9行目: |
9行目: |
| *全備重量:62.3t | | *全備重量:62.3t |
| *主動力:[[熱核融合炉]] | | *主動力:[[熱核融合炉]] |
− | *出力:1,670kW | + | *ジェネレーター出力:1,670kW |
− | *推力:80,400kg | + | *スラスター総推力:80,400kg |
| *センサー有効半径:9,870m | | *センサー有効半径:9,870m |
− | *開発組織:ニューギニア基地 | + | *開発組織:[[ティターンズ]](ニューギニア基地) |
| *所属:[[ティターンズ]] | | *所属:[[ティターンズ]] |
| *主なパイロット:ティターンズ兵 | | *主なパイロット:ティターンズ兵 |
− | ティターンズが開発した汎用モビルスーツ。一般パイロットの機体が[[ハイザック]]や[[マラサイ]]に限られてしまっていたので、新たに生産性の高い機体が求められ[[ガンダムMk-II]]の量産計画をニューギニア基地が引き継ぎ開発された。[[TR計画]]で使用された技術が使用されているが、本機は[[ガンダムTR-S[ヘイズルフレア]]]の簡易量産機としての側面を持ち、ロールアウトされるまでの繋ぎであるとされる。ベースはガンダムMk-IIであるが、脚部構造とモノアイは[[ガンダムTR-1[アドバンスト・ヘイズル]]]のデータが生かされ、胴体と腰部が一体化した構造は[[ガンダムTR-6[キハールII]]]の設計思想を簡略化したものである。股関節部のパーツは凸型でエネルギーコネクターであるらしい。
| + | |
| + | == 概要 == |
| + | [[ティターンズ]]が開発した汎用モビルスーツ。一般パイロットの機体が[[ハイザック]]や[[マラサイ]]に限られてしまっていたので、新たに生産性の高い機体が求められ[[ガンダムMk-II]]の量産計画をニューギニア基地が引き継ぎ開発された。[[TR計画]]で使用された技術が使用されているが、本機は[[ガンダムTR-S[ヘイズルフレア]]]の簡易量産機としての側面を持ち、ロールアウトされるまでの繋ぎであるとされる。ベースはガンダムMk-IIであるが、脚部構造とモノアイは[[ガンダムTR-1[アドバンスト・ヘイズル]]]のデータが生かされ、胴体と腰部が一体化した構造は[[ガンダムTR-6[キハールII]]]の設計思想を簡略化したものである。股関節部のパーツは凸型でエネルギーコネクターであるらしい。 |
| | | |
| 「ガンダムMk-IIの量産機」という設定が見受けられる本機だが、『Ζ』放送時にそのような設定は無く、バルカンポッド位しか共通点は見られなかった。しかし、放送中の近藤和久氏による「ガンダムMk-IIの量産機」設定等、様々な媒体においてガンダムMk-IIとの関連性についての後付け設定が増加。現在でも媒体によってガンダムMk-IIとの関連性に関する記述が異なっている。 | | 「ガンダムMk-IIの量産機」という設定が見受けられる本機だが、『Ζ』放送時にそのような設定は無く、バルカンポッド位しか共通点は見られなかった。しかし、放送中の近藤和久氏による「ガンダムMk-IIの量産機」設定等、様々な媒体においてガンダムMk-IIとの関連性についての後付け設定が増加。現在でも媒体によってガンダムMk-IIとの関連性に関する記述が異なっている。 |
22行目: |
24行目: |
| <!-- ;[[作品名]]:説明 --> | | <!-- ;[[作品名]]:説明 --> |
| ;[[機動戦士Ζガンダム]] | | ;[[機動戦士Ζガンダム]] |
− | :多数配備されたが大した活躍はしていない。 | + | :多数配備されたが大した活躍はしていない。劇場版に至っては戦闘シーンがカットされている。 |
| ;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]] | | ;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]] |
| :[[バーザム改]]と共にデビルズネストの警備機として登場。[[フレスベルク隊]]との交戦で真っ先に撃墜される。 | | :[[バーザム改]]と共にデビルズネストの警備機として登場。[[フレスベルク隊]]との交戦で真っ先に撃墜される。 |
37行目: |
39行目: |
| <!-- ;武装名:説明 --> | | <!-- ;武装名:説明 --> |
| ;ビーム・ライフル | | ;ビーム・ライフル |
− | :砲口が爪のようなカバーで挟まれており、Eパック形式ではない。ライフル後部から二の腕のコネクタに繋がるケーブルが伸びている。持ち手は逆手で保持する。 | + | :本機専用のビーム・ライフル。砲口が爪のようなカバーで挟まれており、Eパック形式ではない。ライフル後部から二の腕のコネクタに繋がるケーブルが伸びている。持ち手は逆手で保持する。 |
| ;ビーム・サーベル | | ;ビーム・サーベル |
− | :左右の前腕部に内蔵されている。 | + | :左右の前腕部に1本ずつ内蔵されている。 |
| ;60mmバルカン・ポッド | | ;60mmバルカン・ポッド |
− | :ガンダムMk-IIの物に似た形状の物を使用。 | + | :[[ガンダムMk-II]]の物に似た形状の物を使用。 |
| ;グレネード・ランチャー | | ;グレネード・ランチャー |
− | :中折れ式のグレネード・ランチャー。模型誌『PROJECT Ζ』が初出。ROBOT魂バーザムに新しくデザインされた物が付属している。 | + | :中折れ式のグレネード・ランチャー。模型誌『PROJECT Ζ』が初出。ROBOT魂バーザムには新しくデザインされた物が付属している。 |
| ;BR-S-85-C2 ビーム・ライフル | | ;BR-S-85-C2 ビーム・ライフル |
| :[[ジムII]]と同様の装備。『審判のメイス』や『機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場する機体が装備。 | | :[[ジムII]]と同様の装備。『審判のメイス』や『機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場する機体が装備。 |
56行目: |
58行目: |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| <!-- ;[[機体名]]:説明 --> | | <!-- ;[[機体名]]:説明 --> |
− | ;バーザム(近藤版) | + | ;バーザム (近藤版) |
| :漫画版『機動戦士Ζガンダム』に登場する近藤和久氏デザインのバーザム。メインカメラがツインアイになっており、[[マラサイ]]のビーム・ライフルと[[ガンダムMk-II]]のシールドを装備している。恐らく「ガンダムMk-IIの量産機」の設定を持つ最初のバーザム。 | | :漫画版『機動戦士Ζガンダム』に登場する近藤和久氏デザインのバーザム。メインカメラがツインアイになっており、[[マラサイ]]のビーム・ライフルと[[ガンダムMk-II]]のシールドを装備している。恐らく「ガンダムMk-IIの量産機」の設定を持つ最初のバーザム。 |
− | ;[[バーザム(AOZ版)]] | + | ;[[バーザム (A.O.Z版)]] |
| :『[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]』に登場する藤岡建機氏デザインのバーザム。胴体に[[プリムローズII]]が内蔵されている。『[[A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-|A.O.Z Re-Boot]]』で再びリデザインされ、換装によるバリエーション機が増えた。 | | :『[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]』に登場する藤岡建機氏デザインのバーザム。胴体に[[プリムローズII]]が内蔵されている。『[[A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-|A.O.Z Re-Boot]]』で再びリデザインされ、換装によるバリエーション機が増えた。 |
| ;[[バーザム改]](センチネル版バーザム) | | ;[[バーザム改]](センチネル版バーザム) |
− | :『[[ガンダム・センチネル]]』に登場。カトキハジメ氏により「ガンダムMk-IIの量産機」としてリデザインされたバーザム。ガンダムMk-IIに近いデザインになった。 | + | :『[[ガンダム・センチネル]]』に登場。カトキハジメ氏により「ガンダムMk-IIの量産機」としてリデザインされたバーザムで、ガンダムMk-IIに近いデザインになった。 |
− | ;ヴァイスバーザム | + | ;[[ヴァイスバーザム]] |
| :『[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]』に登場。ガンダムMk-II(エゥーゴカラー)に似た配色のバーザム。 | | :『[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]』に登場。ガンダムMk-II(エゥーゴカラー)に似た配色のバーザム。 |
| ;[[バージム]] | | ;[[バージム]] |
70行目: |
72行目: |
| ;[[バーザムII]] | | ;[[バーザムII]] |
| :ガンダムTR-6の形態の一つ。本機の上位互換的な機体だが、直接的なバリエーションではない。 | | :ガンダムTR-6の形態の一つ。本機の上位互換的な機体だが、直接的なバリエーションではない。 |
| + | |
| + | == 余談 == |
| + | *本機を語る際に度々議論の的となるのが股間の形状である。元々は岡本英郎氏によって凸型のエネルギーチューブの差込口としてデザインされていたが、『Ζ』の作中では初登場の35話を始めとして、凹型もしくは平面型として描かれていたことから、2015年に岡本英郎氏の見解が発表されるまで、長年に渡り凸型か凹型か解釈が分かれることとなった。この発表後に放送された『[[ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ]]』に登場する機体には、この凸型の設定が反映されている。 |
| | | |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
77行目: |
82行目: |
| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場メカ]] | | *[[登場メカ]] |
| + | |
| + | {{DEFAULTSORT:はーさむ}} |
| + | [[Category:登場メカは行]] |
| + | [[Category:機動戦士Ζガンダム]] |