バルギル

2020年2月4日 (火) 22:09時点におけるB B (トーク | 投稿記録)による版
バルギル
外国語表記 VARGUIL
登場作品 機動戦士ムーンガンダム
デザイナー 形部一平
テンプレートを表示
スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
型式番号 AMX-123X
全高 20.9m
21.7m (ガンダム・ヘッド搭載型)
全備重量 57.6t
51.8t (ガンダム・ヘッド搭載型)
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,240kW
装甲材質 ガンダリウム合金
開発組織 ネオ・ジオン
所属 ネオ・ジオン軍残党
母艦 アタラント3
主なパイロット
テンプレートを表示

概要

ネオ・ジオン軍の試作型モビルスーツ。機体カラーは紫。ネオ・ジオン再蜂起に向けて次世代のサイコミュシステムを搭載した機体として開発された。

軽量化を目指して開発され、機動性や運動性が高く、プロペラントタンクにより稼働時間も延長可能な機体であった。しかし、同時期に開発されていたヤクト・ドーガと比較すると機体の出力は劣らないものの、サイコミュの性能に大きな差を開けられてしまっている。サイコミュ搭載機としては前時代的内容から抜けられず、安定性を欠いた失敗作とされている。なお、機体各部の形状や武器の形状がサザビーと似た物となっているため、本機のデータはサザビーの開発に利用されていると思われる。

アタラント3に積み込まれる前に次世代のサイコミュは回収され、従来のサイコミュとファンネルに戻されている。

中破した際にG-ドアーズの頭部が移植されて応急修理されており、バルギルのサイコミュがオーバーライドされている。これによりバルギルのサイコミュが書き換えられ、サイコプレートも使用可能になった。バックパック右側のファンネル・ラックは修理されておらず、左側のファンネル・ラックは残っているがファンネルは装備されていない。また、応急修理であるため機体カラーも元の機体のままである。

登場作品と操縦者

機動戦士ムーンガンダム
第2話から登場。パイロットはアゴス・ラガートアタラント3を追ってきたロンド・ベルと交戦する。

装備・機能

武装・必殺攻撃

ビーム・ライフル
本機専用のライフル。サザビーのビーム・ショット・ライフルの試作型であり、拡散射撃が可能。
グレネード・ランチャー
銃身下部に装備されている。
ロング・ライフル
ビーム・ライフルより高出力のライフル。
ビーム・トマホーク
バックパックに1基装備されている接近戦用のビーム兵器。出力を変えることでビーム・サーベルやヒート・ホークとしても使用可能。
バタフライ・エッジ
両腕部に1基ずつ搭載されているビーム式トライ・ブレードの一種。収容状態でもビーム刃を発振する事が可能。簡易的なサイコミュが搭載されており、ごく短時間であれば遠隔ブーメランとして機能する他、オールレンジ兵器としての運用も検討されている。
ファンネル
バックパックのファンネル・ラックに6基装備されているサイコミュ兵装。形状はキュベレイが使用していたタイプに似ているが大型化しており、稼働時間が増加している。サイコミュが安定していないためか、稼働しないことがあるらしい。そのため劇中ではファンネル・ラックを切り離してプロペラントタンクごと撃ち抜いて攻撃している。
ヤクト・ドーガやサザビーが装備している形のファンネルも調整することで装備可能であるとされる。

ガンダム・ヘッド搭載型

60mmバルカン砲
ガンダム・ヘッドに2門内蔵されている。
サイコプレート
ガンダム・ヘッド搭載後に使用可能となったサイコミュ兵器。元々はG-ドアーズの武装。ムーン・ムーンに流れ着いた8基を背部に装備する。
この機体の状態ではサイコプレートをマウントするアームがないため、ムーンガンダムに改修する際に追加されている。

対決・名場面

シータプラス
ファンネルラックを犠牲にした攻撃を敢行、一旦怯ませることに成功する。しかしすぐに体勢を直され母艦であるアタラント3にハイパー・メガ・カノンの直撃を許し、本機も頭部を破壊されてしまう。
皮肉にも次回作敵指揮官機のプロトタイプである本機が、前作主人公機の再設計機に敗北してしまったのである。

関連機体

ムーンガンダム
中破した本機にティターンズG-ドアーズの頭部を移植し、トリコロールカラーに塗り直された機体。
ヤクト・ドーガ
同時期に開発されていたサイコミュ搭載機。
サザビー
サイコミュ搭載機としての完成機。本機のデータも開発に生かされていると思われる。

商品情報

リンク