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| 登場作品 =  
 
| 登場作品 =  
 
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
*[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]](小説版)
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*[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]] (小説版)
| デザイン = 出渕裕
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| デザイナー = 出渕裕
 
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| ジェネレーター出力 = 1,870kW
 
| ジェネレーター出力 = 1,870kW
| スラスター総推力 = 67,100kg(61,400kg、48,700kgとする資料もある)
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| スラスター総推力 = 67,100kg (61,400kg、48,700kgとする資料もある)
 
| アポジモーター数 = 19
 
| アポジモーター数 = 19
| 装甲材質 = [[チタン合金ハイセラミック複合材]]
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| 装甲材質 = [[チタン合金セラミック複合材]]
 
| センサー有効半径 = 14,200m
 
| センサー有効半径 = 14,200m
 
| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
 
| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
| 開発拠点 = アナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場
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| 開発拠点 = アナハイム・エレクトロニクス社[[フォン・ブラウン]]工場
 
| 所属 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
| 所属 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
| 主なパイロット =  
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| 主なパイロット = [[ケーラ・スゥ]]<br/>[[ハサウェイ・ノア]]<br/>[[ユウ・カジマ]]<br/>
*[[ケーラ・スゥ]]
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*[[ハサウェイ・ノア]]
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*[[ユウ・カジマ]]
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[ジムシリーズ]]と[[ネモ]]の設計を統合する形で開発した[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。[[ジェダ]]の開発を経て[[宇宙世紀]]0090年代から配備が開始された。
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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[ジムシリーズ]]と[[ネモ]]の設計を統合する形で開発した[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。[[ジェダ]]の開発を経て[[宇宙世紀]]0090年代から配備が開始された。開発や建造は連邦軍寄りの勢力でありジム系など連邦向けMSを多数生産してきたフォン・ブラウン工場が担当している。
    
アナハイムと連邦の双方が培ってきたノウハウを融合させ、MS本来のコンセプトである「白兵戦用機動歩兵」を高いレベルで確立したシンプルな機体として完成している<ref>これは一年戦争以来、各種装備が更新時期を迎えていたこともあり、次世代の基本となる量産型のMSの仕様を抜本的に見直す機運が連邦政府高官から提案されていたという背景があった。また、それに伴って恐竜的進化を遂げたハイエンドMSの「戦力としての破綻」が指摘された事も、ジェガンが第2世代MSに回帰した要因と言えた。</ref>。
 
アナハイムと連邦の双方が培ってきたノウハウを融合させ、MS本来のコンセプトである「白兵戦用機動歩兵」を高いレベルで確立したシンプルな機体として完成している<ref>これは一年戦争以来、各種装備が更新時期を迎えていたこともあり、次世代の基本となる量産型のMSの仕様を抜本的に見直す機運が連邦政府高官から提案されていたという背景があった。また、それに伴って恐竜的進化を遂げたハイエンドMSの「戦力としての破綻」が指摘された事も、ジェガンが第2世代MSに回帰した要因と言えた。</ref>。
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基本的には宇宙での運用を想定しているが、[[スペースコロニー|コロニー]]内や地上でもほぼ無改造で対応が可能。局地戦への対応もオプション装備で賄うこととし、メンテナンスの簡便化も図られた。
 
基本的には宇宙での運用を想定しているが、[[スペースコロニー|コロニー]]内や地上でもほぼ無改造で対応が可能。局地戦への対応もオプション装備で賄うこととし、メンテナンスの簡便化も図られた。
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装甲は量産性を重視する為に[[ガンダリウム合金]]から[[チタン合金セラミック複合材]]を採用<ref>装甲は技術蓄積によってルナ・チタニウム装甲並の強度を誇っているが、資料によっては反対に軽量化によって対弾性が低下している為、対艦戦闘で不安を残すともされる事もある。装甲の不安については『[[機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー]]』でジェダがRGM-90として継続運用された理由にもなっている。</ref>。運動性を向上させる目的で装甲の軽量化が行われており、その結果リアスカートやフロントスカートはオミットされている。
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装甲は量産性を重視する為に[[ガンダリウム合金]]から[[チタン合金セラミック複合材]]を採用<ref>装甲は技術蓄積によってルナ・チタニウム(ガンダリウムα)装甲並の強度を誇っているが、資料によっては反対に軽量化によって対弾性が低下している為、対艦戦闘で不安を残すともされる事もある。装甲の不安については『[[機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー]]』でジェダがRGM-90として継続運用された理由にもなっている。</ref>。運動性を向上させる目的で装甲の軽量化が行われており、その結果リアスカートやフロントスカートはオミットされている。
    
頭部はバイザーの奥に固定式のメインカメラが設置されており、額部にも長距離用のセンサーを内蔵。バックパックは大型のメインスラスター1基と小型のサブスラスター4基を設置し、そこに大容量プロペラントタンクと後方警戒用センサーを内蔵する構造となっており、[[グリプス戦役]]で運用されていた「高機動型」に分類される機体群と同等の機動性・加速性を本機に与えている。
 
頭部はバイザーの奥に固定式のメインカメラが設置されており、額部にも長距離用のセンサーを内蔵。バックパックは大型のメインスラスター1基と小型のサブスラスター4基を設置し、そこに大容量プロペラントタンクと後方警戒用センサーを内蔵する構造となっており、[[グリプス戦役]]で運用されていた「高機動型」に分類される機体群と同等の機動性・加速性を本機に与えている。
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;バルカン・ポッド・システム
 
;バルカン・ポッド・システム
 
:[[ガンダムMk-II]]の物をベースに小型化した外付け式の頭部機銃。給弾システムごとヘッドユニットに埋設した半固定装備であり、着脱は不可能。マガジン方式を採用し、交換は頭部右側から行う。
 
:[[ガンダムMk-II]]の物をベースに小型化した外付け式の頭部機銃。給弾システムごとヘッドユニットに埋設した半固定装備であり、着脱は不可能。マガジン方式を採用し、交換は頭部右側から行う。
:威力は弱いが威嚇効果は高く、至近距離ならば敵MSのカメラや関節を破壊出来る。弾体はカートリッジレス型で排莢の必要はない。
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:威力は弱いが威嚇効果は高く、至近距離ならば敵MSのカメラや関節を破壊出来る。弾薬はカートリッジレス型で排莢の必要はない。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
:Eパック方式を採用したビーム・ライフル。取り回しを重視した短銃身型であり、射程距離は短いが近距離~近接戦闘において威力を発揮する。連射性に優れており、混戦時には銃身上部の複合センサーを併用する事で、確実に敵機を排除出来る。
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:[[エネルギーCAP|Eパック]]方式を採用したビーム・ライフル。取り回しを重視した短銃身型であり、射程距離は短いが近距離~近接戦闘において威力を発揮する。連射性に優れており、混戦時には銃身上部の複合センサーを併用する事で、確実に敵機を排除出来る。
 
;ハンド・グレネード
 
;ハンド・グレネード
 
:左腰部に3発装備している接近戦用の特殊擲弾。マニピュレーターによる投擲は勿論、後部に設置された推進器によってラックから直接発射する事も可能。
 
:左腰部に3発装備している接近戦用の特殊擲弾。マニピュレーターによる投擲は勿論、後部に設置された推進器によってラックから直接発射する事も可能。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 改修機 ===
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;[[ジェガン (フレスベルク隊所属機)]]
 +
:[[新生フレスベルク隊|フレスベルク隊]]で運用されているジェガン。
 +
;[[ジェガン (バーナム所属機)]]
 +
:[[ブッホ・コンツェルン]]の私兵集団[[バーナム]]で運用されているジェガンの改修機。
 +
 +
=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ジェダ]]
 
;[[ジェダ]]
:ジェガンのプロトタイプとされる機体。
+
:ジェガンのプロトタイプに位置する機体。
 
;[[ジェガン改]]
 
;[[ジェガン改]]
 
:ジェガンの再設計機。[[百式]]の設計を採り入れているとされる。
 
:ジェガンの再設計機。[[百式]]の設計を採り入れているとされる。
 
;[[ジェガンA2型 (ゼネラル・レビル配備機)]]
 
;[[ジェガンA2型 (ゼネラル・レビル配備機)]]
 
:ジェガンの改良型。総合性能を向上させている。
 
:ジェガンの改良型。総合性能を向上させている。
:;[[キャノンガン]]
  −
::BWSの検証用に改修された機体。
   
;[[ジェガンD型]]
 
;[[ジェガンD型]]
 
:U.C.0096年時のマイナーチェンジ機。装備の換装が可能。
 
:U.C.0096年時のマイナーチェンジ機。装備の換装が可能。
:;[[ジェガンD型 (先行配備機)]]
+
;[[ジェガンJ型]] / [[ジェガンR型]] / [[ジェガンM型]]
::D型の先行配備機。
+
:U.C.0123年時のマイナーチェンジ機。
:;[[EWACジェガン]]
+
;[[プロト・スタークジェガン]]
::D型の偵察仕様。
+
:対艦攻撃型として改修された機体。
:;[[ジェガン (エコーズ仕様)]]
  −
::特殊部隊「[[エコーズ]]」用に改装されたジェガン。
  −
:;[[ジェガンD型 護衛隊仕様]]
  −
::護衛隊用に改装されたジェガン。
  −
;[[プロト・スタークジェガン]]/[[スタークジェガン]]
  −
:ジェガンを対艦攻撃用に改装した機体とその制式採用型。
   
;[[ジェガン重装型]]
 
;[[ジェガン重装型]]
:火力を強化した再設計機。
+
:支援機として再設計された機体。
 
;[[ジェガン 陸戦用重装型]]
 
;[[ジェガン 陸戦用重装型]]
 
:陸戦用に改修した機体。
 
:陸戦用に改修した機体。
;[[ジェガン (フレスベルク隊所属機)]]
  −
:フレスベルク隊で運用されているジェガン。
  −
;[[ジェガン (バーナム所属機)]]
  −
:[[ブッホ・コンツェルン]]の私兵集団[[バーナム]]で運用されているジェガンの改修機。
  −
;[[STガン]]
  −
:[[サナリィ]]で改装されたデータ収集用のジェガン。
  −
;[[ジェガンJ型]] / [[ジェガンR型]] / [[ジェガンM型]]
  −
:U.C.0123年時のマイナーチェンジ機。
  −
:;[[ジェガン (ファイアボール)]]
  −
::R型の改修機。
   
;[[ジェスタ]] / [[ジェスタ・キャノン]]
 
;[[ジェスタ]] / [[ジェスタ・キャノン]]
 
:ジェガンの上位機種。
 
:ジェガンの上位機種。
 
;[[グスタフ・カール]] / ドーラ・カール
 
;[[グスタフ・カール]] / ドーラ・カール
 
:ジェスタと同時期に開発されたジェガンの再設計機。
 
:ジェスタと同時期に開発されたジェガンの再設計機。
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=== 技術的関与のある機体 ===
 
;[[ジムシリーズ]] / [[ネモ]]
 
;[[ジムシリーズ]] / [[ネモ]]
 
:ジェガンはこれらの機体の発展型である。
 
:ジェガンはこれらの機体の発展型である。
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;[[リゼル]] / [[アンクシャ]]
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:ジェガンと部品を共用した可変モビルスーツ。
 
;[[ヘビーガン]]
 
;[[ヘビーガン]]
 
:ジェガンを小型化した機体。
 
:ジェガンを小型化した機体。
;[[リゼル]] / [[アンクシャ]]
+
 
:ジェガンと部品を共用した可変モビルスーツ。
+
=== その他 ===
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;[[ゴージャス・ガンダム]]
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:宇宙戦国時代の[[ミキシングビルドモビルスーツ]]の1機。本体一部に本機のパーツが使用されている。
 
;[[ジェガンブラストマスター]]
 
;[[ジェガンブラストマスター]]
:『[[ガンダムビルドダイバーズ]]』に登場する[[ガンプラ]]。本機のHGUCをベースとしている。
+
:『[[ガンダムビルドダイバーズ]]』に登場するジェガンベースの[[ガンプラ]]。あらゆる高火力武装を単機に集約させた機体となっている。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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=== フィギュア ===
 
=== フィギュア ===
 
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-cca.net/ms/03.html 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト:ジェガン]
    
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