ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン

ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン
外国語表記 Unicorn Gundam Perfectibility Divine
登場作品 ROBOT魂
デザイナー カトキハジメ
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スペック
分類 フルサイコフレーム実装型試作モビルスーツ
型式番号 RX-0
頭頂高 21.7m
本体重量 42.1t
全備重量 71.8t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金
別形態
【追加武装未装備】
ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ
【追加武装・スタビライザー未装備】
フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB
設計 タクヤ・イレイ
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概要編集

ユニコーンガンダムに増加サイコフレーム兵装であるアームド・アーマーシリーズ全種類を装備させたユニコーンガンダム ペルフェクティビリティに、フルアーマー・ユニコーンガンダムの重火器および長距離侵攻能力装備を加えた戦術向上仕様機で、いわばユニコーンガンダムの決定版にあたる機体。

発案者はタクヤ・イレイで、シミュレーション上ではUC計画の関係者であるアーロン・テルジェフの調整を必要とする事無く、理論上の性能数値を上回る想定以上の結果を示している。

登場作品と操縦者編集

ROBOT魂
2020年7月4日~5日にバンダイスピリッツ魂ネイションズがオンライン上で開催した「TAMASHII Features 2020」にて、ROBOT魂シリーズのオリジナル設定機体として発表された。詳細情報および描き下し設定画は7月27日発売の「月刊ガンダムエース」9月号に掲載され、同月31日には魂ウェブ商店で受注が開始されている。
フィギュアは機体各部にマーキングが施されており、装備の付け替えによりプランBとペルフェクティビリティの選択が可能[1]。また、玩具オリジナルギミックとして、ビーム・ジャベリンにガトリングガンやグレネード・ランチャーなどを装着する事が可能になっている。

装備・機能編集

特殊機能編集

NT-D
本機に搭載されているOSで、「エヌティーディー」と呼称する。名称は「ニュータイプ・ドライブ」の略称とされているが、実は「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称で、ニュータイプを抹殺するために開発されたシステムである。発動させる条件は敵機のパイロットがニュータイプか強化人間、本機のパイロットがニュータイプである事。発動するとデストロイモードに変形し、機体性能を飛躍的に向上させたり、サイコミュ・ジャック(後述)が可能となる。しかし、パイロットや機体にも負担が大きく、5分間が限度とされる。システム起動時の負担を軽減するためにシートが変形してパイロットの体を固定するようになっており、パイロットスーツも専用の物を用意して薬理的にGを軽減する機能を付加している。
La+プログラム
本機のみが搭載しているシステムで、「ラプラスの箱」の在処を示す「鍵」である。また、パイロットの生体認証も兼ねており、バナージ以外の人間に本機を動かす事は出来ない。さらに本機のパイロットがニュータイプかどうかを判別する機能もあり、強化人間が乗り込んだ場合はNT-Dが発動しないようになっている。
インテンション・オートマチック・システム
デストロイモード時に発動する、サイコフレームにパイロットの脳波を直接反映するシステム。要は「考えるだけで機体を動かせる」というもの。自分以外にも敵の脳波を傍受できる。その反面、乗っているパイロットをシステムに取り込んで「制御」してしまう危険性も孕んでいる。
フル・サイコフレーム
その名の通り、全身のムーバブルフレームサイコフレームで構成したもの。本機に従来機とは比べ物にならない程の高い追従性を持たせている。
Iフィールド
対ビームバリア。シールドから発生させる。ユニコーン、デストロイ両形態で使用可能。
変形
ユニコーンモードからデストロイモードへ変形する。その様子から「変身」とよく言われる。
サイコミュ・ジャック
ファンネルのコントロールを奪う等、敵のサイコミュシステムを自分の制御下に置く事を可能とする機能。デストロイモード時にのみ行える。
ちなみに変身する際に角が割れるのは、送信能力を高める事でこの機能をより効果的に使う為。

武装・必殺攻撃編集

ユニコーンガンダム本体側 編集

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている機関砲。主に牽制などに使用されるが、パイロットの技量次第では相手に致命傷を与える事も可能とされる。
ビーム・サーベル
背部に2基、両腕部に1基ずつの計4基を装備。ユニコーンモード時は基本的に腕部の物を外して使用する。
ビーム・トンファー
両腕部にマウントされたビーム・サーベルを外さずにそのまま使用した状態。ユニコーンモード時は使用不可。

各種アームド・アーマー 編集

アームド・アーマーHJ (ハイパー・ビーム・ジャベリン)
ユニコーンガンダムのオプション武器として開発されていた槍型の接近戦用ビーム兵器。増加サイコフレーム兵装「アームド・アーマー」のプロトタイプとなった武器で、「ハイパー・ビーム・ジャベリン」の呼称を持つ。ビームの発生装置にはサイコフレームが使われており、シールドやビーム・マグナム等に装着可能。先端部からは槍と斧のような高出力のビーム刃を展開可能で、それぞれ刺突と斬撃に特化されている。長い柄は折り畳む事ができ、槍型のビーム発生装置は外せる仕組みである。
アームド・アーマーDE (+スタビライザー) / メガ・キャノン
増加サイコフレーム兵装の一つで、「アームド・アーマー」の中で最も初期に造られた。「DE」は「Defense-Extension」の略称。本機は背部に2基装備している。シールドの上から被せる形で装着され、その機能を拡張する事に主眼が置かれている。また展開式スラスターとメガ・キャノンを内蔵しており、前者は機体の機動力を強化する。特に背部に装着する事によって可変モビルスーツに匹敵する推力が得られるとされる。後者は広範囲への攻撃を可能とする他、ビーム・マグナムの扱い辛さをカバーする事が可能である。また、下部にテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されている。
シールド
実体式の防御兵装。これにもサイコフレームが使われている。デストロイモード時には中央部がスライドしてサイコフレームをX字状に展開し、Iフィールドジェネレーターが現れる仕組みとなっており、通常時より防御力が向上する。
アームド・アーマーBS
増加サイコフレーム兵装の一つ。「BS」は「Beam-Smartgun」の略称。射撃武装で、ビーム発射時にはフィンの形状をしたビーム偏向器が展開される。ビーム・マグナムと比べると一発ごとの威力は劣るが、それでも通常のビーム・ライフル等よりは遥かに威力は高い。まるでうねるようにビームが発射される為、非常に弾道を予測しづらく、回避されにくい。サイコフレーム同士の共鳴性に着眼した技術者が試験的に開発したもので、サイコミュによって内蔵型センサーユニットから得た空間データをパイロットへ伝達し、それによって得られる感応波をビーム偏向器と連動させて精度の高い「予測照準」を行う。展開前でもセンサーから得られたデータを随時伝達して索敵能力を高めている。ちなみにユニコーンモード時でも全機能を使う事が出来る。
アームド・アーマーVN
増加サイコフレーム兵装の一つ。「VN」は「Vibro-Nail」の略称。パイロットの感応波を受信した際に起こるサイコフレームの強靭性を利用した格闘武装で、デストロイモード時にはサイコフレームを基部とする4本のクローが展開される。対象を捕らえた後で超振動によって破砕する仕組みだが、展開前でも質量兵器として使用可能で、高い攻撃力を有している。また、耐ビームコーティング処理が施されており、シールドとしての機能も持っている。こちらもユニコーンモード時に全機能を使う事が可能。
アームド・アーマーXC
増加サイコフレーム兵装の一つで、背部に装着されている。「XC」は「Xeno-Connect」の略称。開発には以前存在していた「ナイトロ」の技術が深く関わっていたとされる。サイコミュシステムと搭乗しているパイロットの親和性の向上及びジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。特にNT-Dシステムとの連動でその本領が発揮できるようになり、パイロットと常にリンクしつつ感応波の送受信能力を大幅に高める事で強化人間でない人でもデストロイモードへの「変身」が行えるよう条件緩和している。

追加装備 編集

ビーム・マグナム
ユニコーンガンダムの主兵装。両脚部側面にマウントパーツを介して1挺ずつ装着している。
ハイパー・バズーカ・プラス
背部に1挺装着されたユニコーンガンダム用の実弾兵器。砲身にアンダーバレル・グレネード・ランチャーを1基、後部にビーム・ガトリングガンを2挺装着している。
アンダーバレル・グレネード・ランチャー
ジェスタ・キャノンビーム・ライフルに装着される実弾兵器。
ビーム・ガトリングガン
本来はクシャトリヤ用に開発された武装。ハイパー・バズーカ・プラス後部のマウントレールに2挺装着している。
ブースターユニット
94式ベースジャバーが使用する大型プロペラントタンク。背部に2基装着している。

対決・名場面編集

関連機体編集

ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ
フルアーマーユニコーンガンダムの各種武装を装備していない状態。
フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB
スタビライザーのないアームド・アーマーDEを装備した状態。アームド・アーマー全装備形態の大元。
フルアーマー・ユニコーンガンダム
追加装備の一部が本機にも装備されている。
ユニコーンガンダム
素体。

余談編集

  • 本機の描き下し設定画の内、正面画をよく確認すると、右脚に装着されたビーム・マグナムのバレル部分に塗り間違いがある(灰色が正解だが、設定画では白)。VNの奥の左大腿部にもプランBと塗りが違う部分があるが、こちらの正誤は不明。

商品情報編集

資料リンク 編集

リンク編集

脚注編集

  1. アームド・アーマーDEの接続位置に違いがあるプランBにも、シールド裏に複数のジョイント穴があるため対応可能