2行目:
2行目:
| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
| 外国語表記 = MUSAI
| 外国語表記 = MUSAI
−
| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム]]、[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]など
+
| 登場作品 =
+
*[[機動戦士ガンダム]]
+
*[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]など
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
| デザイナー = 大河原邦男
| デザイナー = 大河原邦男
31行目:
33行目:
艦橋の直下にはモビルスーツを4機搭載できるMSデッキが備えられ、艦後方に向けてMSを射出するほか、側面に左右3か所ずつある補給ハッチを用いて[[パプア級]]補給艦からコンベアパイプによる物資の直接搬入が可能。艦首下部には大気圏突入カプセル「[[コムサイ]]」を搭載しており、その中にも2機のモビルスーツを収納可能だが、コムサイを切り離さなければモビルスーツを搭載できないため、通常は使用されない。
艦橋の直下にはモビルスーツを4機搭載できるMSデッキが備えられ、艦後方に向けてMSを射出するほか、側面に左右3か所ずつある補給ハッチを用いて[[パプア級]]補給艦からコンベアパイプによる物資の直接搬入が可能。艦首下部には大気圏突入カプセル「[[コムサイ]]」を搭載しており、その中にも2機のモビルスーツを収納可能だが、コムサイを切り離さなければモビルスーツを搭載できないため、通常は使用されない。
−
艦自体が戦闘の中心となることを想定して設計したサラミス級とは明確な装備の違いがあり、前述の通りモビルスーツの運用が前提となっているためMSの輸送・整備・熱核融合炉の強制冷却能力を設計段階から有している。一方で連装メガ粒子砲やミサイルランチャーを正面に向けてのみ装備しているため前方への投射火力は高いものの死角が多く、特に後方と上下方向への攻撃手段を一切持たないことと対空砲を持たないことは大きな弱点と言える。このため後期生産型や[[ムサイ改級]]などのように対空砲などを増設した艦もある反面、最終生産型など一部の艦は砲塔が2基に減らされている。
+
艦自体が戦闘の中心となることを想定して設計したサラミス級とは明確な装備の違いがあり、前述の通りモビルスーツの運用が前提となっているためMSの輸送・整備・熱核融合炉の強制冷却能力を設計段階から有している。一方で連装[[メガ粒子砲]]やミサイルランチャーを正面に向けてのみ装備しているため前方への投射火力は高いものの死角が多く、特に後方と上下方向への攻撃手段を一切持たないことと対空砲を持たないことは大きな弱点と言える。このため[[ムサイ級後期生産型|後期生産型]]や[[ムサイ改級]]などのように対空砲などを増設した艦もある反面、[[ムサイ級最終生産型|最終生産型]]など一部の艦は砲塔が2基に減らされている。
==同型艦==
==同型艦==
;[[ファルメル]]
;[[ファルメル]]
:『1st』第一話から登場する物語序盤における[[シャア・アズナブル|シャア]]の乗艦。資料によっては『シャア専用ムサイ』とも表記される。
:『1st』第一話から登場する物語序盤における[[シャア・アズナブル|シャア]]の乗艦。資料によっては『シャア専用ムサイ』とも表記される。
−
:ヘルメット状の特異な艦橋が特徴で、[[ドズル・ザビ]]中将のルウム戦役時の座乗艦を同戦役での功績によりシャアが譲り受けている。
+
:ヘルメット状の特異な艦橋が特徴で、[[ドズル・ザビ]]中将の[[ルウム戦役]]時の座乗艦を同戦役での功績によりシャアが譲り受けている。
−
:ゲリラ掃討戦を終了して帰還する際にサイド7に入港する[[ホワイトベース]]を発見、出港する同艦を追撃する。シャアが大気圏突入後の動向は不明。
+
:ゲリラ掃討戦を終了して帰還する際に[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見、出港する同艦を追撃する。シャアが大気圏突入後の動向は不明。
;キャメル
;キャメル
:[[ドレン]]が座乗するパトロール艦隊「[[キャメル艦隊]]」の旗艦。『1st』第32話に登場。僚艦のトクメル、スワメルと同様砲塔が2基しかない。[[第13独立部隊]]と交戦の末、[[ガンダム]]によって撃沈される。その際、ブリッジを[[ビーム・サーベル]](TV版)または[[ビーム・ライフル]](劇場版III)で破壊されている。また『[[機動戦士ガンダム0083 with ファントム・ブレット|ファントム・ブレット]]』においては月面に同名のムサイ級の残骸が登場している。
:[[ドレン]]が座乗するパトロール艦隊「[[キャメル艦隊]]」の旗艦。『1st』第32話に登場。僚艦のトクメル、スワメルと同様砲塔が2基しかない。[[第13独立部隊]]と交戦の末、[[ガンダム]]によって撃沈される。その際、ブリッジを[[ビーム・サーベル]](TV版)または[[ビーム・ライフル]](劇場版III)で破壊されている。また『[[機動戦士ガンダム0083 with ファントム・ブレット|ファントム・ブレット]]』においては月面に同名のムサイ級の残骸が登場している。
45行目:
47行目:
:『1st』第33話に登場。[[コンスコン]]機動艦隊所属で2砲塔型。中立の[[サイド6]]領空(戦闘行為は厳禁)近郊にてホワイトベースを襲撃するが、テレビ版では正面から集中砲火を受け轟沈。劇場版では領空を出たホワイトベースがまだ領空内にいる艦隊に砲撃を仕掛け応戦できぬまま轟沈。
:『1st』第33話に登場。[[コンスコン]]機動艦隊所属で2砲塔型。中立の[[サイド6]]領空(戦闘行為は厳禁)近郊にてホワイトベースを襲撃するが、テレビ版では正面から集中砲火を受け轟沈。劇場版では領空を出たホワイトベースがまだ領空内にいる艦隊に砲撃を仕掛け応戦できぬまま轟沈。
;バロメル
;バロメル
−
:『1st』第36話に登場。[[マ・クベ]]率いる[[ソロモン]]救援艦隊の1隻。[[グワジン級]]戦艦に座乗する[[ゼナ・ザビ]]および[[ミネバ・ザビ]]を救出してグラナダに帰還する本隊から分かれ、マ・クベの[[チベ級]]重巡洋艦とムサイ級他1隻とともにテキサスコロニー宙域に向かう。艦隊でホワイトベースと交戦してブリッジを損傷後、ワッケイン大佐の[[マゼラン級]]と交戦するバロム大佐の座乗するチベ級の援護に向かうが、[[セイラ・マス]]の[[Gファイター]]により撃沈される。
+
:『1st』第36話に登場。[[マ・クベ]]率いる[[ソロモン]]救援艦隊の1隻。[[グワジン級]]戦艦に座乗する[[ゼナ・ザビ]]および[[ミネバ・ザビ]]を救出して[[グラナダ]]に帰還する本隊から分かれ、マ・クベの[[チベ級]]重巡洋艦とムサイ級他1隻とともにテキサスコロニー宙域に向かう。艦隊でホワイトベースと交戦してブリッジを損傷後、ワッケイン大佐の[[マゼラン級]]と交戦するバロム大佐の座乗するチベ級の援護に向かうが、[[セイラ・マス]]の[[Gファイター]]により撃沈される。
;シュレスヴィヒ
;シュレスヴィヒ
:『IGLOO 一年戦争秘録』第1話に登場。ルウム戦役で第32戦隊に所属していたが撃沈され、これにより同戦隊の単縦陣が崩れている。劇中最初に連邦軍艦隊による被撃沈が確認できるムサイ級巡洋艦。
:『IGLOO 一年戦争秘録』第1話に登場。ルウム戦役で第32戦隊に所属していたが撃沈され、これにより同戦隊の単縦陣が崩れている。劇中最初に連邦軍艦隊による被撃沈が確認できるムサイ級巡洋艦。
64行目:
66行目:
;チェール
;チェール
:『宇宙のイシュタム』に登場。[[一週間戦争]]にて宣戦布告と同時に[[サイド2]]宙域で[[マゼラン級]]トータチスと交戦した。
:『宇宙のイシュタム』に登場。[[一週間戦争]]にて宣戦布告と同時に[[サイド2]]宙域で[[マゼラン級]]トータチスと交戦した。
−
;ロイメル
+
;狩人号
−
:『アグレッサー』に登場。突撃機動軍の親衛隊所属。
+
:『黒衣の狩人』及び『アグレッサー』に登場。[[ウォルフガング]]率いる狩人部隊の母艦。戦争末期に連邦軍に鹵獲されたチベ級と交戦し大破した。
+
;ロイメル / ケルメル
+
:『アグレッサー』に登場。サイド2に向かう親衛隊の進撃部隊所属艦。脱走兵となった[[ダイアン・ノイス|ノイス]]によりエンジンが損傷した。
+
;ホルメル
+
:『アグレッサー』に登場。サイド2にて孤立したマゼラン級[[ゼピュロス]]に対して攻撃を仕掛けるが、[[レッドライダー]]と[[ジム]]の攻撃で轟沈した。
+
;ラグメル / ラズメル / ハンメル
+
:『アグレッサー』に登場。[[ダンケル]]率いる追撃部隊の艦隊で、[[ヤロスラフ]]の[[ザンジバル級]]アナスタシアと交戦した。
;キンメル
;キンメル
:『C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。本艦はデータ上は[[ソロモン]]会戦時に撃沈されたことになっていた。
:『C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。本艦はデータ上は[[ソロモン]]会戦時に撃沈されたことになっていた。
87行目:
95行目:
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
;[[機動戦士ガンダム]]
;[[機動戦士ガンダム]]
−
:ファルメルなど固有艦名を持つ艦以外にも多数の艦が冒頭から登場。
+
:初登場作品。ファルメルなど固有艦名を持つ艦以外にも多数の艦が冒頭から登場。
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
:宇宙における戦闘シーンで多数登場。ルウム戦役序盤の艦隊戦では連邦軍艦隊に圧倒され多数が撃沈されていたが、モビルスーツ隊の活躍によって大勝する。
:宇宙における戦闘シーンで多数登場。ルウム戦役序盤の艦隊戦では連邦軍艦隊に圧倒され多数が撃沈されていたが、モビルスーツ隊の活躍によって大勝する。
115行目:
123行目:
;[[ムサイ改級]]
;[[ムサイ改級]]
:本級の派生型。
:本級の派生型。
−
;[[エンドラ級]]
;[[エンドラ級]]
:[[アクシズ]]で開発された本級の発展型。
:[[アクシズ]]で開発された本級の発展型。
122行目:
129行目:
;[[ムサカ級]]
;[[ムサカ級]]
:エンドラ級とは別にアナハイムで開発された本級の発展型。
:エンドラ級とは別にアナハイムで開発された本級の発展型。
−
;[[ナスカ級]]
;[[ナスカ級]]
:本級のオマージュ(と思われる)。
:本級のオマージュ(と思われる)。
−
;[[サラミス級]]
;[[サラミス級]]
:本級と比較されることが多い地球連邦軍の軽巡洋艦。
:本級と比較されることが多い地球連邦軍の軽巡洋艦。
−
;[[チベ級]]
;[[チベ級]]
;[[グワジン級]]
;[[グワジン級]]