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海軍戦略諜報機関の[[サナリィ]]の「[[フォーミュラ計画]](Fシリーズ)」により開発された[[地球連邦軍]]の試作汎用型[[モビルスーツ]]。機体名にガンダムを称しているが、これは先祖に当たる[[ガンダム]]にあやかった名前で正式名称は「フォーミュラー・ナインティン」。サナリィの趣旨である「モビルスーツの小型化」を目指して設計され、既存のモビルスーツの機能を落とすことなくダウンサイジングに成功している。この機体は「Fシリーズ」の「F9シリーズ」のラインを採用しており、サナリィ製モビルスーツの基本体となっている。当初は搭載OSの異なる2機が製造されたとされていたが、後に3号機である[[クラスターガンダム]]の存在が明らかになり、さらには他の予備機が存在していたなどの事情により、正確な生産数は不明である。
 
海軍戦略諜報機関の[[サナリィ]]の「[[フォーミュラ計画]](Fシリーズ)」により開発された[[地球連邦軍]]の試作汎用型[[モビルスーツ]]。機体名にガンダムを称しているが、これは先祖に当たる[[ガンダム]]にあやかった名前で正式名称は「フォーミュラー・ナインティン」。サナリィの趣旨である「モビルスーツの小型化」を目指して設計され、既存のモビルスーツの機能を落とすことなくダウンサイジングに成功している。この機体は「Fシリーズ」の「F9シリーズ」のラインを採用しており、サナリィ製モビルスーツの基本体となっている。当初は搭載OSの異なる2機が製造されたとされていたが、後に3号機である[[クラスターガンダム]]の存在が明らかになり、さらには他の予備機が存在していたなどの事情により、正確な生産数は不明である。
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ダウンサイジングにあたり、ムーバブルフレームの構成から始まり、ヤシマ重工から提供を受けたマイクロハニカム構造の採用により、フレームの断面を従来品から30%カットに成功。小型の高出力ジェネレータの開発が遅れているため、従来品を小型化したものを2基搭載。
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ダウンサイジングにあたり、ムーバブルフレームの構成から始まり、ヤシマ重工から提供を受けたマイクロハニカム構造の採用により、フレームの断面を従来品から30%カットに成功。小型の高出力ジェネレータの開発が遅れていたので、MS用ではない従来品を小型化したものを2基当初は搭載していた。
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武装は全て外付けの装備「ミッションパック」を採用し、ハードポイントを設置して多種多様な機能を持ち合わせ、現場での即時交換も可能にしている。また、ミッションパックは理論上装着部位が重複しない限り、別々の装備であっても装備することができる。そのため、素体は無駄な装備の一切を取り外した機体になっている。これは実戦を想定していない試験機としての性格が強い本機体の事情による。ただしVタイプだけは装備のジェネレータリソースの配分(特に高出力を要するヴェスバーやビームシールド)や熱配分の関係で他装備の混載は不可能となっている。
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外付けの換装システム「ミッションパック」を採用し、ハードポイントを設置して多種多様な機能を持ち合わせ、現場での即時交換も可能にしている。また、ミッションパックは理論上装着部位が重複しない限り、別々の装備であっても装備することができる。そのため、素体は無駄な装備の一切を取り外した機体になっている。これは実戦を想定していない試験機としての性格が強い本機体の事情による。ただしVタイプだけは装備のジェネレータリソースの配分(特に高出力を要するヴェスバーやビームシールド)や熱配分の関係で他装備の混載は不可能となっている。
    
基本OSは教育型コンピュータに、「擬似人格」を持ち合わせている。この擬似人格は1号機と2号機に試験的に採用され、1号機の総称が「Type-[[アムロ・レイ|A.R]]」で先読みする機能、2号機の総称が「Type-[[シャア・アズナブル|C.A]]」で機体性能を瞬間的に約3倍に引き上げる機能をそれぞれ設定された。
 
基本OSは教育型コンピュータに、「擬似人格」を持ち合わせている。この擬似人格は1号機と2号機に試験的に採用され、1号機の総称が「Type-[[アムロ・レイ|A.R]]」で先読みする機能、2号機の総称が「Type-[[シャア・アズナブル|C.A]]」で機体性能を瞬間的に約3倍に引き上げる機能をそれぞれ設定された。
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:機体各所に配置されたハードポイントを介しミッションパックを換装可能。なお一部の装備を除いて混載が可能な様になっている。
 
:機体各所に配置されたハードポイントを介しミッションパックを換装可能。なお一部の装備を除いて混載が可能な様になっている。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
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=== 基本武装 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
 
:頭部2門内蔵。設計側では必要無しと排除されていたが用兵側からの自衛装備の要求から急遽盛り込まれた装備。
 
:頭部2門内蔵。設計側では必要無しと排除されていたが用兵側からの自衛装備の要求から急遽盛り込まれた装備。
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:背部バックパックに2本装備。配置はRX-78こと初代ガンダムと同じ。
 
:背部バックパックに2本装備。配置はRX-78こと初代ガンダムと同じ。
 
;ビームライフル
 
;ビームライフル
:量産型仕様より威力は高い。火星独立ジオン軍仕様は使用しない。
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:当時の量産型仕様より威力は高い。
 
;シールド
 
;シールド
:1枚板の実体盾。
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:本機専用デザインの1枚板の実体盾。
;マシンガン
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:火星独立ジオン軍仕様が装備。
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;グレネード
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:火星独立ジオン軍仕様が装備。
      
=== ミッションパック ===
 
=== ミッションパック ===
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:寒冷地用。
 
:寒冷地用。
 
;(Dタイプ)デストロイドタイプ
 
;(Dタイプ)デストロイドタイプ
:敵主力の面制圧用装備。実体弾かつ、近距離用の武器が多い。
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:敵主力の面制圧用装備。実体弾かつ、近距離用の重火器が多い。
 
;(Eタイプ)エレクトリックタイプ
 
;(Eタイプ)エレクトリックタイプ
 
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;(Vタイプ)ヴェスバータイプ
 
;(Vタイプ)ヴェスバータイプ
:新型火器専用。
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:新規格火器試験仕様。
 
;(Wタイプ)ウォーバータイプ
 
;(Wタイプ)ウォーバータイプ
 
:軍用機。ノウハウは[[レコードブレイカー]]に活用された。
 
:軍用機。ノウハウは[[レコードブレイカー]]に活用された。
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:当初は配色や内装プログラム以外はほぼ同一仕様だった。
 
:当初は配色や内装プログラム以外はほぼ同一仕様だった。
 
;[[ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様]]
 
;[[ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様]]
:オールズモビル(火星独立ジオン軍)が強奪した2号機を独自に改修した機体。機体色はオレンジと白。ミッションパックによる装備交換機能を排除しセンサーの大型化やアポジモーターの増設などを行ったため、機体性能は向上している。V字アンテナのない頭部と旧ジオン系を彷彿させる左肩のスパイクアーマーが特徴。
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:オールズモビル(火星独立ジオン軍)が強奪した2号機を独自に改修した機体。機体色はオレンジと白。ミッションパックによる換装機能を排除しセンサーの大型化やアポジモーターの増設などを行ったため、機体性能は向上している。V字アンテナのない頭部と旧ジオン系を彷彿させる左肩のスパイクアーマーが特徴。
 
;[[ガンダムF90II]]
 
;[[ガンダムF90II]]
 
:1号機との戦闘で大破した2号機(火星独立ジオン軍仕様)を回収し、機体パーツの6割を新造して製作された機体。バイオコンピュータの搭載やジェネレータの新造などにより性能が向上。デザインも変更され、[[F91]]に似たものとなった。カラーリングは青と白を基調としたものとなっている。ミッションパックが使用出来る様にハードポイントも戻され、本機の製造後に作られたミッションパックも存在する。
 
:1号機との戦闘で大破した2号機(火星独立ジオン軍仕様)を回収し、機体パーツの6割を新造して製作された機体。バイオコンピュータの搭載やジェネレータの新造などにより性能が向上。デザインも変更され、[[F91]]に似たものとなった。カラーリングは青と白を基調としたものとなっている。ミッションパックが使用出来る様にハードポイントも戻され、本機の製造後に作られたミッションパックも存在する。
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;[[ガンダムF91]]
 
;[[ガンダムF91]]
 
:F90V型装備仕様から発展開発された新型試作機。
 
:F90V型装備仕様から発展開発された新型試作機。
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;[[シルエットガンダム]]
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:V型仕様のデータを盗用したアナハイムで開発された実験試作機。
 
;[[クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[クロスボーン・ガンダム]]
 
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