差分

2,972 バイト追加 、 2025年2月25日 (火)
編集の要約なし
3行目: 3行目:  
| 登場作品 =  
 
| 登場作品 =  
 
*[[機動戦士ガンダム]]
 
*[[機動戦士ガンダム]]
*[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
+
*[[機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線]]
 
*[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
*[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
*他多数
 
*他多数
18行目: 18行目:  
| 本体重量 = 8.9t
 
| 本体重量 = 8.9t
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 +
| 出力 = 12000ph
 +
| 速度 = マッハ4.8 (大気圏内最大速度)
 
| 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]]
 
| 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]]
 
| 開発組織 = [[ハービック社]]
 
| 開発組織 = [[ハービック社]]
29行目: 31行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
地球連邦軍の特殊戦闘機。[[TINコッド]]をベースに開発されている。戦闘機として開発されたが同時に[[V作戦]]で開発された[[ガンタンク]]、[[ガンキャノン]]、[[ガンダム]]などの機体に[[コアブロックシステム|コア・ブロック・システム]]として搭載されている。このシステムによって直接宇宙遊泳などの危険な方法を採らないパイロットの脱出や戦闘データ他コンピューター機材の回収が可能となった。汎用航空・航宙戦闘機としての性能も高く、戦闘機として発展させた[[コア・ブースター]]が開発されている。搭載方式は主に2つあり、胴体部に垂直に搭載されるバーティカル・イン・ザ・ボディ方式と背部からコクピットとなる機首部を機体に差し込む様な形で搭載されるホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式があり、V作戦開発機体ではバーティカル・イン・ザ・ボディが採用されている。
+
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の開発した多目的戦闘機。
 +
 
 +
[[一年戦争]]で連邦軍の難局を覆した[[ガンダム]]、[[ガンキャノン]]、[[ガンタンク]]の特徴の最たる[[コアブロックシステム]]の中枢を担う機体であり、核融合ジェネレーターと機体操縦系統をブロック化し、コア・ブロックと称した。これは機体が戦闘により撃破される状況においても、記録された貴重な実戦データとパイロットを回収可能とした、所謂脱出カプセルである。更に驚嘆すべきは、このコアブロックはその形態を変化させ、航空機としての生還が期されていたことにあり、この航空宇宙機形態は「コア・ファイター」と呼称された。
 +
 
 +
連邦軍によるMS開発で最も重要視されたのが実戦によるデータ収集と機体稼働および運用ソフトの最適化であり、コア・ブロックに搭載された[[教育型コンピュータ]]は、パイロットの負担を極力軽減することを目的とし、新たな敵や環境に適応する能力を持ち、戦闘データを逐次更新してもっとも適切な対処法を自ら構築する。当然、このシステムはコストが高く、戦闘を体験したシステムとパイロットの回収は最優先事項となっていた。
 +
 
 +
コア・チェンジにより戦闘さえも可能な航空宇宙機となるコア・ファイターは、連邦軍が[[ジオン公国軍]]に対して技術的に遅れを取った[[モビルスーツ]]開発初期ならではの思想の産物であったと評価されているが、コア・ファイターは全長8.1m程度の小型機にそぐわぬジェネレーターを内包し、またガンダムと同様の強靭な装甲を誇るなど、重戦闘機並みの行動が可能であった。コア・ブロック形態への移行を考慮しなければ強行武装偵察など、MSよりもふさわしい任務が多く存在し、前線ではそれなりに重宝される存在となっていた。
 +
 
 +
実戦に最初に投入された機体は[[ホワイトベース]]の艦載機であり、ホワイトベースにはパーティングアウト用の機体も含め、多くのコア・ファイターが配備されていた。その運用は主に右舷格納デッキにおいて行われ、[[アムロ・レイ]]は002号機を駆り、その高性能を実証している。また、[[ホワイトベース隊]]においては、タイプのことなる複数のMSが並行して運用されたため、同部隊のコア・ファイター各機が搭載するコンピュータは、破格の効率でMSの運用および戦闘に関するノウハウを経験または学習し、蓄積することが可能となった。
    
[[一年戦争]]後は[[全天周囲モニター]]と同時に[[イジェクション・ポッド]]が開発され、こちらの方は脱出機能に特化されコストも低いこともあってか、この方式が採用されることは少なくなった。それでも本機の思想はその後も受け継がれており、パイロットの生存率向上に高級ワンオフ機の運用データ回収、有人小型航空・航宙機として戦力の頭数確保を重視する場合に採用されることが多い。
 
[[一年戦争]]後は[[全天周囲モニター]]と同時に[[イジェクション・ポッド]]が開発され、こちらの方は脱出機能に特化されコストも低いこともあってか、この方式が採用されることは少なくなった。それでも本機の思想はその後も受け継がれており、パイロットの生存率向上に高級ワンオフ機の運用データ回収、有人小型航空・航宙機として戦力の頭数確保を重視する場合に採用されることが多い。
35行目: 45行目:  
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム]]
:[[ガンダム]]に等に搭載されているが、[[ホワイトベース]]が慢性的な戦力不足であったため汎用小型戦闘機として運用される場面もあった。
+
:初登場作品。[[ガンダム]]、[[ガンキャノン]]、[[ガンタンク]]の各機に搭載されているが、[[ホワイトベース]]が慢性的な戦力不足であったため汎用小型戦闘機として運用される場面もあった。戦闘中には状況に応じてコアファイターを回収して各機体にドッキングさせた他、[[ガンペリー]]から投下、あるいはホワイトベースから直接射出されたパーツとドッキングしてガンダムとして運用されるといったケースもあった。
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
+
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線]]
 
:第3話で登場。戦闘機として運用されており、[[ガウ]]を撃墜する活躍を見せている。
 
:第3話で登場。戦闘機として運用されており、[[ガウ]]を撃墜する活躍を見せている。
 
;[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
;[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
43行目: 53行目:  
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
;[[コアブロックシステム|コア・ブロック・システム]]
+
;[[コアブロックシステム]]
:[[V作戦]]で開発された機体のコックピットとなる。
+
:[[V作戦]]で開発された機体の文字通りコアとなるシステム。MSのジェネレーターと操縦系統を内包したコア・ファイターをコア・ブロックに変形させ、機体の胴体内部に収納する。戦闘で機体が損傷した場合は脱出カプセルとしても使用でき、パイロット及び機体の実戦データを回収する。
 
+
;[[教育型コンピュータ]]
 +
:学習機能を供えた非ノイマン型コンピュータ。V作戦で重要視された実戦によるデータ収集と機体稼働および運用ソフトの最適化を実現し、操縦系統の切り替えや[[フィールド・モーター]]の制御も担っている。
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;2連装30mmバルカン砲
 
;2連装30mmバルカン砲
 
:機首に左右2対計4門内蔵されている機関砲。
 
:機首に左右2対計4門内蔵されている機関砲。
 
;4連発対艦ミサイル・ランチャー
 
;4連発対艦ミサイル・ランチャー
:本体に左右一対計2基搭載されているミサイル。
+
:胴体内装式のミサイル・ランチャー。AIM-79が8発装填されているが、主翼を展開した状態でなければ使用出来ない。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
133行目: 144行目:  
[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]
[[Category:機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
+
[[Category:機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム サンダーボルト]]
6,832

回編集