「OZ」の版間の差分
(新規作成) |
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
||
(2人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | == OZ == | + | == OZ (オズ) == |
+ | [[ロームフェラ財団]]の支援によって組織された、同財団の軍事部門を担う秘密結社。組織名の「OZ」とは、「黄道帯機構('''O'''rganization of the '''Z'''odiac)」の略称である。総帥は[[トレーズ・クシュリナーダ]]。 | ||
− | [[ | + | かつて[[指導者ヒイロ・ユイ]]暗殺を担当した連合特殊工作班、もしくは地球・コロニー間の物資搬送を担うコロニー機械搬入開発会社のいずれかを前身として発足したと言われ、[[アフターコロニー]]133年には既に財団によって組織されていた事が示唆されている。[[モビルスーツ]]開発の功績によって連合の特権階級に兵器開発部門として取り入れられ、[[トールギス]]のロールアウトと共に後のMS開発の基盤を形成した。 |
− | + | 表向きは地上軍、宇宙軍に次ぐ連合軍3番目の軍として「特別モビルスーツ部隊(スペシャルズ)」を名乗り、[[地球圏統一連合]]へのMS供給からパイロット養成をサービスする業務を実施。財団と連合の関係を不可分な物とし、それによってMSを戦術の中核として宇宙・地上での単体行動まで許可される独立部隊にまで成長した。 | |
+ | |||
+ | [[アフター・コロニー]]195年、[[オペレーション・メテオ]]で地球に送り込まれた5機の[[ガンダムタイプ]]によって地上が混乱するのを同じくして、コロニーとの和平を画策した連合首脳陣殲滅と連合軍主要基地占拠を目的とした[[オペレーション・デイブレイク]]を実行し、連合を壊滅させた。 | ||
+ | |||
+ | 連合壊滅後は各地の紛争を平定させ、宇宙へと勢力を拡大。[[スペースコロニー]]を懐柔して地球圏の完全統治を目前としたが、ロームフェラ財団が[[モビルドール]]導入を推進すると、トレーズがそれに反対。財団はトレーズをOZ総帥の座から解任し幽閉すると、彼を慕うトレーズ派と[[デルマイユ・カタロニア|デルマイユ]]率いる財団派(新生OZ)へ分裂。財団派は[[オペレーション・ノヴァ]]を実行し、モビルドール「[[ビルゴ]]」を使い各地の反対勢力の駆逐に乗り出すと、[[サンクキングダム]]をも崩壊させ、地球の平定をほぼ達成させた。 | ||
+ | |||
+ | その後、[[ホワイトファング]]の蜂起の混乱で[[デルマイユ・カタロニア|デルマイユ]]が指揮するOZ宇宙軍は壊滅状態に陥ると、トレーズがOZの代表に返り咲き、世界国家元首となった事でトレーズ派が世界国家軍として招集され、OZという組織は事実上消滅する事になった。 | ||
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
− | |||
;[[新機動戦記ガンダムW]] | ;[[新機動戦記ガンダムW]] | ||
+ | :初登場作品。 | ||
+ | ;[[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop]] | ||
: | : | ||
− | |||
== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ||
− | : | + | :OZ総帥。圧倒的なカリスマ性を誇り、彼が幽閉された事で組織は分裂・迷走する事になった。 |
;[[レディ・アン]] | ;[[レディ・アン]] | ||
− | : | + | :トレーズの副官。OZによる地球圏の支配後、コロニーとの融和政策に奔走した。 |
;[[ゼクス・マーキス]] | ;[[ゼクス・マーキス]] | ||
− | : | + | :OZのエースパイロット。[[ウイングガンダム]]を復元したことが上層部に問題とみなされOZを追われることに。実はノイン、エルヴと共にスペシャルズ時代からの古参の構成員。 |
;[[ルクレツィア・ノイン]] | ;[[ルクレツィア・ノイン]] | ||
− | : | + | :ゼクスの部下。スペシャルズの初実戦にトレーズとともに出撃した古参。 |
;[[オットー]] | ;[[オットー]] | ||
:ゼクスの副官。 | :ゼクスの副官。 | ||
+ | ;[[オズワルド・ワーカー]] | ||
+ | :技術士官。トレーズによって招聘される直前、コルシカ島に侵攻した[[ガンダムサンドロック]]と交戦して戦死する。 | ||
− | == | + | ;[[エルヴ・オネゲル]] |
− | + | :ゼクス、ノインと共にスペシャルズ創設期からの古参パイロット。かつてゼクスと共に反乱軍に拘束されていて、当時実験途中だったガンダニュウム合金製モビルスーツのテストを請け負わされていた。 | |
+ | |||
+ | == 関連組織 == | ||
;[[地球圏統一連合]] | ;[[地球圏統一連合]] | ||
: | : | ||
;[[ロームフェラ財団]] | ;[[ロームフェラ財団]] | ||
: | : | ||
− | + | ;[[OZプライズ]] | |
− | + | : | |
− | + | ;[[ホワイトファング]] | |
− | + | : | |
− | + | ;[[プリベンター]] | |
− | + | : | |
+ | ;[[マリーメイア軍]] | ||
+ | : | ||
== リンク == | == リンク == | ||
*[[組織]] | *[[組織]] | ||
+ | <!-- == 脚注 == --> | ||
+ | <!-- <references /> --> | ||
+ | <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
+ | {{DEFAULTSORT:oz}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 --> | ||
+ | [[Category:組織]] | ||
+ | [[Category:新機動戦記ガンダムW]] |
2023年11月28日 (火) 12:35時点における最新版
OZ (オズ)編集
ロームフェラ財団の支援によって組織された、同財団の軍事部門を担う秘密結社。組織名の「OZ」とは、「黄道帯機構(Organization of the Zodiac)」の略称である。総帥はトレーズ・クシュリナーダ。
かつて指導者ヒイロ・ユイ暗殺を担当した連合特殊工作班、もしくは地球・コロニー間の物資搬送を担うコロニー機械搬入開発会社のいずれかを前身として発足したと言われ、アフターコロニー133年には既に財団によって組織されていた事が示唆されている。モビルスーツ開発の功績によって連合の特権階級に兵器開発部門として取り入れられ、トールギスのロールアウトと共に後のMS開発の基盤を形成した。
表向きは地上軍、宇宙軍に次ぐ連合軍3番目の軍として「特別モビルスーツ部隊(スペシャルズ)」を名乗り、地球圏統一連合へのMS供給からパイロット養成をサービスする業務を実施。財団と連合の関係を不可分な物とし、それによってMSを戦術の中核として宇宙・地上での単体行動まで許可される独立部隊にまで成長した。
アフター・コロニー195年、オペレーション・メテオで地球に送り込まれた5機のガンダムタイプによって地上が混乱するのを同じくして、コロニーとの和平を画策した連合首脳陣殲滅と連合軍主要基地占拠を目的としたオペレーション・デイブレイクを実行し、連合を壊滅させた。
連合壊滅後は各地の紛争を平定させ、宇宙へと勢力を拡大。スペースコロニーを懐柔して地球圏の完全統治を目前としたが、ロームフェラ財団がモビルドール導入を推進すると、トレーズがそれに反対。財団はトレーズをOZ総帥の座から解任し幽閉すると、彼を慕うトレーズ派とデルマイユ率いる財団派(新生OZ)へ分裂。財団派はオペレーション・ノヴァを実行し、モビルドール「ビルゴ」を使い各地の反対勢力の駆逐に乗り出すと、サンクキングダムをも崩壊させ、地球の平定をほぼ達成させた。
その後、ホワイトファングの蜂起の混乱でデルマイユが指揮するOZ宇宙軍は壊滅状態に陥ると、トレーズがOZの代表に返り咲き、世界国家元首となった事でトレーズ派が世界国家軍として招集され、OZという組織は事実上消滅する事になった。
登場作品編集
関連人物編集
- トレーズ・クシュリナーダ
- OZ総帥。圧倒的なカリスマ性を誇り、彼が幽閉された事で組織は分裂・迷走する事になった。
- レディ・アン
- トレーズの副官。OZによる地球圏の支配後、コロニーとの融和政策に奔走した。
- ゼクス・マーキス
- OZのエースパイロット。ウイングガンダムを復元したことが上層部に問題とみなされOZを追われることに。実はノイン、エルヴと共にスペシャルズ時代からの古参の構成員。
- ルクレツィア・ノイン
- ゼクスの部下。スペシャルズの初実戦にトレーズとともに出撃した古参。
- オットー
- ゼクスの副官。
- オズワルド・ワーカー
- 技術士官。トレーズによって招聘される直前、コルシカ島に侵攻したガンダムサンドロックと交戦して戦死する。
- エルヴ・オネゲル
- ゼクス、ノインと共にスペシャルズ創設期からの古参パイロット。かつてゼクスと共に反乱軍に拘束されていて、当時実験途中だったガンダニュウム合金製モビルスーツのテストを請け負わされていた。