バルギル | |
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外国語表記 | VARGUIL |
登場作品 | 機動戦士ムーンガンダム |
デザイナー | 形部一平 |
スペック | |
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分類 | ニュータイプ専用試作型モビルスーツ |
型式番号 | AMX-123X |
全高 |
20.9m 21.7m (ガンダム・ヘッド搭載型) |
全備重量 |
57.6t 51.8t (ガンダム・ヘッド搭載型) |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 3,240kW |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
開発組織 | ネオ・ジオン軍 |
所属 | ネオ・ジオン軍残党 |
母艦 | アタラント3 |
主なパイロット |
概要
ネオ・ジオン軍の試作型モビルスーツ。機体カラーは紫。ネオ・ジオン再蜂起に向けて次世代のサイコミュシステムを搭載した機体として開発された。
軽量化を目的に開発された為、機動性や運動性が高く、プロペラントタンクにより稼働時間も延長可能な機体であった。しかし、同時期に開発されていたヤクト・ドーガと比較すると機体の出力は劣らないものの、サイコミュの性能に大きな差を開けられてしまっている。サイコミュ搭載機としては前時代的内容から抜けられず、安定性を欠いた失敗作とされている。なお、機体各部の形状や武器の形状がサザビーと似た物となっているため、本機のデータはサザビーの開発に利用されていると思われる。
アタラント3に積み込まれる前に次世代のサイコミュは回収され、従来のサイコミュとファンネルに戻されている。
ロンド・ベルとの戦闘で中破した際にムーン・ムーンで入手したG-ドアーズの頭部を移植される形で応急修理されており、バルギルのサイコミュがオーバーライドされた結果、サイコプレートが使用可能になった。この状態はバルギル(ガンダム・ヘッド搭載型)と呼ばれ、バックパック右側のファンネル・ラックは修理されておらず、左側のファンネル・ラックは残っているがファンネルは装備されていない。また、応急修理であるため機体カラーも元の機体のままであった。メドゥッサとの戦闘後はムーン・ムーン戦士隊の監視下に置かれたが、その後戦士隊とアタラント3の合同によるミネバ・ラオ・ザビ奪還作戦が決行された際、機体カラーの変更等が加えられ以降はムーンガンダムと呼ばれるようになった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ムーンガンダム
- 第2話から登場。パイロットはアゴス・ラガート。アタラント3を追撃するロンド・ベルと交戦し中破。その後ガンダムヘッド搭載型に改修され、メドゥッサとの戦闘時にユッタ・カーシムが搭乗し、この際にサイコミュがオーバーライドされた。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- 本機専用のライフル。サザビーのビーム・ショット・ライフルの試作型であり、拡散射撃が可能。
- グレネード・ランチャー
- 銃身下部に装備されている。銃身のグリップをプルバックした後、トリガーを引く事で発射が可能。
- ロング・ライフル
- ビーム・ライフルより高出力のライフル。『逆襲のシャア』公開時にイメージイラストとして描かれていたサザビーが手に持っていた武器と同じもの。
- ビーム・トマホーク
- バックパックに1基装備されている接近戦用のビーム兵器。刺突も可能なビーム・サーベル、斬撃用のビーム・ホーク、対艦用のビーム・ソード・トマホークとして使用可能。
- バタフライ・エッジ
- 両腕部に1基ずつ搭載されているビーム式トライ・ブレードの一種。収容状態でもビーム刃を発振する事が可能。簡易的なサイコミュが搭載されており、ごく短時間であれば遠隔ブーメランとして機能する他、オールレンジ兵器としての運用も検討されている。
- ファンネル
- バックパックのファンネル・ラックに6基装備されているサイコミュ兵装。形状はキュベレイが使用していたタイプに似ているが大型化しており、稼働時間が増加している。サイコミュが不安定な為か、アゴス搭乗時は稼働しないことが多かった。そのため劇中ではファンネル・ラックを切り離し、それを狙撃する事で攻撃している。
- なお、ヤクト・ドーガやサザビーが装備している形のファンネルも調整することで装備可能であるとされる。
ガンダム・ヘッド搭載型
- 60mmバルカン砲
- ガンダム・ヘッドに2門内蔵されている。連邦系MSの標準武装。
- サイコプレート
- ガンダム・ヘッド搭載後に使用可能となったサイコミュ兵器。サイコフレームを利用した遠隔操作兵器の一種であり、元々はG-ドアーズの武装。メガ粒子砲等の内蔵火器は廃されているが、代わりにシールド並の堅固さを得た為、アイデア次第で様々な運用が可能。ユッタはこれを盾代わりに使う、連結させて投げ槍のように投擲するといった使い方を見せた。
- ムーン・ムーンに流れ着いた8基を背部に装備しているが、ガンダムヘッドを乗せただけの状態ではサイコプレートを懸架する機構が存在しない為、ムーンガンダムに改修する際にマウントアーム追加された。