105ダガー
2024年1月13日 (土) 23:34時点におけるKeiten1201 (トーク | 投稿記録)による版
105ダガー | |
---|---|
外国語表記 | 105 Dagger |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
正式名称 | ダガー |
分類 | 制式主力量産型モビルスーツ |
型式番号 | GAT-01A1 |
全高 | 18.00m |
重量 | 57.05t |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | ラミネート装甲 (バイタルエリア) |
開発組織 | 地球連合軍 |
所属 | 地球連合軍 |
主なパイロット |
モーガン・シュバリエ その他 |
概要
地球連合軍の量産型モビルスーツ。同軍の制式主力機で、「105」は「イチマルゴ」と呼称する。
ストライクガンダムを原型としており、本機にもストライカーパックシステムを採用した事で高い汎用性が引き継がれている。背部と両肩部にはパック装着用のプラグが設置され、原型機が使用したのと同じ物を装備可能。頭部に内装されたセンサー群もストライクガンダムと同程度の高い性能を持つ。
コスト低減を目的として装甲はフェイズシフト装甲やトランスフェイズ装甲ではなくラミネート装甲を採用している。使用されているのはバイタルエリアのみで物理攻撃に対する防御力は低下したが、逆にビーム攻撃に対する防御力は向上している。
武装は標準的な物を装備しているが、格闘戦用武器としてコンバットナイフ「アーマーシュナイダー」の代わりにビームサーベルが装備された。また特筆すべき点として脚部に対人用の機関砲を内蔵している。
ストライクガンダムの性能を検討し直しつつ扱いやすくて動作の安定性が高い新型OSを搭載した結果、本機はストライクガンダムに匹敵する性能を持ち、尚且つ誰でも乗りこなせる優秀な機体として完成している。
なお、正式名称は「ダガー」であり「105ダガー」は俗称である。本来なら「ストライクダガー」と命名されるべきだったのだが、戦局の急速な変化が原因で軍の上層部は本機の戦時省力型の生産・配備を優先する事を決定、その影響でロールアウトの時期が遅れた事から「ストライクダガー」の名称は戦時省力型の方につけられる事となってしまった。俗称の方は本機がストライカーパックシステムを有している事から、原型機の型式番号から取ってつけられている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED MSV
- 出典元。主なパイロットはモーガン・シュバリエ等。ただしモーガン自身はガンバレルストライカーパック装備で出撃する事が多く、パック無しで出撃した例はほとんどない。
戦時中にシステム実証用1機、プロトタイプ2機を含む23機の生産が確認されている。停戦後も生産は続行しているが、その総数は未公開。なお、ロールアウトしてからは最低でも「ブロック7」までのマイナーチェンジが行われた事が確認されている。 - 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 月面の地球連合軍基地に数機が配備されており、ニュートロンジャマーキャンセラー奪取を目的として襲撃してきたカナード・パルスのハイペリオンガンダムと交戦するも一蹴されている。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 第38話のヘブンズベースの1シーンでジェットストライカー装備の機体やランチャーストライカー装備の機体が確認できる。また、『FINAL PLUS 選ばれた未来』の新規カットではメサイア攻防戦にて本機の残骸が確認されている。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- 南アメリカ独立戦争で地球連合軍の戦力として投入されている。
ストライクダガーから飛び降りたバリー・ホーに向かって対人機関砲を撃ち負傷させているが、直後に近くの村の防衛任務に就いていた叢雲劾のガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドLによって撃破された。 - 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B
- エルザ・ヴァイスのグフクラッシャー改の模擬戦相手として提供され、秒殺されている。
装備・機能
特殊機能
- ラミネート装甲
- バイタルエリアに採用されている特殊装甲。着弾したビームの熱量や運動エネルギーを装甲全体に拡散させ、排熱する事でダメージを無効化する。実弾兵器には効果がなく、また短時間に何度も被弾し続けると排熱しきれなくなってダメージを受けてしまうという弱点がある。またコストもかなり高い。
本機で採用されているのは、艦船等が大気圏突入用に搭載している耐熱用融除材ジェルDPX-M30を改良して使用した物である。 - 換装
- ストライカーパックを換装可能。
武装・必殺攻撃
- 40㎜口径イーゲルシュテルンII近接自動防御機関砲
- 頭部に2門内蔵。装弾数を増加させる為にG等に使用されているイーゲルシュテルンを小口径化している。FCSによる自立制御により、接近してきた敵に対してオートでの制圧射撃が行える。
戦時省力型のストライクダガーはイーゲルシュテルンを左側に1門だけ装備しているが、本機はストライクガンダムと同等の高性能センサーを搭載した事に伴い2門となっている。 - 12.5mm対人機関砲
- 対人・軽装甲車両用として両脚部に1門ずつ、計2門内蔵されている兵器。
MSでの歩兵に対する攻撃はオーバーキルとして批判される事が多く、それを避ける為に装備された。……が、実は12.5mmでも対人兵器としては相変わらずオーバーキルである。 - GAU8M2 52mm機関砲ポッド
- 携行式の実弾兵器。レイダー制式仕様が装備しているのと同じ物で、戦時中に生産された23機に装備されている。
なお、ガンプラ「HG 1/144 105ダガー+ガンバレル」には下記の「M703 57mmビームライフル」として誤植された状態で付属しており、後の105スローターダガーで「MX703G ビームライフル」として設定が後付されている。 - M703 57mmビームライフル
- 本機の主兵装。ストライクダガーと同じ装備である。
威力と燃費、信頼性のバランスが良好であり、C.E.71年時の地球軍製ビームライフルの中で生産数が最も多い。 - M703k ビームカービン
- ダガーLの主兵装である小型ビームライフル。『DESTINY』でヘブンズベース所属機が携行しているのが確認できる。
- ES01ビームサーベル
- 両腰部に1本ずつ、計2本マウントされている。これもストライクダガーの物と同じであり、M703 57mmビームライフルと同じく地球軍MSの定番武装として装備されている。
- シールド
- 防御用の実体盾。着弾したビームのエネルギーをそのまま利用し、シールド表面の装甲部材の共振機能を励起させる事で分子レベルの鏡面を作りだして乱反射させダメージを落とす仕組みである。ただし装甲部材の劣化速度が早い為、使用できる回数はあまり多くない。
対決・名場面
関連機体
- 105ダガー (ソードストライカー装備)
- ソードストライカーを装備した105ダガー。
- 105ダガー (ランチャーストライカー装備)
- ランチャーストライカーを装備した105ダガー。
- 105ダガー (ジェットストライカー装備)
- ジェットストライカーを装備した105ダガー。
- ガンバレルダガー
- ガンバレルストライカーを装備した105ダガー。
- 105スローターダガー
- 105ダガーの改良型。
- バスターダガー
- 砲撃仕様に改装された105ダガー。
- NダガーN
- 特殊任務等を目的とした機体。105ダガーをベースとしている。
- ダガーL / ダークダガーL / ウィンダム
- C.E.73年時の地球連合軍の主力機。
- ストライクダガー
- 戦時省力型。
- ストライクガンダム
- 原型機。
商品情報
ガンプラ