差分

1,265 バイト追加 、 2020年12月7日 (月) 16:31
編集の要約なし
33行目: 33行目:  
*[[連邦兵|地球連邦軍一般兵]]
 
*[[連邦兵|地球連邦軍一般兵]]
 
*[[ヨナ・バシュタ]] (不死鳥狩り)
 
*[[ヨナ・バシュタ]] (不死鳥狩り)
 +
*[[イアゴ・ハーカナ]] (不死鳥狩り / 獅子の帰還)
 
*その他
 
*その他
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。[[プロト・スタークジェガン]]の制式採用機で、「特務仕様」とも呼ばれる。
+
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した、[[ジェガンD型]]の強化仕様機。
   −
本機は[[ジェガンD型]]に追加装備を取り付けており、これによって総合性能を向上させている。装備の一部は任意にパージできるようになっており、その際のバランス調整等も自動的に行われるようになっている。
+
宇宙世紀0089年に制式採用された[[ジェガン]]は、汎用[[モビルスーツ]]として非常に優秀で安定した性能を示し、広域に渡って実戦配備される事となった。[[第二次ネオ・ジオン抗争]]終結後の[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]は軍備縮小の時代的機運もあり、現場からの各種要求は新規MSの開発よりも既存機種の仕様変更によって対応する基本方針が採られた。スタークジェガンも、そういった情勢の中で生まれたバリエーション機の一つである。
   −
運用試験機との最大の違いは腕部にもユニットを追加した事で、この内部には武装を格納できる。また装甲材質も全てチタン合金セラミック複合材製で、[[ガンダリウム合金]]は使われていない。
+
開発当初は[[ジムIII]]のコンセプトである長距離支援用MSとしての運用を目的にジェガンを改装した[[プロト・スタークジェガン]]が生産された。そのデータから既存機種をベースに、改装して一つの運用目的似特化させるのではなく、追加装備を以って既存機種との換装を可能とし、様々な戦局に現場側で対応出来るべく武装飲み直しも含めた再設計が行われた。それに並行して小改修が進められていたジェガンD型の肩部と腰部に換装用マウント・ラッチを追加するよう設計変更。特に各部増加スラスターの追加によって生じる機体バランスの変化の調整は徹底的に行われ、戦闘中に一部のパーツを排除しても自動的に最適な推力調整が行われるようになった。
 +
 
 +
武装面では、様々な射程距離に対応した追加携行装備や、当初から運用が想定されていた長距離支援用の3連装ミサイル・ポッドを両肩に装備。その結果、量産型汎用MSとして完成度の高い機体であったジェガンの性能を総体的に向上させる事となり、特殊任務等の遂行が困難と判断された状況において、小隊長機として優先的に配備されるようになった。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
<!-- :作品名:説明 -->
 
<!-- :作品名:説明 -->
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:主にエースなどの熟練パイロットや指揮官用として配備されている。<br />物語冒頭で[[袖付き]]の[[ガランシェール]]を追撃する際にも出撃しており、[[マリーダ・クルス]]の[[クシャトリヤ]]相手に奮戦するも最終的に撃破された。<br/>OVA版では装備バリエーションもいくつか登場しており、episode 7にはプロト・スタークジェガンと同配色の機体が登場している。
+
:初登場作品。主にエースなどの熟練パイロットや指揮官用として配備されている。<br />物語冒頭で[[袖付き]]の[[ガランシェール]]を追撃する際にも出撃しており、[[マリーダ・クルス]]の[[クシャトリヤ]]相手に奮戦するも最終的に撃破された。<br/>OVA版では装備バリエーションもいくつか登場しており、episode 7にはプロト・スタークジェガンと同配色の機体が登場している。
 
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
 
:第1話で登場。[[ネオ・ジオン]]残党に襲われた[[ドゥーエ・イスナーン]]らの救援に現れ、瞬く間に[[ドーベン・ウルフ]]と[[リゲルグ]]を全機撃破している。
 
:第1話で登場。[[ネオ・ジオン]]残党に襲われた[[ドゥーエ・イスナーン]]らの救援に現れ、瞬く間に[[ドーベン・ウルフ]]と[[リゲルグ]]を全機撃破している。
56行目: 59行目:  
<!-- :機能名:説明 -->
 
<!-- :機能名:説明 -->
 
;ダミー弾
 
;ダミー弾
:胸部に2門装備。ダミーを発射して敵機を撹乱する。
+
:胸部に増設されたダミー弾発射口。プロト・スタークジェガンではマシン・キャノンとなっていたが、換装式に設計変更された際に給弾スペースの関係からこちらに改められた。
 
;換装
 
;換装
:ジェガンD型に換装可能。<br />またサイドアーマーを換装する事もでき、4種類の中から任務に応じて選択するようになっている。
+
:マウントラッチを介してパーツを換装可能。通常形態のジェガンD型の他、スタークジェガンの一部パーツを取り付けた高機動型等のバリエーションが存在する。
    
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
<!-- :武装名:説明 -->
 
<!-- :武装名:説明 -->
 
;バルカン・ポッド・システム
 
;バルカン・ポッド・システム
:頭部左側に1基装備。[[ガンダムMk-II]]の物を小型化しており、着脱は不可。マガジンの交換は頭部右側から行う。
+
:給弾システムごとヘッドユニットに装備する近接牽制用武装。60mm実体弾を連続発射する。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
:右腰部に1挺マウントされている。[[ジムII]]や[[ジムIII]]などが装備していた物の改良型で、サイドアーマーにマウント可能。
+
:ジェガン用のビーム・ライフルに加え、宇宙世紀0087年からジム系MSの使用していた旧式を小改造したものを基本装備としている。これは携行の容易さと、高い作動安定性を求めた現場の意見から採用された。
;ビーム・ライフル(ジェガン用)
  −
:こちらは通常の[[ジェガン]]が装備している物。短銃身型のために射程は短めだが取り回しがよく、速射性も高い。混戦時には搭載されているセンサーを併用する事で確実に敵機に命中させられるようになっている。腰部サイドアーマーに予備エネルギーパックを3基1組でマウントできる。
  −
;ハンド・グレネード
  −
:グレネードラックに3基装備している接近戦用の武装。ライフル用予備Eパックやサーベルラックとの選択式。信管は使用する際に時限式とセンサー式を選択できる。
   
;ハイパー・バズーカ
 
;ハイパー・バズーカ
:本機専用として開発された、実体弾を発射する無反動砲。口径は380mmで、通常弾と散弾を発射可能。
+
:本機専用として専用設計された大型携行武器。弾速は遅いが、直撃時の破壊力はビーム兵器を遥かに凌ぐ。380mm通常弾の他、散弾にも対応している。
 
;[[ビーム・サーベル]]
 
;[[ビーム・サーベル]]
:腕部の追加ユニットに2本ずつ、計4本までマウントできる。2種類のビーム刃を形成可能で、ラックにはエネルギーの急速充填が可能なキャパシターシステムを搭載している。サイドアーマーにサーベルラックを装着している場合、1本ずつマウント可能。
+
:前腕部追加装甲に各2基ずつ装備されている近接戦闘用兵器。収納部分はユニット式になっており、グレネード・ランチャーとの選択が可能。
 
;グレネード・ランチャー
 
;グレネード・ランチャー
:腕部の追加ユニットに2発ずつ、計4発まで搭載できる実弾兵器。ビーム・サーベルとの選択式。
+
:前腕部の追加装甲に2発ずつ、計4発まで搭載可能な実体弾兵器。ビーム・サーベルとの選択装備。
 
;3連装ミサイル・ポッド
 
;3連装ミサイル・ポッド
:両肩に1基ずつ装備。ユニットにはセンサーが内蔵されており、命中率が高い。デッドウェイト化を避ける為、撃ち尽くした後はパージされる。
+
:両肩部に装着する長距離支援用の追加装備。ユニット自体に組み込まれたセンサーにより、高い命中精度を誇る。弾薬を使い切った際はデッド・ウェイト化を避ける為、パイロットの任意で装備排除が可能。プロト・スタークジェガンに設定されていた本ユニットのオプション兵装である大型ミサイルは、運用方法の変更に伴い換装式では廃止されている。
;大型ミサイル、核弾頭ミサイル
+
==== オプション装備 ===
:通常は装備されていないが、オプションとして対艦ミサイルランチャーの両端に2発ずつ装着可能とされる。
   
;海ヘビ
 
;海ヘビ
:[[ハンブラビ]]などが使用している電撃兵器。『不死鳥狩り』で[[シェザール隊]]所属機が[[フェネクス]]捕獲用に装備している。
+
:[[グリプス戦役]]で[[ハンブラビ]]などが使用した電撃兵器。『不死鳥狩り』で[[シェザール隊]]所属機が[[フェネクス]]捕獲用に装備している。
 
;スナイパーライフル
 
;スナイパーライフル
:『不死鳥狩り』でシェザール隊のイアゴ機が使用。作中の描写からビーム兵器であることはわかるが、それ以外の詳細は不明。[[ネオ・ジオング]]への攻撃の際にはヨナ機が受け取り、使用している。
+
:『不死鳥狩り』で[[イアゴ・ハーカナ|イアゴ]]機が使用。作中の描写からビーム兵器であることはわかるが、それ以外の詳細は不明。[[ネオ・ジオング]]への攻撃の際には[[ヨナ・バシュタ|ヨナ]]が受け取り、使用している。
 
;シールド
 
;シールド
 
:[[ジェガン]]の物と同型。『UC』episode 7のプロト・スタークジェガンカラーの機体や『不死鳥狩り』(GREAT WORKS版)の表表紙に描かれている本機が装備している。
 
:[[ジェガン]]の物と同型。『UC』episode 7のプロト・スタークジェガンカラーの機体や『不死鳥狩り』(GREAT WORKS版)の表表紙に描かれている本機が装備している。
107行目: 105行目:  
:『[[CCA-MSV]]』におけるスタークジェガン。本機の登場により運用試験機として新たに設定が加わった。
 
:『[[CCA-MSV]]』におけるスタークジェガン。本機の登場により運用試験機として新たに設定が加わった。
 
;高機動型ジェガン
 
;高機動型ジェガン
:追加アーマーを胸部、脚部にのみ装備した、D型の高機動仕様。
+
:追加アーマーを胸部、脚部にのみ装備したD型の高機動仕様。
 
;[[ジェガンD型]]
 
;[[ジェガンD型]]
:素体。
+
:素体。スタークジェガンの開発に伴ってマウントラッチの増設等の仕様変更が行われた。
 
;[[ジムIII]]
 
;[[ジムIII]]
:スタークジェガンは、この機体の運用思想を引き継いでいる。
+
:第一次ネオ・ジオン抗争時の連邦の主力機。スタークジェガンはこの機体の支援用MSとしての運用思想を引き継いで開発された。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
6,199

回編集