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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル  = プロフィール
 
| タイトル  = プロフィール
| 種族 = 人間([[スペースノイド]]
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| 種族 = 人間 ([[スペースノイド]])
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| 生年月日 =  
 
| 生年月日 =  
| 年齢 = 20歳(1st)<br/>23歳(THE ORIGIN)
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| 年齢 = 20歳 (1st)<br/>23歳 (THE ORIGIN)
 
| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0079年10月4日
 
| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0079年10月4日
 
| 出身 =  
 
| 出身 =  
 
| 身長 =  
 
| 身長 =  
 
| 体重 =  
 
| 体重 =  
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| 髪色 = 紫
 
| 血液型 =  
 
| 血液型 =  
 
| 職業 = 地球方面軍司令官
 
| 職業 = 地球方面軍司令官
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム]]
:初登場作品。ジオン軍の地球方面軍司令官大佐として、地球に降下してきたホワイトベースを迎え撃った。しかし、度重なる失態から来る焦りをシャアに漬け込まれる形で彼の口車に陥り、戦死した。その後、兄ギレンが国葬で彼の死を大々的にアピールし、国民感情を扇動。父デギンは国葬に反対の立場を取っていたため、彼の死を切欠にザビ家内部の亀裂が表層化することになった。
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:初登場作品。第5話ラストから登場し、ジオン軍の地球方面軍司令官大佐として、地球に降下してきたホワイトベースを迎え撃った。しかし、度重なる失態から来る焦りをシャアに漬け込まれる形で彼の口車に陥り、戦死した。その後、兄ギレンが国葬で彼の死を大々的にアピールし、国民感情を扇動。父デギンは国葬に反対の立場を取っていたため、彼の死を切欠にザビ家内部の亀裂が表層化することになった。
 
;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
 
;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
 
:TV版とは異なり、シャアによる謀殺が無く、純粋にホワイトベースとの戦いに敗れて戦死する。シャア本人も謀殺の意図は無かったらしく、ガルマに対し深い友情を持っていた。
 
:TV版とは異なり、シャアによる謀殺が無く、純粋にホワイトベースとの戦いに敗れて戦死する。シャア本人も謀殺の意図は無かったらしく、ガルマに対し深い友情を持っていた。
 +
;[[機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ]]
 +
:プレイアブルキャラクターとして実装されている他、「ジオンの系譜」を始めとしてシリーズによってはゲームオリジナル勢力「新生ジオン」の総大将としても登場。後ろ髪をお下げにして世界平和実現のため尽力するガルマの姿を拝める事ができる。
 
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
 
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
 
:『THE ORIGIN』では士官学校時代のシャアと共に多くの場面で登場しており、具体的に、頭脳明晰・スポーツ万能に描かれていた。体力測定以外の判定はすべてA。当時士官学校の校長を務めていた(といっても事実上はガルマを手元に置いておいて安心したい父デギンの計らいによるものだが)[[ドズル・ザビ]]も感心していたほど。しかし、同期生として入学していたシャア(=キャスバル・レム・ダイクン)の後塵を拝していたことから、その対抗心を激しく燃やすという姿も見せた。始めはシャアに対して敵対心で対抗するばかりであったが、行軍演習の際にシャアを出し抜こうとして失敗し、大怪我を負ってしまったところをよりによってシャア本人に救出されたことからシャアの存在を認められるようになり、良き友人関係を築いていった。<br/>士官学校卒業間際には、模擬演習の在り方について同席していた連邦軍の士官を舌鋒鋭く批判したシャアの肩を持ち、その結果シャアに焚き付けられ[[暁の蜂起]]を実行。この一件でシャアは除隊という形で士官学校を去ったため、ガルマは繰り上がりという形で主席として卒業した。<br/>ジオン軍の士官となってから将来のトップということもあって現場には出してもらえず、ライバルのシャアがジオンの英雄として脚光を浴びるのを忸怩たる思いで眺めていた。相変わらずシャアには強い対抗心を燃やしているが、どちらかというとライバルとしてシャアを認めているからこそ「自分はシャアに劣らないはずだ」という自尊心と、また「ザビ家のお坊ちゃん」という周囲の評価を覆したいという思いが強く、「手柄を立ててみんなに認められたい」という子どもじみた意識が多分にあった。
 
:『THE ORIGIN』では士官学校時代のシャアと共に多くの場面で登場しており、具体的に、頭脳明晰・スポーツ万能に描かれていた。体力測定以外の判定はすべてA。当時士官学校の校長を務めていた(といっても事実上はガルマを手元に置いておいて安心したい父デギンの計らいによるものだが)[[ドズル・ザビ]]も感心していたほど。しかし、同期生として入学していたシャア(=キャスバル・レム・ダイクン)の後塵を拝していたことから、その対抗心を激しく燃やすという姿も見せた。始めはシャアに対して敵対心で対抗するばかりであったが、行軍演習の際にシャアを出し抜こうとして失敗し、大怪我を負ってしまったところをよりによってシャア本人に救出されたことからシャアの存在を認められるようになり、良き友人関係を築いていった。<br/>士官学校卒業間際には、模擬演習の在り方について同席していた連邦軍の士官を舌鋒鋭く批判したシャアの肩を持ち、その結果シャアに焚き付けられ[[暁の蜂起]]を実行。この一件でシャアは除隊という形で士官学校を去ったため、ガルマは繰り上がりという形で主席として卒業した。<br/>ジオン軍の士官となってから将来のトップということもあって現場には出してもらえず、ライバルのシャアがジオンの英雄として脚光を浴びるのを忸怩たる思いで眺めていた。相変わらずシャアには強い対抗心を燃やしているが、どちらかというとライバルとしてシャアを認めているからこそ「自分はシャアに劣らないはずだ」という自尊心と、また「ザビ家のお坊ちゃん」という周囲の評価を覆したいという思いが強く、「手柄を立ててみんなに認められたい」という子どもじみた意識が多分にあった。
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:ニューヤーク市長の娘。お互い結婚を考えていた相思相愛の仲だが、反ジオンの父親には大反対をされていた。箱入り娘だが向こう見ずで、初代TV版においてはガルマの死後、他の将兵に混じって敵討ちを挑んだ。
 
:ニューヤーク市長の娘。お互い結婚を考えていた相思相愛の仲だが、反ジオンの父親には大反対をされていた。箱入り娘だが向こう見ずで、初代TV版においてはガルマの死後、他の将兵に混じって敵討ちを挑んだ。
 
;[[タラ・I・キケロ]]
 
;[[タラ・I・キケロ]]
:直接の面識はないが、死後にガルマの声を精巧に真似て[[ガルマザク事件]]を引き起こす。この事件は、漫画[[機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊]]で語られる。
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:[[機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊]]』の登場人物。直接の面識はないが、ガルマの死後に彼の声を精巧に真似て[[ガルマザク事件]]を引き起こす。
 
;[[ガルマ・ザビIII世]]
 
;[[ガルマ・ザビIII世]]
 
:宇宙世紀0160年代にズムシティを実質支配した自称ガルマの孫。統治能力は元より、その血筋については疑問が残る。
 
:宇宙世紀0160年代にズムシティを実質支配した自称ガルマの孫。統治能力は元より、その血筋については疑問が残る。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;ガルマ「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いかい?」
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=== 機動戦士ガンダム ===
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;「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いかい?」
 
;シャア「フフッ、ハッハッハ…」
 
;シャア「フフッ、ハッハッハ…」
;ガルマ「笑うなよ…兵が見ている」
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;「笑うなよ…兵が見ている」
:第6話「ガルマ出撃す」冒頭、シャアとの談笑で。華々しい戦火のない彼にとっては、指令として、ザビ家の男として大きな「手柄」を立てるチャンス。姉、[[キシリア・ザビ]]は女性の身でありながらザビ家の女傑。男として一人前であるところを見せたい……そんな本音を見せられるのも、「親友」のシャアだからこそ。後半は、そんなナイーブな(悪く言えば子供じみた)本音を聞かされたシャアが珍しく声を上げて笑ったのを受けて。
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:第6話冒頭、シャアとの談笑で。華々しい戦果のない彼にとっては、司令として、ザビ家の男として大きな「手柄」を立てるチャンス。姉、[[キシリア・ザビ]]は女性の身でありながらザビ家の女傑。男として一人前であるところを見せたい……そんな本音を見せられるのも、「親友」のシャアだからこそ。後半は、そんなナイーブな(悪く言えば子供じみた)本音を聞かされたシャアが珍しく声を上げて笑ったのを受けて。
; 「虫の好かない連中だ....」
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;「私には姉に対しての立場だってあるんだよ。家族のいない君にはわからない苦労さ」(TV版)
:ニューヤークのパーティー会場にて。厚顔無恥な有力者達には、内心辟易していた。
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;「私には、姉に対しての立場があると言ったろ?家族のいない君にはわからない苦労さ」(劇場版I)
;「私には姉に対しての立場だってあるんだよ。家族のいない君にはわからない苦労さ。」
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:第9話にて、自らドップで出撃するのを止めようとするシャアに対して。おそらくシャアから天涯孤独と聞かされていて他意もないのだろうが、ザビ家の人間にこんなことを言われたシャアの心情は察するに余りある。
:第9話「翔べ!ガンダム」にて、自らドップで出撃するのを止めようとするシャアに対して。おそらくシャアから天涯孤独と聞かされていて他意もないのだろうが、ザビ家の人間にこんなことを言われたシャアの心情は察するに余りある。
   
; 「180度、回頭…!」<br/>「ガウを…木馬にぶつけてやる…!!」
 
; 「180度、回頭…!」<br/>「ガウを…木馬にぶつけてやる…!!」
 
:後方からホワイトベースの攻撃を受け、もはや死が避けられないと悟ると、ホワイトベースを道連れにするべく特攻を決意する。
 
:後方からホワイトベースの攻撃を受け、もはや死が避けられないと悟ると、ホワイトベースを道連れにするべく特攻を決意する。
 
;「謀ったな、シャア…謀ったな!」
 
;「謀ったな、シャア…謀ったな!」
 
:窮地に追い詰められ、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
 
:窮地に追い詰められ、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
;「私とてザビ家の男、無駄死にはせん!!」<br/>「ジオン公国に、栄光あれぇぇぇぇッ!!」
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;「私とて…ザビ家の男だ…!無駄死にはしない…!」<br/>「ジオン公国に、栄光あれぇぇぇぇッ!!」
 
:優しく軍人向きの性格ではないガルマだったが、最期の最後で兄達にも劣らない雄々しい姿見せつけて散った。その後、ガルマの死をめぐってザビ家が内輪もめへと発展・崩壊していったところを見るに、この出来事がジオン公国にとって大きなターニング・ポイントであったことは間違いない。
 
:優しく軍人向きの性格ではないガルマだったが、最期の最後で兄達にも劣らない雄々しい姿見せつけて散った。その後、ガルマの死をめぐってザビ家が内輪もめへと発展・崩壊していったところを見るに、この出来事がジオン公国にとって大きなターニング・ポイントであったことは間違いない。
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=== THE ORIGIN ===
 
;「負けたくないんです…シャアに。あいつは今度の戦勲で二階級特進して少佐になるって聞きました。そしたら、ぼくは……」
 
;「負けたくないんです…シャアに。あいつは今度の戦勲で二階級特進して少佐になるって聞きました。そしたら、ぼくは……」
:ORIGINより。ルウム戦役で大戦果をあげたシャアに対し、参謀本部付きを命じられたガルマ。このままではその差は開いていく一方。ドズルはこの告白をシャアより下の階級になりたくないのだろうと考えて「それならお前も少佐に…」と持ちかけるが、ガルマは「ぼくは何も働いてません!!」と拒否。彼が欲しいのは地位ではなく、(それこそ『暁の蜂起』のように)自分でやったという達成感、自負であることがうかがえる。
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:ルウム戦役で大戦果をあげたシャアに対し、参謀本部付きを命じられたガルマ。このままではその差は開いていく一方。ドズルはこの告白をシャアより下の階級になりたくないのだろうと考えて「それならお前も少佐に…」と持ちかけるが、ガルマは「ぼくは何も働いてません!!」と拒否。彼が欲しいのは地位ではなく、(それこそ『暁の蜂起』のように)自分でやったという達成感、自負であることがうかがえる。
 
;「ご免ですよ、お手盛りの昇進なんて…そんなことだからぼくはバカにされるんです…『しょせんはザビ家のお坊ちゃんだ』って……!」
 
;「ご免ですよ、お手盛りの昇進なんて…そんなことだからぼくはバカにされるんです…『しょせんはザビ家のお坊ちゃんだ』って……!」
 
:御曹司が背負う業とでもいうのだろうか。士官学校を主席で卒業し、将来を嘱望されるザビ家の末弟の苦悩から涙を流して訴える。彼が欲しいのは有名無実な立場ではなく、誰しもに評価される手応えのある実績であり、ライバルのシャアがそれを手にしていく姿を忸怩たる思いで眺めているだけの現状は到底耐えられるものではなかった。だが、この焦りが後に大きな悲劇と災禍へとつながっていく。
 
:御曹司が背負う業とでもいうのだろうか。士官学校を主席で卒業し、将来を嘱望されるザビ家の末弟の苦悩から涙を流して訴える。彼が欲しいのは有名無実な立場ではなく、誰しもに評価される手応えのある実績であり、ライバルのシャアがそれを手にしていく姿を忸怩たる思いで眺めているだけの現状は到底耐えられるものではなかった。だが、この焦りが後に大きな悲劇と災禍へとつながっていく。
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== 迷台詞 ==
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;「シャア」<br/>シャア「なんだ?」<br/>「わたくしはよい友をもった.......」<br/>シャア「水くさいぞ 僚友の手助けができるとはこんなうれしいことはない」
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:冒険王版『ガンダム』Vol.3より、姉に実力を示そうと意気込むガルマと快く協力を申し出たシャアのやり取り。'''互いに指を絡ませながら'''の発言な上、シャア相手にガルマの一人称が「'''わたくし'''」、背景のトーンは妙にうねっているなど、妙な関係を匂わせているようにも見える、何とも言えないシーンである。
    
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
<!-- :[[機体名]]:説明 -->
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
   
;[[ドップ]]
 
;[[ドップ]]
:前線に出撃する際に搭乗。ガルマ搭乗艦は専用カラーのブラウンに塗装されている。
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:前線に出撃する際の搭乗機。ガルマ搭乗機の機番は「401」で、パーソナルカラーのブラウンに塗装されている。
 
;[[ガルマ・ザビ専用ザクII]]
 
;[[ガルマ・ザビ専用ザクII]]
:[[ザクIIFS型]]のガルマ専用機。『[[MSV]]』が出典。専用ドップと同様、ブラウンに塗装されている。ドップで出撃することが多かったため、ほとんど搭乗することがなかったとされる。
+
:[[ザクIIFS型]]のガルマ専用機。専用ドップと同様、ブラウンに塗装されている。ドップで出撃することが多かったため、ほとんど搭乗することがなかったとされる。
 
;[[ガウ]]
 
;[[ガウ]]
 
:座乗艦。
 
:座乗艦。
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;ガルマ専用ゲルググ
 
;ガルマ専用ゲルググ
 
:ワンダースワンカラー用ソフト『ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』に登場する専用[[ゲルググ]]。専用ザクと同様のカラーで、頭部バルカン砲が追加されている。
 
:ワンダースワンカラー用ソフト『ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』に登場する専用[[ゲルググ]]。専用ザクと同様のカラーで、頭部バルカン砲が追加されている。
   
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
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<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
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<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
    
== リンク ==
 
== リンク ==
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<!-- <references /> -->
 
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
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[[Category:登場人物か行]]
 
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