うなど手痛い損害を受けたため一度撤退する。
その後、アークエンジェルが艦底部からの攻撃に対処できない事を見抜いたモラシムは水面からの攻撃のみに切り替え、同年3月7日に再度アークエンジェルを攻撃。モラシムが水中用MSゾノを駆ってソードストライクを引き付けている間にグーン2機がアークエンジェルに波状攻撃をかけるものの、その間に後方待機していたクストーがスカイグラスパー2機の奇襲により艦載機共々撃沈。さらにグーン部隊もアークエンジェルのバレルロール戦法による予想外の反撃で一度に全滅。隊長機のモラシムもグーン部隊の全滅に気を取られた隙にソードストライクからの攻撃を受け撃墜され、部隊は全滅した。
登場作品
- 機動戦士ガンダムSEED
- 第22話~第23話 (HDリマスター版第21話~第22話)に登場。バルトフェルド隊の後釜として登場し、水中戦で猛威を振るったものの、たった2話で退場するという呆気ない幕切れを迎えた。
- 機動戦士ガンダムSEED MSV戦記
- Field 02で登場。モラシム隊が大戦果を挙げた「珊瑚海海戦」が描かれた。
構成員
保有戦力
モビルスーツ
- 【SEED】
- 【SEED MSV】
母艦
- ボズゴロフ級クストー
関連項目
- カーペンタリア基地
- モラシム隊の所属基地。
- クルーゼ隊
- クルーゼを隊長とするザフトの部隊。クルーゼから「地球に足つきを降ろしてしまった」「(地球へ降りた折には)モラシム隊長にも色々とお力をお貸し頂きたく思っております」と挑発の通信を受け取った事を切欠にモラシム隊のアークエンジェル攻撃が決定した。
- ジェーン・ヒューストン
- 「白鯨」の異名を持つ地球連合軍の女性パイロット。かつては海軍所属だったが、彼女が所属していた第21ASW艦隊がモラシム隊によって壊滅した事を機にモラシムへの復讐のためMSパイロットとなり、以降、水中用モビルスーツの開発に携わるようになる。
- アスラン・ザラ
- モラシム隊全滅時に近くを飛行していた中型輸送機に搭乗していたが、運悪くカガリのスカイグラスパーに発見され交戦状態に入った末に墜落。アスランはイージスと共に輸送機からパージされ近くの無人島に降下するが、そこで同じく遭難したカガリと運命的な出会いを果たす事になる。