宇宙引越公社

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宇宙引越公社(Public Corporation of Space Transport /PCST) 

スペースノイドの宇宙移民に際し、その財産を地球から宇宙に運送する目的で設立された、コロニー公社に継ぐ規模を持つ巨大NGO。宇宙世紀0016年に設立した「フロンティア開発移民局」を母体とし、0030年に「宇宙引越し事業団」として民営化。その後、0034年に地球連邦政府によってNGOとして再編された。

地球連邦政府は、半ば強制的に宇宙移民を遂行するにあたって、重量軽減の為に家財道具の持ち出しを制限していたが、その代わりに土地以外のすべての私有物・国有物(建造物等)を宇宙へ持ち出すことを認めていた。個人の力で私財の全てを宇宙へ移送することは難しく、通常のシャトルにもそのような能力は無い為、これに対応するべく組織された経緯を持つ。

各地区に建造された巨大マスドライバーによって宇宙への財産打ち上げを行っているが、百億近い人々の財産をすべて宇宙へ送り届ける事は容易ではなく、宇宙世紀が0100年を経過してなお打ち上げが続けられており、宇宙世紀0099年12月11日には当初の予定を変更し、宇宙世紀0200年までの事業延長を発表している。

組織及びその施設は絶対的な中立であり、その影響力の大きさからジオン公国軍一年戦争時に施設の接収を控えており、ザンスカール戦争でも中立の立場を貫いている。

登場作品 

機動戦士Vガンダム
初出作品。第13~14話でアーティ・ジブラルタルのヨーロッパ総局が舞台となる。マスドライバーは宇宙移民者の財産を宇宙へ打ち上げる為の重要な施設であったが、リガ・ミリティアが設備を利用しようとしたのを契機にベスパによる軍事攻撃が開始された。だが、両軍とも同施設への積極的な攻撃を避けるように戦闘を行っており、戦闘で被弾したマスドライバーを捨て身で支えたガンイージと、ケイト・ブッシュの台詞もまた、公社の重要性を象徴している。
アナハイム・ジャーナル
宇宙世紀0099年、宇宙移民完了の見通しが立たない為、連邦政府との協議の上で0200年までの事業延長を行った事が語られている。

関連人物 

マンデラ・スーン
宇宙世紀150年代のヨーロッパ総局局長。
ハンゲルグ・エヴィン / ミューラ・ミゲル
元社員。後にリガ・ミリティアへと参加。

関連用語 

アーティ・ジブラルタル
ヨーロッパ総局。公社各局の中でも最大規模のマスドライバーを有する。
ビスト財団
同様の事業を請け負う財団法人。

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