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== 概要 ==
 
== 概要 ==
地球各地の海洋で猛威を振う[[ジオン軍]]の水陸両用[[MS]]に対抗するために作られた連邦軍初の水中専用MSで、[[ジム]]をベースに開発された。
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が開発した水中戦用[[モビルスーツ]]。地球各地の海洋で猛威を振う[[ジオン軍]]の水陸両用[[MS]]に対抗するために作られた機体で、[[ジム]]をベースに開発された。
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開発期間が短いため、機体としてはそれほど高性能というわけではない。さらに、量産が開始されてまもなく[[一年戦争]]が終結したため少数生産にとどまり、挙げ句ジオン軍から接収された[[ザク・マリンタイプ]]に一線を取って代わられたという、不遇の機体である。しかし、それでもなお一部の機体は配備され続けた。
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バックパックをハイドロジェットユニットに換装し、両肩に同様のユニットを装備する事で水中での移動力を高めている。武装も魚雷、ミサイルと水中戦を想定した物が中心となっている。機体各部のバランスが悪く扱いにくい機体だが、ジム自体の性能が高いため、ある程度の戦果を上げている。ただ、量産が開始されてまもなく[[一年戦争]]が終結したため少数生産にとどまり、その後はジオン軍から接収された[[ザク・マリンタイプ]]に一線を取って代わられたという、不遇の機体である。しかし、それでもなお一部の機体は配備され続けた。
    
一年戦争終結後は、地上圏の地球連邦軍の支配はより確実のものとなり、水中用MSの開発の必要性が薄まったため、20年近くの年月を過ぎても現役で稼働している。
 
一年戦争終結後は、地上圏の地球連邦軍の支配はより確実のものとなり、水中用MSの開発の必要性が薄まったため、20年近くの年月を過ぎても現役で稼働している。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[M-MSV]]
 
;[[M-MSV]]
:出典元。
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:出典元。「SD CLUB」第10号にて水中用ガンダムと共に機体解説が行われた。
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;モビルスーツコレクション・ノベルズ
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:「SD CLUB」第13号に掲載されている「Act.6 Fifty-Fifty」に[[キム (UC)|キム]]の搭乗機として水中型ガンダムと共に登場。
 
;[[ハーモニー・オブ・ガンダム]]
 
;[[ハーモニー・オブ・ガンダム]]
 
:アーケードゲーム『[[機動戦士ガンダム 戦場の絆|戦場の絆]]』への実装用にカトキハジメ氏によってリデザインされた。M-MSV版と比べ、細身になっている他、脚部などの形状が簡略化されている。以降の各媒体では主にこのカトキ版デザイン準拠で登場している。
 
:アーケードゲーム『[[機動戦士ガンダム 戦場の絆|戦場の絆]]』への実装用にカトキハジメ氏によってリデザインされた。M-MSV版と比べ、細身になっている他、脚部などの形状が簡略化されている。以降の各媒体では主にこのカトキ版デザイン準拠で登場している。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;マイクロ・ミサイル
 
;マイクロ・ミサイル
:両肩部の2箇所ずつ、計4箇所に設けられた発射管から放たれるミサイル。
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:両肩部の前後に2箇所ずつ、計8箇所に設けられた発射管から放たれるミサイル。
 
;ミサイル・ランチャー
 
;ミサイル・ランチャー
:対艦用の魚雷発射管と小型ミサイルを内蔵した複合兵装。
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:対艦用の魚雷ポッドと小型ミサイルを内蔵した携行式の複合兵装。銃身の中央に対艦大型魚雷を発射する魚雷ポッドが縦並びに2基設けられており、それを挟み込むように両脇に5連装式のミサイル・ランチャーが1基ずつ設けられている。
;魚雷ポッド
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:水中用の装備。
   
;ハンド・アンカー
 
;ハンド・アンカー
 
:両腕部に1つずつ装備している格闘武装。相手を捕らえる・相手を殴る・潜水艦に取り付くなど、様々な使い道がある。
 
:両腕部に1つずつ装備している格闘武装。相手を捕らえる・相手を殴る・潜水艦に取り付くなど、様々な使い道がある。
 
;ビーム・ピック
 
;ビーム・ピック
:両腰部に2本ずつ、計4本装備しているビーム白兵武装。メガ粒子ビームの減衰が著しい水中で用いるので相手の機体に直接接触させて使う為、ピック(針)状に短いビーム刃を形成している。後期型では通常の[[ビーム・サーベル]]の70%ほどのビーム刃が形成できる様に改良された<ref>後期型は元々は[[水中型ガンダム]]用装備だったものが本機に流用されている。</ref>。
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:両腰部に2本ずつ、計4本装備しているビーム白兵武装。ビーム発振器からピック(針)状に短いビーム刃を形成する。メガ粒子ビームの減衰が著しい水中で用いるため、相手の機体に直接接触した時点でビーム刃が発振されるON-OFF機構が設けられている。ただ、相手に接近しないと使用できないため、パイロットには不評であった。後期型では通常の[[ビーム・サーベル]]の70%ほどのビーム刃が形成できる様に改良されている<ref>後期型は元々は[[水中型ガンダム]]用装備だったものが本機に流用されている。</ref>。
 
;ハープーン・ガン
 
;ハープーン・ガン
 
:炸薬入りの銛を発射する水中戦用の武装。[[トリントン基地|トリントン湾岸基地]]に配備された機体が装備している。
 
:炸薬入りの銛を発射する水中戦用の武装。[[トリントン基地|トリントン湾岸基地]]に配備された機体が装備している。
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=== 別デザイン ===
 
=== 別デザイン ===
 
;[[アクア・ジム (サンダーボルト版)]]
 
;[[アクア・ジム (サンダーボルト版)]]
:[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]] (漫画版)』に登場するアクア・ジム。
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:漫画『[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]』に登場するアクア・ジム。
 
:;[[水中型ジム]]
 
:;[[水中型ジム]]
::『サンダーボルト』のアニメ版では上記のアクア・ジムから差し替えられる形でこちらが登場している。
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::OVA版『サンダーボルト』では上記のアクア・ジムから差し替えられる形でこちらが登場している。
    
=== 系列機・派生機 ===
 
=== 系列機・派生機 ===
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;[[ガンダム試作1号機 (アクア装備)]]
 
;[[ガンダム試作1号機 (アクア装備)]]
 
:[[ガンダム試作1号機]]の水中戦仕様。本機の装備を流用している。
 
:[[ガンダム試作1号機]]の水中戦仕様。本機の装備を流用している。
;[[ジム・ドミナンス(水中用装備)]]
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;[[ジム・ドミナンス (水中用装備)]]
 
:[[ジム・ドミナンス]]の換装形態。アクアジム同様、肩部にハイドロジェットを装備している。
 
:[[ジム・ドミナンス]]の換装形態。アクアジム同様、肩部にハイドロジェットを装備している。
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*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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== 脚注 ==
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