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*推力:53,400kg
*推力:53,400kg
<!--*センサー有効半径:-->
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*開発組織:[[ジオン軍|ジオン公国軍]]
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*開発組織:[[ジオニック社]]
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*主なパイロット:ジオン軍一般兵
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*所属:[[ジオン軍|ジオン公国軍]]([[デラーズ・フリート]])、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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*主なパイロット:ジオン軍(デラーズ・フリート)一般兵、[[ノイエン・ビッター]]、[[コウ・ウラキ]]、[[チャック・キース]]、[[ラバン・カークス]]
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ジオン軍の主力[[モビルスーツ]]・ザクIIの中で最も生産数の多かった「F型」の後期生産型。何機かは[[一年戦争]]終結後に[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に接収され、そのまま運用されている。
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== 概要 ==
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ジオン軍の主力[[モビルスーツ]]・[[ザクII]]の中で最も生産数の多かった「[[ザクIIF型|F型]]」の後期生産型。
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既存のザクに比べ、対MS戦闘に対応できるように再設計されているため、性能は大幅に向上。胸部には増加装甲が設けられ、対弾性が向上した他、軽量化とスラスター推力の増加により機動性も増加している。また、本機の内、[[統合整備計画]]の実施期間に生産された第2期生産型は、コックピットや内装、一部機材の変更等の仕様の違いが見られる。操縦性も既存の機体と比べて向上しており、後述するように戦後の連邦軍でも重宝された。
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重力下での運用は[[ザクIIJ型]]の実働データがソフトに反映されているため、ザクIIとは異なり、ほぼ無改造の状態で運用する事が可能。その事から本機の汎用性の高さが窺える。
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本機は[[一年戦争]]中、主にアフリカ戦線とソロモンに配備され、終戦後は[[デラーズ・フリート]]の主力機として運用された。その他、何機かが[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に接収され、その操縦性の良さから、新兵の操縦訓練用や模擬戦の際のアグレッサー機として運用されている。後者はザクIIと同様のグリーンを主としたカラーリング、後者はデザートピンク・黒のツートンカラーとなっている。また、[[キンバライド基地]]に所属する[[ノイエン・ビッター|ビッター]]機やその他の機体は、機体毎にカラーリングが異なっている。
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本機のデザインは模型雑誌『モデルグラフィックス』内の短編『センチネル0079』に掲載されているカトキハジメ氏デザインのザクIIを元としており、元と比べて映像作品用に線が減らされている。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
<!-- :作品名:説明 -->
;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
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:デラーズ・フリートの主力機として登場。第1~2話で連邦軍仕様がデラーズ・フリート機に先駆けて登場している。
== 装備・機能 ==
== 装備・機能 ==
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=== 武器・必殺攻撃 ===
=== 武器・必殺攻撃 ===
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;ザク・マシンガン
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;MMP-78 120mmザク・マシンガン
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:[[ザクII]]が使用するザク・マシンガンの内、グレネード・ランチャーを備えた後期型。パーツ単位での部品交換が可能で、整備性に優れる。通常のドラムマガジンの他、第4話では対空砲弾マガジンを使用。その他、第1話では連邦軍仕様が模擬戦用にペイント弾を使用している。
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;MMP-78マシンガン
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:;グレネード・ランチャー
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:
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::銃身下部に装備。
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;MMP-80 90mmマシンガン
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:一年戦争後期に生産された対MS用マシンガン。『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』に登場したモデルは前期型で、こちらは後期型に分類される。主にデラーズ・フリートの機体が使用している。
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;ザク・バズーカ
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:対艦用の口径280mmバズーカ。
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;ジャイアント・バズ
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:[[リック・ドムII]]の主兵装。第12話で[[ガンダム試作3号機]]に遭遇した機体の内、1機が携行している。
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;ヒート・ホーク
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:近接戦闘用のヒート兵器。赤熱化したブレードで敵機の装甲を溶断する。
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=== オプション装備 ===
;3連装ミサイルポッド
;3連装ミサイルポッド
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:脚部にマウントして使用。第4話に登場する機体が装備している。
;ハンド・グレネード
;ハンド・グレネード
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:近接戦闘用の手榴弾。サイドアーマーに2基携行する事が可能。第4話で使用。
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;ヒートホーク
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;シュツルム・ファウスト
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:使い捨て式の無誘導ロケット推進弾。
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;ラケーテン・ガルデン
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:補助推進用のロケット・ブースター。バックパックの左右両側面に1基ずつ固定される。これにより重力下での高高度へのジャンプが可能。第4話でビッター機と部下のハインツ機が[[アルビオン]]へ接近する際に使用している。後のOVA版『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』では[[デザート・ゲルググ]]が使用している。
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;アップリケアーマー
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:対弾性向上のための追加装甲で現地改修品。第4話で[[コア・ファイターII]]を撃墜した機体の頭部に装着されているのが確認できる。
== 対決・名場面 ==
== 対決・名場面 ==
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;対[[ドム・トローペン]]([[アダムスキー]]機)
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:第2話より。[[ガンダム試作2号機]]の追撃時の戦闘で、前進を続けていた[[チャック・キース|キース]]機は前方の岩陰に潜んでいたアダムスキーのドムの攻撃により、頭部を破壊されてしまう。すぐさま[[コウ・ウラキ|コウ]]が援護に向かおうとするも、[[ザメル]]の妨害により援護に向かう事ができない。錯乱するキースにヒート・サーベルの一刺しで止めを刺そうとするドムだったが、キースはすんでのところでこれを回避。ヒート・サーベルはキース機の背後にあった岩に深く突き刺さった。武器を失い動揺するドム。まさに千載一遇のチャンス。振り下ろされたヒート・ホークはドムに突き刺さり、そのままドムは爆散した。
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:小説版では、キースが新兵ゆえに状況判断が出来ず予想外の動きを見せた為、それにアダムスキーが翻弄された、ビギナーズラックによる戦果と説明されている。何にせよ、機体性能が上かつベテランの相手を撃墜できた辺り、前話で呆気なく撃墜された[[ラバン・カークス|カークス]]機とは真逆の大金星である。
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;基地司令、最後の意地
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:第4話より。[[ノイエン・ビッター|ビッター]]率いる部隊の必死の突撃により、[[HLV]]は[[アルビオン]]の主砲の一撃を免れ、無事宇宙へと飛び上がった。
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:「勝ったぞ。星の屑作戦に栄光あれ」
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:HLVを見届けたビッターは、部下のハインツと共にアルビオンへ最後の突撃を仕掛ける。対空砲火によりハインツは撃墜されるも、ビッターはブリッジに肉薄。
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:「我々の意地を見よぉ!!」
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:止めの一撃を撃たんとするビッター。しかし、左下方より放たれた一条のビームがビッター機を撃ち貫いた。それは[[ガンダム試作1号機]]による狙撃だった。
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:戦いが終わり、荒野に主を失ったザクが取り残される。その右腕は頭上の太陽を掴もうとするかの如く、掲げられていた。
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
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;[[ザクII[シュトゥッツァー]]]
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:ジオン残党軍による改修機。
;[[ザクIIF型]]
;[[ザクIIF型]]
:改修元。
:改修元。
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;[[ザクIIJ型]]
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:重力下での実働データが本機に活かされている。
;[[ドラッツェ]]
;[[ドラッツェ]]
:胴体部を機体の芯として流用。
:胴体部を機体の芯として流用。
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;[[ザクII改]]
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:本機と同様、『[[統合整備計画]]』の影響を受けているザク。本機のデザインはザクIIとこの機体の中間に位置する。
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;[[ハイザック]]
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:本機をベースに連邦規格のパーツを組み込んで開発された。
;[[スーパーカスタムザクF2000]]
;[[スーパーカスタムザクF2000]]
:[[模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG]]に登場する本機をベースとした[[ガンプラ]]。
:[[模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG]]に登場する本機をベースとした[[ガンプラ]]。
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== 話題まとめ ==
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<!-- *[[namazu:ザクIIF2型]] (全文検索結果) -->
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== 資料リンク ==
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<!-- *[[一覧:ザクIIF2型]] -->
== リンク ==
== リンク ==
*[[登場メカ]]
*[[登場メカ]]