「ブレイヴ一般用試験機」の版間の差分

 
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== 登場作品と操縦者 ==
 
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;[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]
 
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:初登場作品。[[グラハム・エーカー]]が率いる[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]の新部隊「[[ソルブレイヴス]]」にて評価試験が行われており、5機が配備されている。[[ELS]]が現れてからは実戦にも投入されており、[[火星]]にてELSと戦う[[ソレスタルビーイング]]を援護している。その後、最終決戦にも投入され、イェーガン機ともう1機が撃破(パイロットは不明)。残り3機も特に劇中での描写がないため、詳細不明である。
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:初登場作品。[[グラハム・エーカー]]が率いる[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]の新部隊「[[ソルブレイヴス]]」にて評価試験が行われており、5機が配備されている。[[ELS]]が現れてからは実戦にも投入されており、[[火星]]にてELSと戦う[[ソレスタルビーイング]]を援護している。その後、最終決戦にも投入され、[[カティ・マネキン]]の指揮下から外れた独立遊撃隊として参加。激戦のさなかイェーガン機とルドルフ機が撃墜され、最終的には隊長であるグラハムも含めた3名が戦死。3名(ELSとの共存を選んだグラハムは公式には戦死扱い)が生還した。
 
;[[機動戦士ガンダム00N]]
 
;[[機動戦士ガンダム00N]]
 
:本機自体は登場しないが、最終決戦時に正規部隊へと編入された際、型式番号が「GNX-903VS」に変更された事が明かされている。
 
:本機自体は登場しないが、最終決戦時に正規部隊へと編入された際、型式番号が「GNX-903VS」に変更された事が明かされている。
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;トライパニッシャー
 
;トライパニッシャー
 
:ドレイクハウリングと2門のGNキャノンを併用することで発射される大出力ビーム攻撃。[[スサノオ]]から継承された装備で、本機の中で最大の威力を誇るが、粒子消費量が桁違いに大きいという欠点を持つ。スタンドとクルーズの両形態で使用可能。
 
:ドレイクハウリングと2門のGNキャノンを併用することで発射される大出力ビーム攻撃。[[スサノオ]]から継承された装備で、本機の中で最大の威力を誇るが、粒子消費量が桁違いに大きいという欠点を持つ。スタンドとクルーズの両形態で使用可能。
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;スタンド・マニューバ
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:フラッグの高難度マニューバ「グラハム・スペシャル」を新型OA「LEIF」の補助によってパイロットの負担を大幅に軽減して再現。これによりソルブレイヴ隊全員が超高速戦闘中の変形による変幻自在の立ち回りと高度な連携が可能になり、登場時にはELSの一群を一掃するほどの戦闘力を発揮した。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;対ELS・初遭遇戦
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:『劇場版00』より。ソルブレイヴスとELSの初接触では支援対象である連合艦隊はすでに全滅、ソレスタルビーイングも半壊で逃走中という壊滅状態の戦場に援軍として登場。まず3機がガンダムハルートを囲むように展開して離脱させ、ELSの注意をソルブレイヴス隊に向けさせてからは隊長のグラハム・エーカーを先頭に6機のブレイヴが瞬く間にELSを撃破していった。
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;対ELS・最終決戦
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:同上。地球連邦軍の主力とELS艦隊が激突している場面に登場。ELS艦隊に対して戦場を横切るかたちで急襲を仕掛けた。ビームの嵐をかいくぐりながら突撃するも最初にイェーガン機が機関部に被弾して撃墜。続いて変形時のわずかなスキにメインカメラに被弾し、スキを見せたところにELSに襲いかかられルドルフ機が撃墜(明確な撃墜描写はされていないが接触されたあとで大量のELSに取り囲まれているので脱出はほぼ不可能)。残る3機はグラハムとともに巨大ELSを攻めあぐねている刹那を支援。隊長機を失うものの直後のクアンタムバーストによって戦闘が終結し、3機が帰還した。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==

2024年11月5日 (火) 19:29時点における最新版

ブレイヴ一般用試験機
外国語表記 Brave Standard Test Type
登場作品 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
デザイナー 福地仁
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スペック
分類 擬似太陽炉搭載型試作可変モビルスーツ
生産形態 量産試作機
型式番号 GNX-Y903VS → GNX-903VS
頭頂高 20.2m
本体重量 61.5t
主動力 GNドライヴ[Τ]
装甲材質 Eカーボン
開発組織 地球連邦軍 (旧ユニオン陣営、旧AEU陣営)
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ソルブレイヴス
母艦 アルトリウス
主なパイロット
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概要編集

地球連邦軍がこれまでのモビルスーツ部隊とは異なる緊急展開部隊の編成を目的に、GNX-900系の機体として制式採用を目指して開発を進めていた可変モビルスーツ。2種類の仕様で試験運用を行うことで配備と運用の方法が検討されており、本機は一般パイロット向けの機体である。カラーリングはこの時代の連邦系主力機に採用されるグリーン系。

ユニオンAEUの技術陣が中心となってマスラオをベースに開発した機体で、ソレスタルビーイングからもたらされたガンダム系の技術に基づくジンクス系とは対照的に、ユニオンフラッグを原点とする独自色の強い設計となっている。頭部ユニットにはセンサー素子で構成されたフェイス部が採用され、マニピュレーターはユニオン系の意匠を受け継ぐ物で、コクピットは両陣営の系譜となるドラム式である。また、制式採用を前提に汎用性を考慮しているため、マスラオの近接格闘戦に特化したスタイルは継承せず、射撃戦用兵装を主体として様々な状況に対応できる戦闘力が追求されている。

最大の特徴として両陣営が得意とする可変機構が導入されており、人型のスタンドポジションと巡航形態のクルーズポジションの両形態に変形が可能。これは航続距離の拡大と機動性を両立するもので、より多角的な運用が可能となった。可変機としてのソリッドな特性を活かす方向で開発が進められており、同じ可変機でも重武装化が進んだガンダムハルートを凌ぐ機動性・運動性を実現している。また、新型OS「LEIF」が搭載されたことで、変形移行時の安定性が飛躍的に向上している。

機体構造にはマスラオで導入された設計が継承されており、後頭部のGN粒子供給用ケーブルや、背面とサイドバインダーによる3ソケット方式が採用されている。野心的とも取れる設計だが、これによって拡張性や発展性を含めた様々なトライアルが可能となった。この構造を活かして指揮官機にはダブルドライヴ、一般機にはシングルドライヴと、異なる2タイプのテストが行われている。

一般用試験機は扱いやすさを重視することを目指した仕様で、ボディ側のソケットにGNドライヴ[Τ]を搭載し、サイドバインダーにはGNコンデンサーが搭載されている。シングルドライヴであるため、指揮官試験機と比べて出力が低く扱いやすいが、開発背景を考えればエース級パイロットの搭乗を想定していたことは明白である。そのため名称的には「一般用」であるが、それはあくまで便宜的なもので、高い操縦技量が要求される機体となっている。

現在は実証試験の段階にあり、ソルブレイヴスに先行生産機が5機配備され、指揮官用試験機も含めて部隊単位でのテストが行われている。将来的にはジンクス系などの一般機とは別の特殊部隊での運用も想定されており、その際には本機運用のための専用母艦が使用される予定である。

登場作品と操縦者編集

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
初登場作品。グラハム・エーカーが率いる地球連邦軍の新部隊「ソルブレイヴス」にて評価試験が行われており、5機が配備されている。ELSが現れてからは実戦にも投入されており、火星にてELSと戦うソレスタルビーイングを援護している。その後、最終決戦にも投入され、カティ・マネキンの指揮下から外れた独立遊撃隊として参加。激戦のさなかイェーガン機とルドルフ機が撃墜され、最終的には隊長であるグラハムも含めた3名が戦死。3名(ELSとの共存を選んだグラハムは公式には戦死扱い)が生還した。
機動戦士ガンダム00N
本機自体は登場しないが、最終決戦時に正規部隊へと編入された際、型式番号が「GNX-903VS」に変更された事が明かされている。

装備・機能編集

特殊機能編集

トランザムシステム (TRANS-AM)
元々はオリジナルGNドライヴのブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。本機は擬似太陽炉搭載機でありながら使用可能で、途中解除も可能。
サイドバインダー
背面に存在する2基の可動式支持アームに接続されているバインダー。本機の機体制御を行うだけでなく、攻防の機能も併せ持つ多用途なユニットである。大気圏内用の主翼を内蔵する他、武装としてGNキャノンとGNビームサーベルを内蔵する。指揮官機の物より小型でソケットにはGNコンデンサーが装備されているが、構造自体は共通している。
増槽型GNコンデンサー
航続距離の拡大を目的とした別体式のGNコンデンサー。クルーズポジションにて背部のドライヴマウントに装備され、粒子の供給が行われる。戦闘時や粒子を使い切った際はパージされる。
変形
スタンドポジション、クルーズポジションの両形態に変形可能。基本的に旧ユニオン・AEU系の変形機構を受け継いでいるが、地球連邦軍への統一の際に人類革新連盟が鹵獲したガンダムキュリオスのデータがフィードバックされたことで、腕部を後方に折り畳むなど変形機構自体に革新が見られる。

武装・必殺攻撃編集

GNビームライフル「ドレイクハウリング」
ブレイヴの主兵装として採用されたビームライフル。オーバーフラッグの「トライデントストライカー」を発展させた武装で、右利きと左利きのどちらにも対応した2つのグリップを備えている。通常モードの他、先端部を展開することで高出力モードとなるが、その状態では発射ごとに粒子チャージが必要である。また、先端部を取り外すことで連射性を重視したショートバレル仕様となる。クルーズポジションでは機首を構成する。
GNキャノン
サイドバインダーに内蔵されたビーム砲。ドレイクハウリングに比べて威力は低いが連射性能に優れる。スタンドとクルーズの両形態で使用可能で、サイドバインダーを可動させることで広い射角を確保できるため、補助兵装として高い運用性を持つ。基本的な運用法としてこの武装で牽制し、ドレイクハウリングのチャージ時間を稼ぐために使用される。一般機の物は粒子消費量を抑えるため、指揮官機の物より小口径となっている。
GNビームサーベル
サイドバインダーに計2本格納されたビームサーベル。バインダー内部の搭載スペースや粒子供給量の都合から、指揮官機の物より小型となっている。
GNビームマシンガン
両前腕部に内蔵された小型ビーム砲。通常時は砲口が手首に隠れた構造で、発射時に機構部分を展開させる。連射性能が高く、ミサイル迎撃の弾幕を張る用途などに適していた。クルーズポジションでは腕部が後方に向けて固定されるが、そのまま後方迎撃に用いることが可能。
GNミサイル
脚部ウェポンベイに2基ずつ搭載されたミサイル。ウェポンベイのハッチは交互に展開されるため、前後に1発ずつ発射される構造となっている。
チャクラムグレネード
脚部ウェポンベイに1発ずつ搭載された粒子撹乱弾。発射後に目標エリア内にGN粒子を散布し、ジャミングすることで敵のセンサーを妨害する。
30mm機関砲
胸部に2門内蔵された実体弾方式の機関砲。
GNブレイド
サイドバインダーの主翼にGNフィールドを流すことで実体剣として使用可能。バインダーのサイズから指揮官機に比べてリーチでやや劣る。
ディフェンスロッド
サイドバインダーを回転させることでディフェンスロッドとして機能する。
トライパニッシャー
ドレイクハウリングと2門のGNキャノンを併用することで発射される大出力ビーム攻撃。スサノオから継承された装備で、本機の中で最大の威力を誇るが、粒子消費量が桁違いに大きいという欠点を持つ。スタンドとクルーズの両形態で使用可能。
スタンド・マニューバ
フラッグの高難度マニューバ「グラハム・スペシャル」を新型OA「LEIF」の補助によってパイロットの負担を大幅に軽減して再現。これによりソルブレイヴ隊全員が超高速戦闘中の変形による変幻自在の立ち回りと高度な連携が可能になり、登場時にはELSの一群を一掃するほどの戦闘力を発揮した。

対決・名場面編集

対ELS・初遭遇戦
『劇場版00』より。ソルブレイヴスとELSの初接触では支援対象である連合艦隊はすでに全滅、ソレスタルビーイングも半壊で逃走中という壊滅状態の戦場に援軍として登場。まず3機がガンダムハルートを囲むように展開して離脱させ、ELSの注意をソルブレイヴス隊に向けさせてからは隊長のグラハム・エーカーを先頭に6機のブレイヴが瞬く間にELSを撃破していった。
対ELS・最終決戦
同上。地球連邦軍の主力とELS艦隊が激突している場面に登場。ELS艦隊に対して戦場を横切るかたちで急襲を仕掛けた。ビームの嵐をかいくぐりながら突撃するも最初にイェーガン機が機関部に被弾して撃墜。続いて変形時のわずかなスキにメインカメラに被弾し、スキを見せたところにELSに襲いかかられルドルフ機が撃墜(明確な撃墜描写はされていないが接触されたあとで大量のELSに取り囲まれているので脱出はほぼ不可能)。残る3機はグラハムとともに巨大ELSを攻めあぐねている刹那を支援。隊長機を失うものの直後のクアンタムバーストによって戦闘が終結し、3機が帰還した。

関連機体編集

ブレイヴ指揮官用試験機
指揮官用仕様機。ダブルドライヴ方式が採用されており、識別のためにカラーリングは青となっている。
マスラオ / スサノオ
設計ベース機。
ユニオンフラッグ / AEUイナクト
本機はこれら機体の流れを汲んでいる。
オーバーフラッグ
「ドレイクハウリング」はこの機体の「トライデントストライカー」を原型としている。

商品情報編集

ガンプラ編集

リンク編集