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| 機動性を確保するためにフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれる大型バインダーを肩部に有し、これによって重MSでありながら高い機動性を発揮する。重力下では[[ドム]]のようにホバー走行も可能。 | | 機動性を確保するためにフレキシブル・スラスター・バインダーと呼ばれる大型バインダーを肩部に有し、これによって重MSでありながら高い機動性を発揮する。重力下では[[ドム]]のようにホバー走行も可能。 |
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− | 本機は、アトミック・バズーカによる核弾頭の使用を前提としているが、核弾頭使用時に自機も爆心地に居る事になる為、核爆時の熱や放射線の影響を踏まえ、厳重な耐熱・対放射線対策が施されている。大型のラジエーター・シールドやコクピットに充填された減速材、頭部センサー及びインテークの遮断シャッターなどにその一端を見る事ができる。更に前述のフレキシブル・スラスター・バインダーも、爆心地からの速やかな離脱を目的とした装備という側面を持つが、実際の劇中の状態は「設計理論値」の域を出ていない状態であり実運用の際の耐核機構の不具合に関しては不明瞭な状態であった<ref>そもそも『0083』の物語の発端となるトリントン基地での核弾頭搬入自体「実際に核弾頭を試射し設計理論値と実射時の結果データを比較し理論値部分を修正する」目的の為である</ref>。
| + | 本機は、アトミック・バズーカによる核弾頭の使用を前提としているが、核弾頭使用時に自機も爆心地に居る事になる為、核爆時の熱や放射線の影響を踏まえ、厳重な耐熱・対放射線対策が施されており、大型のラジエーター・シールドや頭部センサー及びインテークの遮断シャッターなどにその一端を見る事ができる他、フレキシブル・スラスター・バインダーも、爆心地からの速やかな離脱を目的とした装備という側面もあった。また、コクピットは耐衝撃性を重視し[[コアブロックシステム]]ではなく球殻状のコクピット・ブロックを採用。このコクピットにメイン・コンピュータ<ref>スペースの問題から教育型コンピュータではなく通常型の物を採用していたとされる。</ref>が収められ、充填された減速材と胴体部の複合装甲と緩衝材によって機体中枢とパイロットを保護する。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| ;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] | | ;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] |
− | :パイロットは[[アナベル・ガトー]]。[[アナベル・ガトー]]の手により、トリントン基地から強奪され、連邦の追撃を躱して宇宙に運びこまれた。その後、[[コンペイトウ]]で観艦式中の連邦軍艦隊に核を使用後、理論値レベルであった耐核装備の不具合などで左腕など一部が故障し、その状態で[[コウ・ウラキ|コウ]]の[[ガンダム試作1号機フルバーニアン|ガンダムGP01フルバーニアン]]と対峙し、相討ちになって大破した。 | + | :パイロットは[[アナベル・ガトー]]。[[アナベル・ガトー]]の手により、トリントン基地から強奪され、連邦の追撃を躱して宇宙に運びこまれた。その後、[[コンペイトウ]]で観艦式中の連邦軍艦隊に核を使用。その際の反動で左腕など一部が故障するも、その状態で[[コウ・ウラキ|コウ]]の[[ガンダム試作1号機フルバーニアン|ガンダムGP01フルバーニアン]]と対峙し、相討ちになって大破した。 |
| ;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光]] | | ;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光]] |
| :概ねOVA版と同様の展開をなぞる。 | | :概ねOVA版と同様の展開をなぞる。 |
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| :核弾頭ロケット弾「Mk-82」を発射する為の大型バズーカ。核弾頭は機体背部、砲身前半部はシールド裏に格納され、使用時に両者を接続して発射する。 | | :核弾頭ロケット弾「Mk-82」を発射する為の大型バズーカ。核弾頭は機体背部、砲身前半部はシールド裏に格納され、使用時に両者を接続して発射する。 |
| :搭載されている核弾頭の初期加速と照準に用いられる以外にもセーフティとしての役割を担っており、このバズーカの射出システムでなければ安全装置の最終解除は不可能。また、砲口のセーフティキャップも射出寸前まで排除できない構造となっている。 | | :搭載されている核弾頭の初期加速と照準に用いられる以外にもセーフティとしての役割を担っており、このバズーカの射出システムでなければ安全装置の最終解除は不可能。また、砲口のセーフティキャップも射出寸前まで排除できない構造となっている。 |
| + | :;Mk-82 |
| + | ::アトミック・バズーカに装填されているレーザー核弾頭。書類上は「戦術核」に分類されているが、実際には戦略核クラスの破壊力を有しており、試算では連邦宇宙軍の3~4割を壊滅出来たとされる。弾頭部と推進部が分離された状態で格納されており、使用時にこれらが結合され、発射される。 |
| + | :「自己拘束型熱核爆弾」と呼ばれるタイプの核弾頭であり、内包した[[ミノフスキー粒子]]の縮退層が保持されたまま炸裂し、超高温と膨大な中性子線を発生させる火球を数秒間に渡って維持する。 |
| ;NR-Sh-02-RX/S-00013 ラジエーター・シールド | | ;NR-Sh-02-RX/S-00013 ラジエーター・シールド |
− | :専用の大型シールド。裏面にはアトミック・バズーカ砲身を格納できる。液体水素などの冷媒を充填した冷却システムを内蔵しており、核弾頭使用時の熱と衝撃から機体とパイロットを保護する。冷却システムは脆く、核弾頭使用時にはこれが必須なため、シールドと銘打っているが戦略的弱点となり得る。当然この装備も未だ設計理論値レベルの完成度の域を出ていない為、実射時に想定外の被害が生じる可能性を無視できない物である。 | + | :専用の大型シールド。裏面にはアトミック・バズーカ砲身を格納できる。液体水素などの冷媒を充填した冷却システムを内蔵しており、核弾頭使用時の熱と衝撃から機体とパイロットを保護する。冷却システムは脆く、核弾頭使用時にはこれが必須なため、シールドと銘打っているが戦略的弱点となり得る。 |
| + | :また、シールドの防御範囲が脚部にまで及ばない為、脚部にはこれと同等の装甲と冷却機能が備わっている。 |
| ;60mmバルカン砲 | | ;60mmバルカン砲 |
| :頭部に左右1対2門設置内蔵している。連邦系MSの標準装備でもあり、対空迎撃やドッグファイト時の牽制、対人掃討などに使用される。 | | :頭部に左右1対2門設置内蔵している。連邦系MSの標準装備でもあり、対空迎撃やドッグファイト時の牽制、対人掃討などに使用される。 |
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| ;ビーム・バズーカ | | ;ビーム・バズーカ |
| :デラーズ・フリートがコンペイトウ襲撃後の2号機の再利用案として検討していた装備。アトミック・バズーカと同じ様に右肩の基部にシールド内に収納された砲身を接続して使用する。[[ビグロ]]の[[メガ粒子砲]]を携行式に再設計したもので、[[スキウレ]]の砲身を流用している。 | | :デラーズ・フリートがコンペイトウ襲撃後の2号機の再利用案として検討していた装備。アトミック・バズーカと同じ様に右肩の基部にシールド内に収納された砲身を接続して使用する。[[ビグロ]]の[[メガ粒子砲]]を携行式に再設計したもので、[[スキウレ]]の砲身を流用している。 |
| + | ;MS用対艦ライフル |
| + | :MS用の大型携行兵装。 |
| + | :ピクチャードラマ『宇宙の蜉蝣2』で使用。デザインは『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』で[[シャア専用ザクII]]が携行した物と同一。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| ;ガンダムGP02 (MLRS仕様) | | ;ガンダムGP02 (MLRS仕様) |
− | :幻となったMLRS装備プラン。後に反連邦派閥『シン・フェデラル』によって作成される。 | + | :幻となったMLRS装備プラン。後に反連邦派閥『シン・フェデラル』によってコピー機が作成・運用された。 |
| ;ガンダムGP02 (ビーム・バズ仕様) | | ;ガンダムGP02 (ビーム・バズ仕様) |
| :幻となったビーム・バズーカ装備プラン。 | | :幻となったビーム・バズーカ装備プラン。 |
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| :[[ガンダム開発計画]]で開発された他の機体。 | | :[[ガンダム開発計画]]で開発された他の機体。 |
| ;[[リック・ディアス]] | | ;[[リック・ディアス]] |
− | :バインダーなどに本機で培った一部の技術が流用されている。ただし、GP02の直系という訳ではない。 | + | :バインダーなどに本機で培った一部の技術が流用されている。[[エゥーゴ]]という運用組織の性質上、敢えて抹消された技術体型を用いるのは都合が良かったとされるが、一方でGP02の直系という訳ではないとする言説も存在する。 |
| ;[[ソロモンエクスプレス]] | | ;[[ソロモンエクスプレス]] |
| :[[ガンダム]]の核装備仕様。MIRVに使用されている核弾頭が本機に流用されたとされている。 | | :[[ガンダム]]の核装備仕様。MIRVに使用されている核弾頭が本機に流用されたとされている。 |
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| ;[[ガンダム試作2号機サイサリスセンチュリオン]] | | ;[[ガンダム試作2号機サイサリスセンチュリオン]] |
| :『ガンダムビルドファイターズA』に登場する本機をベースとしたガンプラ。TRシリーズのパーツが多く組み込まれている。 | | :『ガンダムビルドファイターズA』に登場する本機をベースとしたガンプラ。TRシリーズのパーツが多く組み込まれている。 |
− | ;[[ガンダムGP-羅刹]] | + | ;[[ガンダムGP-羅刹]] / [[ガンダムGP-羅刹天]] |
| :『ガンダムビルドダイバーズ』に登場する本機をベースとしたガンプラ。太陽炉が組み込まれており、独自のトランザムシステムが使用可能である。 | | :『ガンダムビルドダイバーズ』に登場する本機をベースとしたガンプラ。太陽炉が組み込まれており、独自のトランザムシステムが使用可能である。 |
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