EMS-TC04 デスフィズ(Desphys)
- 登場作品:機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- デザイナー:長谷川裕一
- 分類:近接戦闘異常特化型試作モビルスーツ
- 装甲材質:不明
- 全高:不明
- 本体重量:不明
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:不明
- 推力:不明
- センサー有効半径:不明
- 開発組織:木星共和国
- 主なパイロット:ジャック・フライデイ
木星共和国が開発した試作型モビルスーツ。サウザンド・カスタムの1機で、トレンチコートと帽子を身に纏ったかのような外見をしている。
近接戦闘能力に異常特化させた機体であり、敵機の懐へ飛び込んで攻撃する為に過剰な程の加速力を持たされている。両腕には複数の機能を兼ねるビーム・ファングを装備しており、軽量化を図りつつ機動力や攻撃力を高めている。
フェイスカバーは展開する事で放熱が可能。
本機はサーカスの「矛」として設計されており、「盾」であるラロとは力が伯仲しているとされる。
その戦術思想はかつての宇宙海賊クロスボーン・バンガードのそれとほぼ同様である為か、クロスボーン・ガンダムとの共通点も多い。
登場作品と操縦者
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- パイロットはジャック・フライデイ。
エンジェル・コールの情報を入手する為にサイド3に現れ、ザンスカール軍やカーティス・ロスコのクロスボーン・ガンダム ゴーストと交戦するが、フォント・ボーの機転によってカーティス達を取り逃がす。また、月ではゴールデン・エッグスのジョングや宇宙海賊クロスボーン・バンガード、リガ・ミリティアとも交戦した。
その後、スペースコロニー「ミート オブ トゥーン」にて与えられた任務よりも自らの主義を優先させてしまった事がきっかけで海賊軍に鹵獲され、ジャブロー降下時の戦闘ではジャックがフォントに雇われた為に海賊軍の戦力として参戦している。マリア・シティではロナルドのラロと交戦し、マーメイド・ヌブラードのデスフィズ・モールを庇って撃破されるが、ジャックは咄嗟にデスフィズ・モールに乗り換えていた為に無事であった。
最終決戦ではデスフィズ・モールを改装した2体目のデスフィズが登場し、エル・ザンスカール軍と戦うがミダスのミダス・タッチ・フラッシュシステムを受けて反応速度が低下。その対策としてサーカス母艦で急遽2系統のセンサーを搭載してゴーストガンダムと共にキゾと再戦する。最後は再び理性が暴走したフォントをミダスの攻撃から庇って爆散し、ジャックも戦死した……かに思われていたが、辛うじて脱出に成功していた事が後に判明している。
装備・機能
特殊機能
- ジェルクッション
- コクピットに採用されている対Gシステム。カーティスらが外惑星探査を行った時に発見した物質を使用しており、その混合液をコクピット内に満たしている。この混合液は弱い電圧をかける事で粘性を自在に変化させる性質があり、クッションとして機能させる事ができる為、衝撃がかかるタイミングに合わせて電圧を制御すればあらゆる方向からかかるGからパイロットを保護できるようになり、通常ならば不可能だった急激な機動も可能となる。
2体目のデスフィズにのみ搭載されている。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ファング
- 本機の主兵装となるビーム・サーベルで、両腕に3基、計6基装備されている。
各サーベルの1基ごとの攻撃力は大して高くは無いが、毎秒24回転させる事によって敵機を容易く破壊できるだけの攻撃力を持たせている(この状態ならばビーム・サーベルごと相手を破壊可能)。それと同時にビーム・シールドやビーム・ローターとしての役割も兼ねている。
サーベルは基本的に3基全てからビーム刃を展開して使用するが、1基のみ展開して使用する事も可能。 - ビーム・ガン
- 両腕に1門ずつ、計2門内蔵している。あくまでも補助兵装として装備されている為、威力はそれ程高くはないと思われる。