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27 バイト除去 、 2018年5月6日 (日) 01:22
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「[[袖付き]]」の首魁と目されている人物。「[[シャア・アズナブル|シャア]]」の再来」と言われている。
 
「[[袖付き]]」の首魁と目されている人物。「[[シャア・アズナブル|シャア]]」の再来」と言われている。
 
ネオ・ジオンの総帥としてビスト財団の「[[ラプラスの箱]]」をめぐり、幾度もバナージの前に立ちふさがる。
 
ネオ・ジオンの総帥としてビスト財団の「[[ラプラスの箱]]」をめぐり、幾度もバナージの前に立ちふさがる。
1年戦争時のシャアとよく似た仮面をかぶり、立ち居振る舞いも、シャアを知る者からは「シャアそのものだ」と言われた。また、額には一年戦争時でアムロ・レイにシャアが付けられた傷がある。一方、本人はあまり仮面に執着しておらず、要求に応じてすんなり脱ぐなど「ファッションのようなもので、プロパガンダと捉えてもらってもいい」という。紳士的な態度を崩さず、常に理性的で「バナージ君」「アンジェロ大尉」など敬称や階級をつけて呼び、余裕を感じさせる半面、他者との距離を取っている。
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1年戦争時のシャアとよく似た仮面をかぶり、立ち居振る舞いも、シャアを知る者からは「シャアそのものだ」と言われた。また、額にはシャアが一年戦争時にアムロ・レイから付けられたものと同じ傷がある。一方、本人はあまり仮面に執着しておらず、要求に応じてすんなり脱ぐなど「ファッションのようなもので、プロパガンダと捉えてもらってもいい」という。紳士的な態度を崩さず、常に理性的で「バナージ君」「アンジェロ大尉」など敬称や階級をつけて呼び、余裕を感じさせる半面、他者との距離を取っている。
    
「丸裸」を意味する名前と裏腹に、なかなか真意を見せようとしないしたたかな人物で、原作者の福井氏によると「大人っていうことをものすごく自覚的に使ってくる」という。自らを「人の総意の器」とし、自分の行動は個人の意思ではなく、人類の意思であると評した。
 
「丸裸」を意味する名前と裏腹に、なかなか真意を見せようとしないしたたかな人物で、原作者の福井氏によると「大人っていうことをものすごく自覚的に使ってくる」という。自らを「人の総意の器」とし、自分の行動は個人の意思ではなく、人類の意思であると評した。
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物語終盤には自らも「ラプラスの箱」をめぐる最終決戦に参戦。一度は[[サイアム・ビスト]]の前に現れ、直接「ラプラスの箱」を譲り渡すよう要求するも、「未来の子供達に託すべきもの」として「箱を自らの利益のためにしか考えられない者が持つべきではない」と拒否され、シナンジュ(OVA版ではネオ・ジオング)を駆って実力行使に出る。小説版では圧倒的な戦闘力でもってバナージ・リンクスを追い詰めるも、限界を超えた出力を発揮したユニコーンガンダムのビームトンファーで撃破される。
 
物語終盤には自らも「ラプラスの箱」をめぐる最終決戦に参戦。一度は[[サイアム・ビスト]]の前に現れ、直接「ラプラスの箱」を譲り渡すよう要求するも、「未来の子供達に託すべきもの」として「箱を自らの利益のためにしか考えられない者が持つべきではない」と拒否され、シナンジュ(OVA版ではネオ・ジオング)を駆って実力行使に出る。小説版では圧倒的な戦闘力でもってバナージ・リンクスを追い詰めるも、限界を超えた出力を発揮したユニコーンガンダムのビームトンファーで撃破される。
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OVA版では結末が異なっており、真のニュータイプとして覚醒したバナージの能力を見抜き、「分かり合えない人間がたどり着く暗黒の未来」を見せ、ひと時分かり合うことのむなしさを説いた。しかしバナージはそれでも人は分かり合えると「心の光」を伝える。これは「[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]」のラストシーンでシャアが見た「どれだけ心の光があっても人は変われなかった」という現実と、「アクシズを押し出そうとする人々の心の光」によって、人は変われるかもしれないと感じた可能性と同じであり、それを理解したフル・フロンタルは、バナージに「君に託す」と語り、ネオ・ジオングおよびコアユニットのシナンジュもろとも自壊した。
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OVA版では結末が異なっており、真のニュータイプとして覚醒したバナージの能力を見抜き、「分かり合えない人間がたどり着く暗黒の未来」を見せ、ひと時分かり合うことのむなしさを説いた。しかしバナージはそれでも人は分かり合えると「心の光」を伝える。これは「[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]」のラストシーンでシャアが見た「どれだけ心の光があっても人は変われなかった」という現実と、「アクシズを押し出そうとする人々の心の光」によって、人は変われるかもしれないと感じた可能性と同じであり、それを理解したフル・フロンタルは、ネオ・ジオングおよびコアユニットのシナンジュもろとも自壊した。
    
これは、声優を務めた池田秀一が飲み会で「原作の結末ではフロンタルは成仏できない」と監督に伝えたところ、それを受けて考え直したためという。結果として「人は分かり合える」という可能性を示して幕を閉じることになった。
 
これは、声優を務めた池田秀一が飲み会で「原作の結末ではフロンタルは成仏できない」と監督に伝えたところ、それを受けて考え直したためという。結果として「人は分かり合える」という可能性を示して幕を閉じることになった。
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