ローナン・マーセナス | |
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外国語表記 | Ronan Marsenas |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC |
声優 |
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デザイナー |
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プロフィール | |
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種族 | 人間 (アースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 52歳 |
職業 | 議員 |
所属 | 地球連邦政府中央議会 |
役職 | 移民問題評議会副議長 (ムーン) ⇒ 移民問題評議会議長 (UC) |
概要
リディ・マーセナスの父親にして、地球連邦初代首相であるリカルド・マーセナスの子孫。
ラプラスの箱の中身を当初から知っていた人物の1人で、箱の呪縛に囚われたマーセナス家の長として、家を飛び出し軍人の道を歩む息子リディを静かに見守っていた。これはリディを「箱の呪い」から遠ざける意味もあり、マーセナス家自体は娘婿のパトリック・マーセナスが継ぐものと考えていたため。父親としては息子を思えばこその配慮であったが、リディは親子関係が冷え切っていると思っていた。しかしラプラス事変の発生によって当のリディがジオンの姫君であるミネバ・ラオ・ザビを伴って現れたことで、彼にひた隠しにしてきた箱とマーセナス家の秘密を打ち明けることとなる。
その後、マーサ・ビスト・カーバインの恫喝に屈しミネバの身柄を引き渡し、ラプラス事変の最終局面でメガラニカもろとも「ラプラスの箱」を葬り、「新たな箱」の担い手となるべく自らの手でコロニーレーザーの発射ボタンを押した。だが、アルベルト・ビストからリディがバンシィ・ノルンに搭乗していることを告げられる。「箱」の事実を隠蔽し、さらに新たな呪いを生み出す罪を背負う覚悟があったものの、リディだけは守りたいと願う思いが逆に自分の手で刺すというショックで床に崩れ落ちた。しかして、コロニーレーザーの照射が終了してもなお健在なメガラニカを確認し、さらには「箱」の真実が全宇宙圏に公表されると呪縛が解けたかのような晴れやかな表情を見せた。
現在は保守系の大物と目されているが、若かりし頃は中央官僚や政治家たちに地球環境の悪化を思い知らせるために敢えて砂漠化の進むダカールへの遷都を推進した理想家だった。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムUC
- 初出作品。
- 獅子の帰還
- 機動戦士ムーンガンダム
人間関係
- リディ・マーセナス
- 息子。「政治家の素質はない」と評している。リディ自身は親子の仲は冷え切ったものと考えていたが、ローナンの側は彼に対する情を有していた。
- シンシア・マーセナス
- 娘。自身の後継者と見ている。
- パトリック・マーセナス
- 娘婿。
- マーサ・ビスト・カーバイン
- ダカールの惨劇の黒幕に仕立てるというマーサの恫喝に屈し、ミネバの引き渡しに応ずる。
- カイ・シデン
- 彼に情報のリークを要請するが交渉は物別れとなった。
- ブライト・ノア
- 息子であるリディをラー・カイラムに配属するように脅迫とも言える交渉を行う。
名台詞
- 「惚れたんだろう?」
- episode4にて、オードリーを連れて現れたリディに。色々と取り繕うかのように堅苦しい物言いのリディはこの一発で黙ってしまう。親子関係が冷え切っていると思いきや、お父さんはちゃんと息子を見ているのだった。
- 「まったく、まさかお前が『箱』に関わっているとは……」
- 家を飛び出したリディを恥におもっているどころか、むしろ箱から遠ざけられると内心は喜んでさえいた彼だったが、自分のあずかり知らないところでまさか、といったところだろうか。
- 「我らに救いを。我らに…」
- episode4にて、リディにマーセナス家の真実を告げる前に。
- 「それと、もう一つ頼みたい。軍でパイロットをやっている、不肖の息子がいる。彼を君の艦に――」
- 「財団」「袖付き」「地球連邦政府」の三つ巴となった「箱」をめぐる陰謀。意図的にブライト・ノアに作戦の情報を流し、ビスト財団の足を引っ張ろうと画策。さすがは敏腕政治家といったところだろうか。ついでにリディを「ニュータイプ部隊の艦長」と目される名艦長のブライトの下に置いておきたいという。ブライトの下なら安心と考えたか、はたまたリディを監視するためか。なんだかんだいって結局はリディが大事なパパである。
- 「彼らの選択だ。受け入れるしかあるまい…父親としてはな」
- episode7にて、全てが終わった後に。