ティグリス | |
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外国語表記 | TIGRIS |
登場作品 | 機動戦士ガンダムF90FF |
デザイナー | 森木靖秦 |
スペック | |
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異名 | 噛み付き |
分類 | 可変モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 (RDGシリーズ) |
型式番号 | RDG-3 |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | ランデッガー重工 |
所属 | ランデッガー重工 |
主なパイロット |
概要
ランデッガー重工がRDG計画で開発した試作型可変モビルスーツ。地球連邦軍のATMS計画に提出したRDG-1 アクイラをベースとしている[1]。
機体の基本構造は、ムーバブルフレームではなく機体各部を独立したユニットとし、ドラムフレームで接続する形態を取っている。これはオッゴやガザCでも見られた信頼性の高い設計で、作動確実性に富み、稼働率と生産性に優れている。
頭部センサー・ユニットはセンサー系に定評のあるランデッガーらしく高性能に纏まっている。腕部の設計はヘビーガンの影響が強いものだが、フレーム構造はランデッガー重工独自のもので、肩部の複合推進ユニットから直接アームが生える形式を取っている。
下半身はドラムフレームで接続された四脚仕様となっており、1G環境下における高い走破性を確保するのみならず、小惑星やコロニー表面に対するグリップ性能を有し、作業用大型アームとしても用いる事ができる。加えて、前脚部は小型クロー・アームユニットとなっており、サブ・アームとしての運用が可能な設計となっていた。同様に、後脚部はAMBAC用のスタビライザーとしても機能する。脚部の内側もスラスターの集合体でもあり、四本の脚部を大型のスラスター・ユニットとして運用する事も可能であった。脚部スラスターは熱核ホバー・ノズルにも転用でき、地上では脚部を完全に開く事でホバー・タンク形態を取る事もできる。
モビルアーマー形態では肩部の複合スラスターユニットが主推進器を形成し、両脚部が機首となる。この機首ユニットこそが本機最大の特徴であり、衝角および逆噴射用スラスターとして機能するのみならず、脚部を展開して対象に「噛み付く」事が可能であった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 初登場作品。オレンジ色を基調としたオイエル・ランデッガー機、紫のカラーリングのグリゼルダ・ジア機が第6話より登場し、拠点に近づくジオン残党を攻撃した。その後、GBGを伴ってガンダムF90-Kタイプの試験に介入。GBGをF90の護衛戦力に差し向けた上で、F90との決闘に望むが、パッツィ・アンゲリカの奇襲によってグリゼルダ機は下半身を喪失。オイエル機はF90を追い詰めるものの、ハル・ファイターとドッキングしてNタイプとなったF90との激闘の前に敗北。激昂したグリゼルダ機がF90に特攻を仕掛けたものの、これがF90の自滅を招き、オイエル機はグリゼルダ機を回収してその場を後にした。
装備・機能
特殊機能
- 変形
- 脚部を機首としたモビルアーマー形態と、後脚部を展開したホバー・タンク形態への変形が可能。
- スクリュー・アポジ
- 全身に配されたスクリュー状の姿勢制御バーニア。ミノフスキー電磁気学で噴射方向を制御する、ランデッガーの特許技術。
武装・必殺攻撃
対決・名場面
- 神憑き
- VS:ガンダムF90-Nタイプ
関連機体
商品情報
リンク
脚注
- ↑ 同計画はオープンコンペという建前を取っていたが、ジェネレーターが軍の要求出力を満たしておらず、廃案となった。
- ↑ 同様の理論はコスモ・バビロニア建国戦争でショット・ランサーなどの質量兵器の有効性によって証明されたが、ランデッガーはそれに先駆けてプランを組み立てている。