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== ガンダムビルドファイターズ(GUNDAM BUILD FIGHTERS) ==
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{{作品概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用。 -->
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| 外国語表記 = GUNDAM BUILD FIGHTERS
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| 原作 = 矢立肇<br/>富野由悠季
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| 作画 =  
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| 挿絵 =
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| 監督 = 長崎健司
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| シリーズ構成 = 黒田洋介
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| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = 大貫健一<br/>ヤスダスズヒト(協力)
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| メカニックデザイン = 大河原邦男<br/>阿久津潤一<br/>海老川兼武<br/>石垣純哉<br/>寺岡賢司
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| 音楽 = 林ゆうき
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| 制作 = テレビ東京・サンライズ・創通<br/>ADK(協力)
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| 企画 = サンライズ<br/>バンダイ ホビー事業部(協力)
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| 放送局 = テレビ東京系列ほか
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 2013年10月7日~2014年3月31日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 話数 = 全25話
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| 巻数 =
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| 次作 =
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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=== 概要 ===
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== 概要 ==
ガンダムシリーズの各作品に登場する[[モビルスーツ]]([[MS]])や[[モビルアーマー]]([[MA]])などのロボット兵器のプラモデル、通称「[[ガンプラ]]」を題材とした作品。ガンプラを題材としている事から登場するMSは全て過去作品の物でほぼ全ての作品から(G-SAVIOURでさえも)登場するが、諸事情から[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]のセカンドシーズン及び劇場版、[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]からは登場しない。作中の各所に過去作の台詞のパロディや過去作品のキャラクターと良く似たモブキャラも登場し、次回予告も過去作品にちなんだ物となっている。また、本作と同じようにガンプラによるバトルを題材にした「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」は他のシリーズと同様に、劇中世界で放送されたという扱いになっている。特徴の一つとしてガンプラの性能は作中の性能ではなくガンプラの出来による物が大きく、宇宙世紀初期のガンプラが作中では高性能のガンダムタイプに圧勝する事も可能となっている。
+
ガンダムシリーズの各作品に登場する[[モビルスーツ]]([[MS]])や[[モビルアーマー]]([[MA]])などのロボット兵器のプラモデル、通称「[[ガンプラ]]」を題材とした作品。
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== あらすじ ==
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ガンプラを題材としている事から登場するMSは全て過去作品の物でほぼ全ての作品から(G-SAVIOURでさえも)登場するが、諸事情から[[機動戦士ガンダム00|ガンダム00]]のセカンドシーズン及び劇場版、[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]からは登場しない。作中の各所に過去作の台詞のパロディや過去作品のキャラクターと良く似たモブキャラも登場し、次回予告も過去作品にちなんだ物となっている。また、本作と同じようにガンプラによるバトルを題材にした『[[模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG]]』は他のシリーズと同様に、劇中世界で放送されたという扱いになっている。特徴の一つとしてガンプラの性能は作中の性能ではなくガンプラの出来による物が大きく、宇宙世紀初期のガンプラが作中では高性能のガンダムタイプに圧勝する事も可能となっている。
[[機動戦士ガンダム]]シリーズの知名度と共に、[[ガンプラ]]の人気が急上昇しつつある、とある世界の近未来。PPSE社の発表した、プラスチックに反応して外部から動かせる特質を有した「プラフスキー粒子」の普及に伴って、この粒子を使ってガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」を遠隔操作して戦わせるシミュレーションゲーム「ガンプラバトル」が誕生。ガンプラバトルは多くの愛好者達が参加し、やがては世界大会も行われるようになる程に普及していった。<br />[[イオリ・セイ]]は、ガンプラ作りは得意だが操縦は下手で、そのためにバトルも敗退続きだった。世界大会どころか予選にすら程遠い悶々とした毎日を送っていた彼だったが、ある日、ひょんな事から謎の少年[[アリーア・フォン・レイジ・アスナ]]と運命的な出会いを果たす。彼はセイに無かった天才的な操縦技量でガンプラを操り、間もなく2人は意気投合していった。<br />当初はガンプラバトルを続ける気の無かったレイジも[[ユウキ・タツヤ]]に完敗し、リベンジの為にガンプラバトルを続けることになる。セイがガンプラを作る「ビルダー」の担当、レイジがガンプラを操縦する「ファイター」の担当としてコンビを組み、2人はガンプラバトル世界大会に出場することになる。そして友人やライバルたちと、ときに戦いときに助け合い、大会を通してガンプラバトルの真髄に近づいていく。
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== ストーリー ==
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[[機動戦士ガンダム]]シリーズの知名度と共に、[[ガンプラ]]の人気が急上昇しつつある、とある世界の近未来。PPSE社の発表した、プラスチックに反応して外部から動かせる特質を有した「プラフスキー粒子」の普及に伴って、この粒子を使ってガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」を遠隔操作して戦わせるシミュレーションゲーム「ガンプラバトル」が誕生。ガンプラバトルは多くの愛好者達が参加し、やがては世界大会も行われるようになる程に普及していった。
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[[イオリ・セイ]]は、ガンプラ作りは得意だが操縦は下手で、そのためにバトルも敗退続きだった。世界大会どころか予選にすら程遠い悶々とした毎日を送っていた彼だったが、ある日、ひょんな事から謎の少年[[アリーア・フォン・レイジ・アスナ]]と運命的な出会いを果たす。彼はセイに無かった天才的な操縦技量でガンプラを操り、間もなく2人は意気投合していった。
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当初はガンプラバトルを続ける気の無かったレイジも[[ユウキ・タツヤ]]に完敗し、リベンジの為にガンプラバトルを続けることになる。セイがガンプラを作る「ビルダー」の担当、レイジがガンプラを操縦する「ファイター」の担当としてコンビを組み、2人はガンプラバトル世界大会に出場することになる。そして友人やライバルたちと、ときに戦いときに助け合い、大会を通してガンプラバトルの真髄に近づいていく。
    
==放送後の評価==
 
==放送後の評価==
好評を博した[[機動戦士ガンダム00]]の助監督であった長崎健司氏を監督に、同じく黒田洋介氏を構成・脚本に迎え、これまでのような人類の革新ではなく、[[ガンプラバトル]]という今までにない切り口のシリーズであったため、放映前からさまざまな憶測を呼んだ。シリーズごとのモビルスーツの扱いをめぐって、それぞれのファン同士が激論を交わすなど話題となった。
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好評を博した『[[機動戦士ガンダム00]]』の助監督であった長崎健司氏を監督に、同じく黒田洋介氏を構成・脚本に迎え、これまでのような人類の革新ではなく、[[ガンプラバトル]]という今までにない切り口のシリーズであったため、放映前からさまざまな憶測を呼んだ。シリーズごとのモビルスーツの扱いをめぐって、それぞれのファン同士が激論を交わすなど話題となった。
 
また、作中では物語とはあまり関係なく、どこかで見たキャラクター(に似た人)の穏やかでほほえましい姿を時々織り込むなど、製作スタッフのちょっとした遊び心などが見られ、こうしたファンサービスは好意的に受け取られていた(逆に元作品のファンからは、イメージを壊すという反論もあったことは付記しておく)。
 
また、作中では物語とはあまり関係なく、どこかで見たキャラクター(に似た人)の穏やかでほほえましい姿を時々織り込むなど、製作スタッフのちょっとした遊び心などが見られ、こうしたファンサービスは好意的に受け取られていた(逆に元作品のファンからは、イメージを壊すという反論もあったことは付記しておく)。
   −
前作[[機動戦士ガンダムAGE]]の視聴率が振るわなかったためか、放映直後はあまり注目されていなかったが、回を重ねるにつれて徐々に注目されはじめていった。とはいえ視聴率としてはあまり振るわず、コアなファン層へのアピールに終始してしまった、という評価もされている。残念ながら近年のガンダムシリーズは回を追うごとに視聴率が落ちてしまっているが、これは娯楽としての競合相手が多数あることもさりながら、これまでの作品ごとの出来に幅があり、視聴者の多数を満足させるに至らないという面も少なからず影響していると思われる。
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前作『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の視聴率が振るわなかったためか、放映直後はあまり注目されていなかったが、回を重ねるにつれて徐々に注目されはじめていった。とはいえ視聴率としてはあまり振るわず、コアなファン層へのアピールに終始してしまった、という評価もされている。残念ながら近年のガンダムシリーズは回を追うごとに視聴率が落ちてしまっているが、これは娯楽としての競合相手が多数あることもさりながら、これまでの作品ごとの出来に幅があり、視聴者の多数を満足させるに至らないという面も少なからず影響していると思われる。
   −
なお、TVシリーズのガンダムとしては初の2クール話構成。これは[[機動新世紀ガンダムX]]よりも少なく、現時点で最短である。しかし物語の展開としては安定した内容を提供し、無理なく、中だるみもなく、登場モビルスーツの多さに対してバンクが少ないなど、高い精度の作品であったことは評価されてしかるべきであろう。
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なお、TVシリーズのガンダムとしては初の2クール話構成。これは『[[機動新世紀ガンダムX]]』よりも少なく、現時点で最短である。しかし物語の展開としては安定した内容を提供し、無理なく、中だるみもなく、登場モビルスーツの多さに対してバンクが少ないなど、高い精度の作品であったことは評価されてしかるべきであろう。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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:異世界「アリアン」に存在する鉱石。人の強い思念に反応し、アリスタを持つ同士であれば空間転移やテレパシーなども可能。実はプラフスキー粒子の高純度結晶体。
 
:異世界「アリアン」に存在する鉱石。人の強い思念に反応し、アリスタを持つ同士であれば空間転移やテレパシーなども可能。実はプラフスキー粒子の高純度結晶体。
   −
==スタッフ==
  −
;企画・アニメーション制作
  −
:サンライズ
  −
;原作
  −
:矢立肇 富野由悠季
  −
;監督
  −
:長崎健司
  −
;助監督
  −
:角田一樹
  −
;シリーズ構成・脚本
  −
:黒田洋介
  −
;キャラクターデザイン
  −
:大貫健一
  −
;キャラクターデザイン協力
  −
:ヤスダスズヒト
  −
;デザイン協力
  −
:島田フミカネ
  −
;メカニックデザイン
  −
:大河原邦男 阿久津潤一 海老川兼武 石垣純哉 寺岡賢司
  −
;チーフメカアニメーター
  −
:有澤寛 金世俊
  −
;美術デザイン
  −
:中島美佳
  −
;美術監督
  −
:佐藤歩
  −
;デザインワークス
  −
:海老川兼武
  −
;色彩設計
  −
:菊地和子
  −
;撮影監督
  −
:後藤春陽
  −
;編集
  −
:野尻由紀子
  −
;CGディレクター
  −
:宮原洋平
  −
;音響監督
  −
:三間雅文
  −
;音響効果
  −
:中野勝博
  −
;音楽
  −
:林ゆうき
  −
;企画協力
  −
:バンダイホビー事業部
  −
;制作協力
  −
:ADK
  −
;エグゼクティブプロデューサー
  −
:佐々木新 出原隆史
  −
;企画プロデューサー
  −
:志田香織
  −
;プロデューサー
  −
:小川正和 白石誠
  −
;製作
  −
:テレビ東京 創通 サンライズ
   
==楽曲==
 
==楽曲==
 
===オープニング===
 
===オープニング===
281行目: 262行目:  
:作詞、黒田洋介 作曲、NARASAKI 編曲、Sadesper Record 歌、キララ(悠木碧)
 
:作詞、黒田洋介 作曲、NARASAKI 編曲、Sadesper Record 歌、キララ(悠木碧)
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== エピソード ==
+
== 各話リスト ==
 
   
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
|-
337行目: 317行目:  
| 第25話 || 「約束」
 
| 第25話 || 「約束」
 
|}
 
|}
 +
 +
==スタッフ==
 +
;企画・アニメーション制作
 +
:サンライズ
 +
;原作
 +
:矢立肇 富野由悠季
 +
;監督
 +
:長崎健司
 +
;助監督
 +
:角田一樹
 +
;シリーズ構成・脚本
 +
:黒田洋介
 +
;キャラクターデザイン
 +
:大貫健一
 +
;キャラクターデザイン協力
 +
:ヤスダスズヒト
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;デザイン協力
 +
:島田フミカネ
 +
;メカニックデザイン
 +
:大河原邦男 阿久津潤一 海老川兼武 石垣純哉 寺岡賢司
 +
;チーフメカアニメーター
 +
:有澤寛 金世俊
 +
;美術デザイン
 +
:中島美佳
 +
;美術監督
 +
:佐藤歩
 +
;デザインワークス
 +
:海老川兼武
 +
;色彩設計
 +
:菊地和子
 +
;撮影監督
 +
:後藤春陽
 +
;編集
 +
:野尻由紀子
 +
;CGディレクター
 +
:宮原洋平
 +
;音響監督
 +
:三間雅文
 +
;音響効果
 +
:中野勝博
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;音楽
 +
:林ゆうき
 +
;企画協力
 +
:バンダイホビー事業部
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;制作協力
 +
:ADK
 +
;エグゼクティブプロデューサー
 +
:佐々木新 出原隆史
 +
;企画プロデューサー
 +
:志田香織
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;プロデューサー
 +
:小川正和 白石誠
 +
;製作
 +
:テレビ東京 創通 サンライズ
 +
 +
== 関連作品 ==
 +
;[[ガンダムビルドファイターズトライ]]
 +
:続編。本作の7年後を舞台としており、一部のキャラクターが成長した姿で登場する。
 +
;[[ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲]]
 +
:本作の後日談。本作で陰ながら暗躍していたガンプラマフィアが、強大な勢力を以ってセイ達に襲い掛かる。
 +
;[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]
 +
:本作のスピンオフ作品。1話10分程度の短編集となっている。
 +
;[[ガンダムビルドファイターズ炎]]
 +
:『月刊ホビージャパン』に掲載されていた外伝作品。
 +
;[[ガンダムビルドファイターズA]]/[[ガンダムビルドファイターズA-R]]<br/>[[ガンダムビルドファイターズD]]/[[ガンダムビルドファイターズD-R]]
 +
:ユウキ・タツヤが主役の外伝作品。
 +
<!-- 外伝などの関連作品がある場合に記載。 -->
 +
 +
<!-- == 余談 == -->
 +
<!-- *説明 -->
 +
== 商品情報 ==
 +
<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
 +
<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
 +
=== Blu-ray ===
 +
<amazon>B00FIZSQPS</amazon>
 +
<amazon>B00ICAAFNC</amazon>
 +
 +
=== DVD ===
 +
<amazon>B00FIZSQSK</amazon>
 +
<amazon>B00FMFM80I</amazon>
 +
<amazon>B00FMFM826</amazon>
 +
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 +
<amazon>B00FMFM82G</amazon>
 +
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 +
<amazon>B00ICE4CMS</amazon>
 +
<amazon>B00ICE4CNC</amazon>
 +
<amazon>B00ICE4CM8</amazon>
 +
 +
=== 書籍 ===
 +
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<amazon>4041031087</amazon>
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<amazon>4798608858</amazon>
 +
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 +
 +
=== 楽曲関連 ===
 +
<amazon>B00HS9YU70</amazon>
 +
<!-- === その他 === -->
 +
 +
== 資料リンク ==
 +
*[http://gundam-bf.net/2013/ 『ガンダムビルドファイターズ』公式サイト]
 +
*[http://gundam-bf.net/ GUNDAM BUILD FIGHTERS OFFICIAL WEB]
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[シリーズ一覧]]
 
*[[シリーズ一覧]]
   −
{{DEFAULTSORT:かんたむひるとふぁいたーす}}
+
<!-- == 脚注 == -->
 +
<!-- <references /> -->
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 +
{{DEFAULTSORT:かんたむひるとふぁいたあす}}
 
[[Category:作品一覧]]
 
[[Category:作品一覧]]
 +
[[Category:ガンダムビルドファイターズ|*かんたむひるとふぁいたあす]]
 +
<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->